にいがたAIビジネス、中米コスタリカの企業や学生などを対象にオンラインセミナーを開催
オンラインセミナーの様子(画像提供:にいがたAIビジネス)
にいがたAIビジネス株式会社(新潟市中央区)は7月16日と17日、中米コスタリカの中小企業や大学生を対象としたオンラインセミナーを開催した。同社にとって、海外向けのセミナーは今回が初めてとなる。
同セミナーは、在コスタリカ日本国大使館と国際協力機構(JICA)コスタリカ支所の後援を受けて実施されたもので、今年1月に発足した同社が海外向けにセミナーを開催するのは初。
にいがたAIビジネスの大竹崇仁代表取締役CEOによると、コスタリカではAIの活用や5G通信網の整備について国を挙げて進めているという。セミナーには同国の国立技術大学の学生や、その周辺国も含めた中小企業の社員が参加し、2日間合計で370件ほどの申し込みがあった。
セミナーでは、同社の朝妻拓海取締役COOと株式会社コーポレートGPTの照山浩由代表取締役CEOが講師として登壇。両日ともに、セミナー前半はAI業界の世界的トレンドや日本の現状、企業や組織で香長するためのガバナンス構築などを照山氏が解説した。
左から、株式会社コーポレートGPTの照山浩由氏、にいがたAIビジネスの朝妻拓海氏、大竹崇仁氏
後半には、朝妻COOが日本の中小企業におけるAIの導入事例を紹介した。AIを活用する際に重要となる「利用対象分野への解像度」「国語力」の重要性にも焦点を当てたほか、特に企業と学生向けのセミナーであったため、「中小企業がAI時代にどのように生き残っていくかという方法と、これからの未来を担う学生へのヒントを論点にした」(大竹CEO)という。
なお、両日ともに参加者の意欲は高く、質疑応答の時間が足りなくなる場面もあったようだ。在コスタリカ日本国大使館は「今回のAIセミナーは、コスタリカの学生や中小企業がAIの世界の最新動向に関する知見を得るための非常によい機会となった。技術革新が急速に進むAIを活かすためには、自分たちの『国語力』や『情報リテラシー』を高めることの重要性についても気づくことができた」とコメントする。
同セミナーでは、翻訳などの場面でAIを活用。大竹CEOは「海外との距離が近くなった実感できた。相手が初めての国でも、オンラインセミナーをやりやすい」と手応えを語る。そして、「こうした(セミナーなどの)展開ができれば国際協力にもなる。これからも、AI共生社会をつくっていくためにやっていきたい」と話した。
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