静岡ユースの注目選手紹介【Jクラブ編】MF土居佑至(清水)、FW山本将太(磐田)<SBSカップ国際ユースサッカー>
静岡サッカー応援アプリ「シズサカ」の編集部が、8月22日に開幕する「2024SBSカップ国際ユースサッカー」の注目選手を紹介します!今回はJクラブ編。
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MF土居佑至(清水エスパルスユース)
U-13時代から日の丸を背負ってきた左利きのドリブラーだ。U−17日本代表として出場した広島国際ユースサッカー(8月8〜11日)では日本の全勝優勝に貢献。広島県高校選抜戦で見せた、2点目につながる鋭いカットインはまさに真骨頂だった。
主戦場はトップ下、もしくは中盤右サイド。左足の小刻みなタッチで相手の裏をかき、敵陣にボールを運んでいく。積極的な仕掛けとチームに推進力をもたらすプレーは折り紙付きだ。
三重県津市のH&AFCジュニアユースでプレーしていた中学時代、清水スカウト陣に声を掛けられた。「プロになるためにエスパルスに来た」。覚悟を決めてオレンジのユニフォームに袖を通した。
まだ2年生。今大会は清水エスパルスユースの先輩2人、ボランチの矢田龍之介と左サイドのチャンスメーカー小竹知恩も静岡ユースに選出されている。清水の“MF三銃士”が同時にピッチに立てば、即興的なパスワークも期待できる。
SBSカップは「トップチームに昇格して、将来は海外でプレーしたい」と目を輝かせるレフティーの貴重な腕試しの場となる。
FW山本将太(ジュビロ磐田U−18)
まだ高校からプロになるルートをあきらめていない。今大会はトップチームの強化部にアピールする貴重な機会と位置づける。
U-15時代から世代別日本代表に選ばれ、今季はJリーグの公式戦出場が可能となる「2種登録」もされた。しかし、チームメートの川合徳孟が6月に来春のトップチーム加入内定を勝ち取った一方、山本には声が掛からなかった。
「まだチャンスはあるし、最後まであきらめないです(笑)自分はフォワードなので点を取ること。(磐田U-18の)西監督からは『1対1では絶対に仕掛けろ。シュートで終われ』と言われています」
森町出身で磐田第一JFSSでプレーしていた小学時代は県トレセンに名を連ねていた。ジュビロ磐田U-15に入って、さらに成長は加速。日の丸を背負って戦うようになった。
武器は50メートル6秒フラットのスピードを生かした「裏抜け」。筋肉質な171センチの体をフル回転させて最終ラインの背後を突いていく。
今大会はスルーパスを引き出す動きに注目したい。静岡ユースの司令塔はプロ入りを決めた川合が務めることになりそうだ。ジュビロのホットラインがつながった時、13年ぶりの優勝を目指す静岡ユースのジャイアントキリングが見えてくる。