等々力緑地 池に浮かぶ「花壇」誕生 秋の緑化フェアに向けて
等々力緑地の釣池に先月、ピンクや紫、白の花が生けられた花壇が登場した。
この花壇は、川崎市市制100周年記念事業として、10月19日(土)から11月17日(日)まで開催される「全国都市緑化かわさきフェア」(春は3月22日(土)から4月13日(日)開催)の取り組みの一つ。「(仮称)ウォーターガーデン」と題し、4つのいかだの上に咲くように、「サンパチェンス(R)」の花が8色860株植えられている。
この花は、種苗会社(株)サカタのタネが開発したもので、夏の暑さや強い日差しに強く、秋から春まで長い期間楽しめるという。市緑化フェア推進室の担当者は「水の中でも根を張る花で、水やりが必要ないのがこの花壇の特徴」と説明する。今の時期から池の中で花を育てることで、秋のフェア本番には、最盛期を迎える予定だという。「(仮称)ウォーターガーデン」は、壁面、舗装面の緑化と合わせて、水面の緑化の取り組みで、等々力=スポーツというイメージが定着している中で、緑地内に「釣池」があることをPRすることも目的だ。
今回、川崎市で開かれる緑化フェアについて、同担当者は「都市部ならでは緑化フェアとして、多様な緑化技術により、こんな場所でも緑化できるんだという取り組みを展開していきたい」と狙いを語る。同担当者は「緑化フェアを通じて花と緑の展示に触れていただき、自宅や職場でも楽しんでもらえたら」と話している。