もっと早く教えて…。「キッチンの水栓」レバーの位置が“真ん中”だと光熱費が上がるワケ
節約生活スペシャリストの三木ちなです。食器洗いや調理に手洗いなど、毎日何度も使うキッチンの水栓。最近は気温の高い日も増え、お湯を使う頻度が減ってきた方は少なくないでしょう。しかし、水栓の“レバーの位置”によっては、光熱費がムダになっているかもしれません……。そこで今回は、意外と知らない「キッチンの水栓」の正しい使い方と豆知識をご紹介します。
キッチン水栓のレバー、“常に”真ん中にしてない?
突然ですが、キッチンの水栓のレバーはどの位置で使っていますか? きっと無意識のうちに、レバーを真ん中にして水を出している方が多いかと思います。
キッチンに多い混合水栓は、右にひねると「水」、左にひねると「お湯」が出るしくみ。ちょうど真ん中の位置は、水とお湯を混ぜた「設定温度の混合水」が出ます。じつはこれ、給湯器の電源がONであればお湯を使おうとする動作になります。そのため、結果的に給湯器が作動し、光熱費がかかる可能性があります。
ただでさえ電気代がかさむ時期、“レバーの上げっぱなし”で不必要なエネルギーを消費するのはもったいなく感じますね。
給湯機のスイッチを切れば問題なし!
レバーを常に真ん中にしていると“お湯を使おうとする動作”になりますが、あくまでもこれは「給湯器の電源が入っている場合」です。給湯器の電源がOFFになっていれば、当然お湯は出ません。
レバーの位置を真ん中にするのを避けることも大事ですが、同時にお湯を使わないときは給湯器の電源を切ることも光熱費の節約につながります。
ムダな出費を減らすためにも、キッチンの水栓・給湯器の使い方を変えてみませんか?
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア