医師が常駐するOBC社内診療所が東邦大学医療センターと連携、地域医療連携協力機関として登録
オービックビジネスコンサルタント(東京都新宿区、OBC)は11月6日、社内診療所が地域医療連携協力機関として登録されたことを発表した。
緊急時の迅速な大学病院への紹介や連携が可能に
東邦大学医療センター(大森病院・大橋病院・佐倉病院)の地域医療連携協力機関として登録された。同社の健康経営に取り組む姿勢に対して賛同し、緊急時には社内診療所から、各大学病院への紹介や連携が迅速に行えるようになり、社員とその家族が高度かつ専門的な治療を受けられる体制になった、としている。
1000人規模の企業では数少ない、医師が常駐する企業内診療所
「OBC社内診療所」は、2022年4月に医師が常駐するクリニックとして開設。社員とその家族は、福利厚生の範囲内でさまざまな医療サービスを受けられる。本社社員は直接利用でき、支店勤務の社員はオンラインで診察が受けられる。
同診療所は、禁煙補助薬の処方ができる「禁煙外来」なども設置する診療機関としてのほか、健康カウンセラーや健康経営の推進役としての役割を果たしている。和田悠起子院長は、社内の人事部門と協力し、アプリを活用したウォーキングイベントや、社外フィットネスジムとコラボしたヨガ体験教室、食事セミナーなどの施策を実施している。同社によると医師の常駐は「1000人規模の企業では数少ない」という。
高度医療を提供する特定機能病院と連携、地域医療連携協力機関制度
地域医療連携協力機関制度は、地域の医療機関と特定機能病院などがお互いに協力し合い、患者の状態に応じた最適な医療サービスを提供することを目指すもの。
特定機能病院として承認を受けている病院は全国88か所ある(2024年10月1日時点)。今回、同社診療所が登録された東邦大学医療センター大橋病院(東京都目黒区)では、制度に登録すると「地域医療連携協力機関」としてウェブサイトに掲載されるほか、「東邦大学医療センター大橋病院 地域医療連携協力機関」の呼称が使えるようになる。
当メディアでは、OBC社内診療所の「禁煙外来」「ダイエット外来」「女性外来」についても紹介している。同発表の詳細は公式リリースから確認できる。