「3連休まで雪と寒さに注意」寒波で冬型の気圧配置 北海道の天気予報・気象予報士が解説/2025年2月18日更新
北海道のあす2月19日(水)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気
雪と寒さに注意
18日午後4時までの24時間で降った雪の量です。
道南で多くなっているのがわかりますね。
17日夜から18日朝が雪のピークになったところが多かったですが、後志の黒松内町では日中も断続的に雪が強く降って41センチのドカ雪になりました。檜山の今金町も40センチと、2月としては31年ぶりの大雪になりました。札幌は7センチでした。
本州でも「寒波の影響で大雪」とニュースになっていますが、北海道もまさにこの影響です。
3連休まで全国的に冬型の気圧配置が続くので、雪と寒さに注意が必要です。
では、19日午後6時までの24時間に降る雪の量です。
赤や紫のエリア、札幌の山沿いや留萌周辺で30センチ前後。道央の多いところで40センチの大雪です。
大雪となった黒松内町、今金町周辺でもさらに10センチ前後の雪が降りそうです。交通障害や車の立往生、なだれにも注意して下さい。
2月19日の北海道の天気と気温
札幌は18日は断続的に雪が降りました。寒さも戻り、このままいくと札幌は15日ぶりに最高気温がマイナスの真冬日になりそうです。
19日の天気と気温です。
日本海側の海岸部を中心に雪や風が強まるでしょう。太平洋側は晴れ間が出ます。気温は18日と同じくらいで、この時期らしい寒さでしょう。
AN)続いて、いまの浦河です。浦河も雪が積もっていますね。
児玉)はい。きのうゼロだった積雪が今朝は19センチまで増えました。路面凍結にも注意して下さい。
19日の時間ごとの天気。道央・道南からです。
札幌や小樽、倶知安、千歳は雪でふぶくでしょう。時間にゆとりを持ってお出かけ下さい。江差も時折雪が降りますが、浦河は晴れる見込みです。
道北・空知です。
羽幌や留萌は午前を中心に雪でふぶくでしょう。滝川や岩見沢でも10センチくらいの雪が降りますが、旭川は大きな崩れはなさそうです。
道東・オホーツク海側です。
道東は晴れるでしょう。オホーツク海側は19日朝にかけて5センチくらいの雪が降りそうです。北風の影響で流氷は広く接岸した状態が続くでしょう。
2月19日からの北海道の週間天気予報
週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
札幌周辺は雪の日が続くでしょう。そのほかは割合穏やかですが、木曜から朝晩の冷え込みが強まります。
木曜の旭川の最低気温は‐20度、札幌も‐8度で水道凍結に注意が必要です。3連休にかけて朝晩の冷え込みと日中の寒さが続きます。
つづいて、太平洋側です。
函館や千歳は雪が降りやすいですが、木曜日以降、大雪になる可能性は低いでしょう。道東は晴れますが、帯広の最低気温は木曜日以降-15度を下回りそうです。
2月19日の札幌の朝昼晩の天気
19日の札幌です!朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
日中はふぶいて、もんすけも険しい表情ですね。
昼間は0度くらいなので少し湿った雪でふぶきそうです。風の影響で傘がさしにくくなるので、防水加工の効いた上着や、ズボンの上にもシャカシャカのレインパンツをはいてもいいかもしれません。
時間にゆとりを持ってお出かけ下さい。
雪の情報は、HBCのホームページの「もんすけ雪かき予報」でもご紹介しています。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。
※18日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU