市民、警官連携で救助 幸消防署が感謝状授与
幸消防署(幸区戸手/永岡敦司署長)は3月12日、路上で倒れた傷病者を救助した4人に感謝状を授与した。
救助にあたったのは、工藤結夏さん、畠山優哉さん、大久保雄太さん、鈴木麻美さんの4人(鈴木さんは後日表彰)。通勤途中だった工藤さんは、鹿島田の路上で倒れている傷病者を発見し、すぐに119番通報をし、救急隊に現場の情報などを伝えた。ちょうどパトカーでそばを通りかかった幸警察署地域課の畠山さんと大久保さんも、事態を把握して合流。「駅には必ずある」と考えた畠山さんは、新川崎駅にAEDを取りに行き、大久保さんは脈を測った。傷病者の心肺は救急隊が到着する前に再開した。
永岡消防署長は「勇気ある行動のおかげで、かけがえのない命が救われた。4人の活躍に感謝するとともに、今後救命講習の機会を増やしていきたい」と話した。