蒸したて野菜が甘い♪明石の隠れ家『食彩処 あすかの郷」で味わうせいろ蒸し定食 明石市
明石の朝霧小学校すぐそばを通る度に、鮮やかな緑色の看板に目を惹き付けられていたお店があります。落ち着いた佇まいはまるで隠れ家のよう。ずっと気になっていた筆者、ランチタイムに訪問してきました。
『食彩処 あすかの郷』は今年の5月にオープンしたばかりの新しいお店。バス停「朝霧小学校前」からすぐの明舞マンションの1階で営業されています。
扉を開くと厨房から漂う料理の良い香りと心地よい音に、気持ちがほっと和みます。明るく温かな空気が流れる店内にはテーブル席とカウンター席があり、1人でも家族や友人とでも訪れやすい雰囲気。
にこやかに迎えてくれたのは店主の五十嵐ご夫妻。同店を始める前は丹波篠山市の『あすか農房』という料理店で腕をふるわれていました。そちらの運営を一緒に働いていたスタッフに委ね、以前に住んでいたこの地で、2号店『食彩処あすかの郷』を始められたとのこと。
メニューを開くと料理の種類の多さに驚き!定食や一品料理など幅広くそろっていて選ぶのが楽しい♪子どもメニューも3種類あります。
今回は一番人気「せいろ蒸し定食」をいただくことに決めました。
運ばれてきた「せいろ蒸し定食」は、驚くほどの品数!そして蒸籠の蓋をあけるとふわ~っと立ち上がる湯気!蒸したてほかほかの彩り豊かな野菜たちと厚みのある豚肉に、見ているだけで食欲がそそられます。
蒸籠の中に入る野菜は、常時10種類以上!筆者がいただいた日はなんと15種類。蒸すことで野菜の甘味が引き出され、根菜類はホクホク、トマトは甘酸っぱくジューシーと、それぞれの持ち味もより魅力が増します。
蒸された豚肉は簡単にかみきれる柔らかさ、そしてぎゅっと凝縮された旨味が溢れます。程よく脂が落ちていてあっさりといただけるのも嬉しい♪
豚肉も野菜もそのままで十分美味しいですが、添えられた抹茶塩や2種類の付けタレ(ポン酢・ゴマだれ)をつけて、味の変化を楽しむのもおすすめです。
せいろ蒸しを囲むのは彩り豊かな小鉢に、ほっとする味わいのお味噌汁。そしてご飯は丹波篠山の農家から直接仕入れているコシヒカリ!お米1粒1粒に甘味があってそれだけでごちそうの味♪
小鉢は驚きの7種類!内容は日替わり。どれも家庭的な落ち着く美味しさ、そして味付けや盛り付ける小皿も1つずつ違っていて、そんな心遣いも嬉しい。
「“特別”ではなく“日常”の食事を楽しんでほしい」と語る五十嵐さん。提供される料理は、美味しいのはもちろん身体に優しくて毎日でも食べられるもの。
メニューが多いのは、より多くのお客様楽しんでほしいという想いから。「メニューを増やすばかりで、減らさないんです」と笑いあうご夫婦の様子にも癒されました。
今後は夜メニューにビフテキやトンテキなどのボリュームがある料理や、定食につくお惣菜の品数を増やそうと考え中だそうです。
『あすかの郷』には毎日通いたくなる、まるで実家のような安心感があります。今日は疲れたから自炊はちょっとお休みしたい、家族と一緒にゆっくり食事を楽しみたい、そんな気分の日にも気軽に立ち寄れる、温かなお店です。
場所
食彩処 あすかの郷
(明石市大蔵谷奥16-5 明舞マンション145)
営業時間
ランチ 11:00~15:00(L.O.14:30)
ディナー 17:00~22:00(L.O.21:30)
定休日
日曜日・祝日の夜
月曜日(祝日・振休の場合は昼のみ営業)
駐車場
有(店舗がある建物の西側からスロープを降りて地下駐車場に入れます)
※入り口が狭いためご注意ください