小さなお子さんも参加OK!伏見区深草・藤森神社の「藤森祭」の引き神輿
新緑が美しく、さわやかな風が吹くすがすがしい季節となりましたね。
こんにちは!深草に移住して8年目、ママライターの谷口です。
今回の舞台は、毎年5月5日に行われる藤森神社のお祭り「藤森祭」。
未就学児の小さな子どもでも体験できる「引き神輿」のレポートをご紹介します。
この度お世話になったのは、藤森神社に3基あるお神輿のひとつを預かる「深草郷神輿会」さん。
戦後の一時期は担ぎ手が減少し、34年間担がれることがなかった時期もあったといいます。
しかし、平成9年には氏子さんや有志の方々によって深草郷神輿が復活!
現在は、修復を経て輝きを取り戻した深草郷神輿が再び町内を廻っています。
子供神輿がスタートしたのは、コロナ禍が落ち着いた2023年。
「神輿巡行の文化を引き継ぐ子どもたちに、神輿を身近に感じてもらいたい」という目的で、お神輿を担いでみたい子どもを募集しています。
引き神輿の対象年齢は、小学校に入る前の小さなお子様です。
歩く距離は200mほどなので、初めてでも安心して参加できますね!
毎年、沿道から「かっこいい~!」と眺めていたお神輿。
我が子はまだ4歳と2歳、子供神輿に関われるのはまだ先だと思っていたのですが、幼児が参加できる「引き神輿」があるなんて!
ホームページで告知をみて、すぐさま申し込みました。
当日は、アーバンホテル京都の裏手にある公園に集合(午後4時30分)。
子ども用の法被を受け取り、お神輿が到着するまで待機します。
鮮やかな緑色のかっこいい法被を着て、子どもたちもうれしそう!
お神輿は30分ほど到着が遅れていましたが、子どもたちは公園で遊ぶことに夢中だったので、待つことは苦になりませんでした。
遊びながら出番を待っていると…どこからか祭りばやしが聞こえてきます!
親も子もソワソワ。全員が2列に並び、意気揚々と公園から師団街道へ移動します。
沿道には大勢の人たちが集まり、大いに盛り上がっています!
いよいよお神輿に参加するんだ…!と、親の方がドキドキ!?
子供神輿の前方に紅白の綱が2本つながれていて、子どもたちはその内側に入ります。
ただならぬ雰囲気に、子どもたちも凛々しい表情に!
一人で歩くのが不安なお子様は、もちろん親御さんと一緒に入っても大丈夫ですよ。
「あ~ら、よいよいよいっ、あ~ら、うんとま~かせ!」というお兄さん・お姉さんの頼もしい声に支えられながら、小さな子どもたちも一生懸命に綱を引きます。
沿道からは自然と温かい拍手が沸き起こり、地域の方々の優しいまなざしにほっこりしました。
途中で一旦休憩をはさみ、大神輿の辻回しを近くでじっくり見学できたことにも大興奮!
しっかりと休憩の時間があったので、子どもたちも水分補給や身体を休めることができました。
辻回しが終わったら、再出発。ゴールは京阪藤森駅の西側、あと少しです!
200mでも子どもにとってはとても長く、充実した時間になったことでしょう。
最後は法被をお返しして、頑張ったご褒美にお菓子をいただき、にっこり笑顔に。
みんな、よく頑張りましたね!
引き神輿の子どもたちはここで解散となりましたが、お神輿は藤森神社へと向かいます。
子どもたちは「楽しかった!」「もっとお神輿が見たい!」と言うので、私たちはそのままお神輿を追いかけ、引き神輿の余韻を楽しみました。
実際に引き神輿に参加してみて…
伝統を次世代へと引き継ぐには、地域の子どもたちが祭りに親しむ体験がとても大切なのだということを実感しました!
引き神輿に参加した子どもは、小学生になれば「子供神輿」の担ぎ手に。
そしていずれは、「大神輿(男神輿)」「女神輿」へ…と、赤ちゃんからご高齢の方まで続いていく。
私は結婚を機に深草に移住してきた身ですが、藤森祭の神輿巡行を通して家族と地域の人々との深いつながりを感じることができました。
担ぎ手は地元が深草という方ばかりと思いきや、幅広い地域の方が参加しているそうです。
「来年こそはお神輿に関わってみたい」という方は、ぜひ深草郷神輿会のホームページやインスタグラムをチェックしてみてください。
お神輿への想いと力強いエネルギーに圧倒され、忘れられない思い出を作ることができますよ!
▼深草郷神輿会~子供神輿~
https://fukakusago.site/?page_id=1785
▼藤森神社 深草郷神輿会 インスタグラム
https://www.instagram.com/fukakusago.mikoshi.5.5/
■スポット情報
店舗名:深草郷神輿会
住所:京都市伏見区深草鳥居崎町609(藤森神社内)
電話番号:075-641-1045(藤森神社)