本州一の厳寒地「岩洞湖」で、 快適にワカサギ釣りを楽しむ「ドーム船」はいかが?
こんにちは、アウトドアが大好きなKIMIDORIです。
さまざまな釣りやキャンプに幅広くチャレンジして、四季問わず楽しんでいます。
さて以前、「氷上ワカサギ釣りの楽しみ方」についてお伝えしたことがあるのですが、今回は岩手県岩洞湖を例に、「ドーム船でのワカサギ釣りの魅力」についてお届けします。
毎年、氷上ワカサギ釣りを楽しみにしている私。気候の都合などで解禁されるのが遅くなると待ち遠しいばかりです。今年もようやく解禁を迎え、さっそく岩洞湖を訪れてみましたので、実釣の様子や釣果も含めご紹介したいと思います。
本州一の厳寒地「岩洞湖」とは?
まずは、「岩洞湖」についてご紹介します。
マイナス20℃!
分厚い氷に覆われる岩洞湖
岩手県盛岡市の北東に位置する「岩洞湖」は、岩洞ダムによって形成された人造湖です。周囲は自然に囲まれており、美しい景観が広がっています。
本州で最も寒い地域の一つとして知られ、冬には氷点下20℃を下回ることもあります。そのため、冬季には湖面が厚い氷で覆われ、シーズンになると解禁される「氷上ワカサギ釣り」が人気を集めています。
そんな岩洞湖でのワカサギ釣りにおいて、寒さをしのぎながら快適に楽しめるのが「ドーム船」です。ドーム船は暖房完備の屋内釣り場となっており、厳寒の地でも安心して釣りができるため、初心者やファミリーにもおススメの釣りスタイルです。
釣り人のための(?)「岩洞湖レストハウス」
「岩洞湖」は盛岡市内から車で約50分の距離にあります。公共交通機関を利用する場合は、JR盛岡駅から岩洞湖方面行きのバスを利用する方法があるようですが、運行本数も限られているため、事前に時刻表や詳細を確認することをおススメします。
私はいつも自家用車を利用しているのですが、注意点として雪道での運転はもちろん、道中は基本的に山道でコンビニもほとんどないので、早めのトイレ休憩や必要な食料などを購入しておくと安心です。
東側のルートから岩洞湖へ向かう際には最寄りの道の駅に「三田貝分校」がありますので、ここが最後のトイレ休憩スポットになります。西側から行く際には「ローソン盛岡桜台店」があり、ここが最後のコンビニです。
道の駅「三田貝分校」
岩洞湖ワカサギ釣りの拠点となる「岩洞湖レストハウス」は、釣り人のための施設として充実しています。駐車場や休憩スペースのほか、美味しい食事を楽しめる食事処も入っています。また、軽食や釣具の販売、レンタルも行っているので、釣行前に立ち寄ると便利です。
シーズン期間は早朝から営業
レストハウス内では釣具も販売
釣り竿セットや氷上用のテント、ドリル、ソリ、長靴もレンタル可能
岩洞湖レストハウス
住所:〒028-2711 岩手県盛岡市薮川外山24-12
TEL:019-681-5039
HP:https://gandouko.wixsite.com/gandouko-resthouse
オフィシャルブログ:https://ameblo.jp/gandoko5039
ドーム船ワカサギ釣りの魅力
1~6番まであるドーム船
さて次に、私が今回初めて体験したドーム船の魅力についてお伝えしたいと思います。
寒さ対策バッチリ!快適に過ごせるドーム船内
「本州一の厳寒地」ともいわれている岩洞湖ですので、氷上ワカサギ釣りの場合は防寒着はもちろんのこと、ストーブやマット(椅子)など、テント内での寒さ対策が重要です。では、ドーム船だとどうでしょうか…?
監視詰所で受付後、桟橋を歩いてドーム船へ
ドーム船は想像していたよりしっかりとした室内になっており、石油ストーブも設置されているので快適! ジャンパーを着たり、厚手の靴下を履くくらいで私は十分でした。ただ、足元が少し冷えるので、寒がりな方はブランケットなどを持っていくとよいかもしれません。
また、ドーム船内には貸出のクッションもあるので座って釣りをするのも快適でした。トイレも一度外に出る必要はありますが、わざわざレストハウスや監視詰所に行かなくても、近くにありますので気軽に行くことができます。
ドーム船内にはストーブやクッションが完備
ドーム船のそばにあるトイレ充実したレストハウスの食事
タイミングが合えば出前も可能!?
そして、楽しみにしていたのがレストハウスの「出前」です。ただ、訪れた日がちょうど氷上解禁日(※)だったため、出前は休止とのこと。レストハウス内での引き渡しとなっていました。しかしメニューは充実しており、全部美味しそうです。
※出前はドーム船のみの営業時。氷上が解禁されるとお休みとなり、レストハウス内での引き渡しになります
今回、私はレストハウスでカツカレーを食べましたが、ボリュームもあり最高に美味しかったです。ちなみに、レストハウスでは生乳ソフトも販売されており、こちらも美味しいのでおススメですよ。
充実した出前メニュー
ボリューム満点カツカレー丁寧で優しい対応が嬉しい!
ドーム船の予約は「岩洞湖漁協」へ
ドーム船の予約は岩洞湖漁協へ電話し、日付と人数を伝え予約します。今回初めての電話で少し緊張しましたが優しく対応してくれ、船内の様子や防寒について尋ねた際も丁寧に教えてくれました。釣り竿セットのレンタルについては、レストハウスへの電話予約になりますのでご注意ください。
レンタル竿の使い方やアドバイスは、レストハウスHPにも掲載されています。最新の状況や情報も各ブログで更新されていますので、こちらも事前に要チェックです。
ドーム船の予約・受付は「岩洞湖監視詰所(岩洞湖漁協)」にて
当日、受付となる岩洞湖監視詰所(岩洞湖漁協)へは、レストハウスから一度国道455号へ左折で出て、50mくらいのところに目印となる看板があるのでそこから入ると、すぐ到着します。受付で遊漁券やエサの購入もできますので、レストハウスでのレンタルがなければ直接こちらへ行っても大丈夫です。
監視詰所(ドーム船)への案内看板
監視詰所の入口(ドーム船受付)
岩洞湖監視詰所(岩洞湖漁協)
住所:〒028-2711 岩手県盛岡市薮川字外山24-80
TEL:019-681-5678
オフィシャルブログ:https://ameblo.jp/0409-1977/
快適なドーム船内でいざ実釣!
がしかし…釣況はまだまだこれから?
ドーム船内の様子
私が訪れたのは平日ということもあって、各船内に1~2組の方が入っているくらいの感じで空いていました。しかし、土日はすでに1ヵ月先まで予約で埋まっているといった状況のようです。
入口には靴を脱ぐスペースがあり、氷が張っていた場合に取り除くための道具なども置いてありました。中に入って場所を決めたら、釣り座の足下に木の板で蓋がしてあるのでそれを開けると、湖面が見えます。あとは道具を準備すればワカサギ釣りのスタートです。
仕掛とエサを準備し、アタリの出るタナを見つける
今回の仕掛は、「瞬貫わかさぎ 秋田キツネ型 7本鈎(ハヤブサ)」と「瞬貫わかさぎ 細地袖型 7本鈎(ハヤブサ)」を使用しました。
エサは「紅サシ」と「白サシ」を両方準備しましたが、基本的には紅サシがあれば十分です。エサの付け方は1匹チョン掛けで使うか、食いが渋いときは半分にカットして使います。ワカサギの反応次第で、エサや付け方を変えてみるのがよいでしょう。
タナは底から探っていきますが、アタリがない場合は少しずつ上の層でも誘いを入れて探ってみます。アタリの出るタナを見つけることが釣果を上げるコツの一つです。
左と右とそれぞれ異なるタックルの二刀流で釣ってみました貴重な初ワカサギを美味しくいただきました!
結果の方はというと…、道具などの準備を終えて7時ごろに開始し、約1時間後に1尾。そこから数時間後に1尾と、合計2尾。かなり渋かったです…。
あの手この手でいろいろ試しましたがアタリもほとんど出ず、釣果は残念な結果に。別のドーム船に入っていた方とも話をしましたが、同じような状況とのことでした。氷上が解禁されてそっちの方に魚が集まっていたのでしょう(そう思うことにします(笑))。
とはいえ貴重な2尾ですので自宅へ持ち帰り、天ぷらにして美味しくいただきました。今シーズン初のワカサギということもあってか最高に美味しかったですよ。
快適で安全に楽しめるドーム船でのワカサギ釣り。初心者の方やファミリーにも「釣って楽しい、食べて美味しい」おススメの冬のアクティビティです。他県からも結構来られているみたいですので、旅のプランに入れてみてはいかがでしょうか。ぜひ一度体験いただければと思います。
釣りやアウトドアに関する情報について、また次回以降も引き続きご紹介します。
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レポーター
プロフィール:KIMIDORI
青森県在住
氷上ワカサギ釣りからオフショアでのジギング、テンヤ、ショアジギングやエリアトラウトなど幅広くやっています。キャンプも年中通して行っているアウトドア好きです。ブログやSNS、YouTubeを通じて釣りやキャンプの魅力をお伝えしたいと思い活動しています。
インスタグラム:
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