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へそ(ゆるめるモ!)[インタビュー]新体制で新たなアドベンチャーへーー過去、新曲、未来を語る「ゆるめるモ!は今が1番カッコいいものを魅せられていると思う」

Pop’n’Roll

へそ(ゆるめるモ!)[インタビュー]新体制で新たなアドベンチャーへーー過去、新曲、未来を語る「ゆるめるモ!は今が1番カッコいいものを魅せられていると思う」

ゆるめるモ!が、9月14日(土)に新曲「泡べちゃアドベンチャー」を配信リリースした。

今年5月に新メンバーのらき、まことの2名が加入したゆるめるモ!にとって新体制初の楽曲となる「泡べちゃアドベンチャー」は、ユニークな歌詞を叩き込むラップパートや疾走感あふれるビートに乗せて力強いユニゾンボーカルを聴かせる彼女たちらしい中毒性あふれる楽曲となった。

今回、Pop’n’Rollでは、ゆるめるモ!メンバーのソロインタビューを実施(現在休養中のまことを除く)。ゆるめるモ!加入を目指した理由からこれまでの活動、新曲への想いなどについて話を訊いた。

第3回目となる本日は、へそのインタビューをお届けする。

・ゆるめるモ!の写真 4枚

編集協力:竹内伸一

初めてのレコーディングで自分ってカッコいい歌声してるかもって思った

――アイドルになろうと思ったきっかけは何だったんですか?

へそ:
もともとけっこう目立ちだがり屋というか、お笑い芸人になりたいって思ってた時期もあるくらい人前に立つことに興味があったんです。そしたら、友達からゆるめるモ!っていう存在を教えてもらって、それでライブに行くようになって、すごくいいグループだなって。そんな時にたまたま研修生のオーディションがあったので、受けてみたら合格しました(笑)。

――お笑い芸人になりたいと思っていた時にゆるめるモ!に出会ったんですよね。どんなところが刺さったんですか?

へそ:
王道のアイドルっていうよりかは、ロックもあるし、可愛い部分もあって面白いなって思ったのと、ライブがカッコよくて……そこが1番だったかも。ライブのカッコよさに惹かれました。

――アイドルになりたいと思っていたわけではなかったけど、自分を表現できて目立てる場所を探していたら、それがゆるめるモ!だったんですね。

へそ:
そうですね。

――オーディションは自信があったんですか?

へそ:
ありました(笑)。最初はダンスとかじゃなくて、普通に面接みたいな感じだったんですけど、その時にモノマネをやったら、意外と手応えがあって。“これはいけたかもしれない”って思いました(笑)。

――どんなモノマネをやったんですか?

へそ:
やしろ優さんがやってる芦田愛菜ちゃんのマネ(笑)。“特技とかありますか?”って聞かれたので、もともとお笑いや面白いものが好きなので、それでやろうかなって。

――アイドル活動を始めてみて、どうでしたか?

へそ:
自分を表現したいっていう気持ちだけで入ったので、歌とか、すごく難しくて。けっこう最初はつまずきました。もともと歌にまったく自信がなくて。“やっぱり歌は苦手だな”って思いながらずっとやっていたんですけど、経験を積んでいくとだんだん声が出るようになったりするし、けっこう筋トレとかいっぱい走ったりとかしたんですよ。それで“自分の歌、成長してるかも”って思えるようになって、そこからどんどん自信につながっていきました。

――努力したんですね。

へそ:
しました! めっちゃしました(笑)。それまで運動は、全然やってなかったんです。最初の頃、体力面が心配って言われたことがあって、それで“トレーニングで体力をつけていこうね”ってことになって。走ったり歩いたりをくり返すんですけど、9~10kmとか走ってました。

――トレーニングをして、自分の中で手応えを感じるようになったのはいつ頃ですか?

へそ:
どれくらいだったかな? そのタイミングは正直覚えていないんですけど、ゆるめるモ!に加入して、初めてのレコーディングで自分の声を直に聴いた時に“あれ、意外と自分ってカッコいい歌声してるかも”って思ったんですよね。それは覚えてます。

――初めてのレコーディングでは、自分で聞いている声と録音した声に違和感があってショックを受けるという話をよく聞きますけど、へそさんは“これはいいかも!”って思えたんですね。

へそ:
“なんかカッコいいな、自分”って(笑)。でも、それでめちゃめちゃ自信がつきました。

――カッコいいアイドルになりたいという気持ちがあるんですか?

へそ:
ありますね。キラキラよりかは“カッコいいロックだぜ”みたいなのが好きです。ロック、全然詳しくないんですけど(笑)。単純にカッコいいものが好きなのかなって思います。

――カッコいいという意味で憧れているアイドルやアーティストはいますか?

へそ:
好きなアイドルさんもバンドさんもいるんですけど、憧れっていうとアイドルさんでいます。きのホ。さんなんですけど。楽曲もパフォーマンスも強いって感じで、すごくカッコいいなって思います。憧れます。

へそ(ゆるめるモ!)

<GOLDEN YOU TOUR>が今までで1番大きな成長だった

――研修生からゆるめるモ!に昇格した時はどう思いました?

へそ:
“まさか入れるなんて!?”って思いました。ぴゅーぴるモ!のオーディションの時は“これはいけたでしょ”って思ったけど、ゆるめるモ!に加入することが決まった時は、ドッキリかと思って。Zoomで“加入が決まりました”って言われたんで、(ニンゲン観察バラエティ)『モニタリング』みたいに私のリアクションを撮ってるんじゃないか、このリアクションで加入できるかどうかが決まるのかもって思いました(笑)。そのくらい、素直に信じられなくて驚きました。びっくりでした。

――研修生だから、いつかは昇格できるかなって思っていなかった?

へそ:
ゆるめるモ!になりたくて頑張っていたけど、やっぱり当時はまだ自信がないところもあって。

――初めてのレコーディングを経験する前ですからね。

へそ:
それで“まさか自分が”っていう感じでした。

――加入してプレッシャーはありましたか?

へそ:
プレッシャーはなかったかな。そんなことを感じている余裕がないというか、もっと成長しよう、もっと頑張ろうっていう気持ちだけでした。

――では、ゆるめるモ!のメンバーとしてステージに立った時は、どういう気持ちになりました?

へそ:
やっぱりめちゃくちゃ嬉しかったです。ずっとめちゃめちゃカッコいい、好きって思ってたグループなので。自分の色があって、衣装があって、私は“ゆるめるモ!のへそ”で……嬉しかったです。感動もしましたし、楽しかったです。

――充実したスタートが切れたわけですね。

へそ:
スタートはめちゃくちゃ嬉しいがいっぱいでした。

――活動を休止していた期間がちょっとありましたよね?

へそ:
ありました。コロナ禍の期間が重なってしまい、家族からの心配もあり活動休止させていただきました。

――復帰する時は、どんな想いでしたか?

へそ:
お休みしてしまうと、やっぱりメンバーにいろいろ負担がかかってしまうので、申し訳ない気持ちでした。明るく“ただいま~!”っていう感じでは戻れなかったです。ファンのみなさんの前では“(明るい声で)ただいま~!”でしたけど、メンバーには“(冷静な声で)よろしくお願いします”って感じでした。

――気を遣ってしまう部分はありますよね。でも、ほかのメンバーは“戻ってきてくれてありがとう”と思っていたんじゃないですかね。

へそ:
どうかな(笑)。

――今年5月に新メンバーが加入しましたが、それによってグループはどう変わりましたか?

へそ:
ずっと私が1番後輩だったんですよ。その前は先輩がいるっていうのが3~4年くらいあったので、新メンバーが入って、自分が先輩になってっていうのにまずちょっと戸惑いました。全然先輩面できないというか(笑)。戸惑いもあるし、新鮮さもあるみたいな感じです。先輩なんでやっぱり“ついてこい!”みたいな雰囲気も出さなきゃいけないと思うんですけど……今までは“ついていきます!”だったので、なんだかもどかしいです(笑)。でも、めちゃめちゃ新鮮です。グループとしてはすごくカラフルになってめちゃめちゃいいなって思うし、バランス的にもすごくいいなって思ってます。

――人数が増えてパフォーマンスも楽曲の雰囲気も変わりますよね。

へそ:
あ、全然変わります!

――ライブパフォーマンスに関しては、どんなところに気をつけていますか?

へそ:
とにかく楽しむってことかな。みんなも楽しませるし、自分も楽しむ。それと、自分が表現できる“カッコいいライブ”を魅せるってことかな。あとは、メリハリをつけるのも意識したりしてます。しっとりした曲だったら、優しく歌うところはそう歌うし、カッコよく魅せたいところや、伝えたい想いが強い歌詞があったら、そこは強く表現するとか、そういうことは気にしています。

――これまでゆるめるモ!として活動してきて、印象に残っていることは何ですか?

へそ:
17曲入った『GOLDEN YOU』(2023年6月)っていうアルバムを出して、ツアーをしたんですけど、それは印象に残っています。やっぱり、自分たちの曲がこんなに詰まったアルバムを出せたのがまずすごく嬉しくて。全部すごく好きな曲だし。それもまた10周年の年だったんですよ。節目にアルバムを出せて、10ヵ所のツアーもできて。自分としても成長できたなっていうツアーだったんです。

――具体的にどんなところに成長を感じたんですか?

へそ:
アルバムの曲、新しい曲をそのツアーで自分たちのものにできてる感がすごくあって。パフォーマンスもライブを重ねるごとに徐々によくなっているなって、ライブ映像を見返してすごく思いました。あの時が今までで1番大きな成長だったなって思います。

へそ(ゆるめるモ!)

へそらしさみたいなものがちゃんとあって、のびのび歌いました

――新曲「泡べちゃアドベンチャー」を初めて聴いた時は、どんな感想を持ちました?

「泡べちゃアドベンチャー」

へそ:
難しいなって(笑)。リズムがめちゃめちゃ変わったりとかして、“なんだ!? めちゃめちゃ難しい曲ができたぞ!”って思いました。ラップがあったりして、見せ場がたくさんあるし、メッセージ性もあるし、本当に冒険しているみたいな感じがすごくしました。“いきなるこうなるんだ!?”みたいな、先の読めない感じで、めちゃめちゃ“冒険アドベンチャー”で、なかなかない面白い曲だと思います。

――レコーディングは、どうでしたか?

へそ:
“自分、カッコいい!”とは思いました(笑)。歌詞も自分らしさ、へそらしさみたいなものがちゃんとあって。そういう歌詞を割り当ててくれたんだと思うんですけど。なので、のびのび歌いました。

――自分のパートでは、どの歌詞が好きですか?

へそ:
2ヵ所あって、まずは《生きる意味がないとしても 歌う意味はある Our Venture Adventure》。自分はけっこうネガティブな性格も持っているので、このパートが自分に割り当てられたことがすごく嬉しかったです。それと落ちサビの《君の冒険を最高傑作にするのは主人公の君以外誰にもできないよ》。これが私が音楽で伝えたいことだなと思って。これを落ちサビとして歌えるのも嬉しいです。

――自分に合った歌詞を当ててもらったというのは、スタッフがへそさんの普段の活動をちゃんと見ていて、今の想いを理解してくれていたということなんじゃないですかね。

へそ:
そうですかね(笑)。

――これからライブでパフォーマンスするのが楽しみですね。

へそ:
めちゃめちゃ楽しみです。みんなに言いたいことが言えるので、楽しみ。

――今後、ゆるめるモ!としてやってみたいことはありますか?

へそ:
あ、ある! いっぱいあるかも。バンドセットでライブしたいです。ゆるめるモ!の曲って、めちゃくちゃカッコいい曲がたくさんあるんですよ。それを生の楽器の音でやってみたいなってすごく思います。昔の体制ではバンドセットのライブをけっこうやってて、それを観て“生音最高じゃね!”って思ったんですよ。バンドでしかできないアレンジもあるじゃないですか。ゆるめるモ!の曲だったら、絶対にカッコよくなると思うんです。

――ファンのみなさんも観たいと思いますよ。

へそ:
絶対観たいと思います。私が観たいですから(笑)。

――音源とはまた違う解釈になって、新しい魅力も届けられそうですよね。

へそ:
そうですよね。めちゃめちゃやりたい! やりたいこと、あと2個くらいあるんですけど……。

――ぜひ教えてください(笑)。

へそ:
『GOLDEN YOU』のツアーで、Zepp Shinjuku(TOKYO)でファイナルをやったんですけど、めちゃめちゃ頑張ったつもりだったんですけど、埋まらなかったんです。その時のパフォーマンスも、もっとできたなって思うので、Zeppを埋めたいです。Zeppツアーをやって、そこをいっぱいにしたいです。

――満員の会場で、今度は悔いのないライブをやりたい?

へそ:
やりたい!

――あともう1つは?

へそ:
有名なフェス、でっかいフェスに出たいです。アイドルフェスにももちろん出たいし、そこにとらわれず、バンドだったりも出ている音楽フェスにも出たいっていう気持ちがあります。

――ゆるめるモ!の楽曲だったら、音楽フェスでも違和感なくやれそうですよね。それに、これもファンのみなさんが観たいんじゃないですかね。

へそ:
そう思います。私がファンだったら絶対に観たいですから(笑)。

――ちなみに、ご自身では音楽フェスに行ったりしますか?

へそ:
あんまりないんです。音楽に震え出したのは、ホントゆるめるモ!を聴き出してからなので。ゆるめるモ!が好きになって、その対バンだったりも聴くようになったんです。だから、もともと音楽好きというわけではなかったので、フェスにもあんまり行ってなくて。でも、最近はバンドのライブとか、アイドルのライブに、ちょこちょこ行ったりしてます。

――ライブに行くと、“ここは自分でも取り入れてみよう”みたいな感じで観てしまうのでは?

へそ:
やっぱり、いろいろ考えちゃいます。表現者として取り入れられるところは全部飲み込んじゃおうっていうような気持ちで観ちゃいますね。もちろん、完全にファンの気持ちで観ている時もありますけど。

――では、最後に読者にメッセージをお願いします。

へそ:
私は今が大事というか、今が1番カッコいいって思っていて。明日になれば、明日が1番カッコいい。ずっと今が1番でありたいんです。ゆるめるモ!は6人で進み出して……まことちゃんは今お休みだけど、今が1番カッコいいものを魅せられていると思っています。その“今”を「泡べちゃアドベンチャー」にも詰め込んでいるので、聴いてもらえたら嬉しいなって思います。

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