ジャーナリストたちが“ワシントン侵攻”の瞬間を追う『シビル・ウォー アメリカ最後の日』メイキング特別映像
A24史上最高のオープニング記録を樹立、興行収入ランキングで2週連続1位を獲得した話題作『シビル・ウォー アメリカ最後の日』が、大ヒット公開中だ。このたび、アレックス・ガーランド監督、キルステン・ダンスト、ワグネル・モウラ、ケイリー・スピーニーらが、撮影の裏側を語ったメイキング特別映像が解禁となった。
もし、アメリカで内戦が起こったら?
映画の舞台は、連邦政府から19もの州が離脱したアメリカ。テキサスとカリフォルニアの同盟からなる“西部勢力”と政府軍の間で内戦が勃発し、各地で激しい武力衝突が繰り広げられていた。「国民の皆さん、我々は歴史的勝利に近づいている——」。就任 “3期目”に突入した権威主義的な大統領はテレビ演説で力強く訴えるが、ワシントンD.C.の陥落は目前に迫っていた。ニューヨークに滞在していた4人のジャーナリストは、14ヶ月一度も取材を受けていないという大統領に単独インタビューを行うため、ホワイトハウスへと向かう。だが戦場と化した旅路を行く中で、内戦の恐怖と狂気に呑み込まれていく—。
10月4日(金)より日本公開された本作は、週末動員ランキングで初登場1位を獲得。メジャー作品以外の洋画実写作品が首位を獲得するというのは異例の快挙。「生まれて初めて、映画館で命の危険を感じた」など、自らが戦場にいるかのように錯覚するほどの圧倒的な音響が絶賛の声を集めており、IMAXやDolby Cinema・Dolby Atmosなどラージフォーマットを中心に動員を集めている。
「ただ目撃するのではなく、想像の中で体験してほしい」
映像は、アレックス・ガーランド監督と、キルステン・ダンスト、ワグネル・モウラ、ケイリー・スピーニーらジャーナリストを演じたキャストらが撮影の裏側について語ったメイキング映像入りの特別映像。
ガーランド監督が「世界の終末的な物語だ。アドレナリンが出るような切迫した状況の中、ジャーナリストたちがワシントン侵攻の瞬間を追う。命懸けで伝えようとするんだ」と語るように、本作は<ジャーナリズム>の使命を強烈に突き付ける。いくつもの死線を越えてきた報道カメラマン・リーを演じたキルステン・ダンストが、「何が待ち受けてるか分からない。彼女は戦争写真家だから、覚悟の上で現場に向かう」と話すように、緊迫した状況の中をジャーナリストたちが自らの危険を顧みずに進んでいく姿が描かれ、観客はリーたちジャーナリストの視点でアメリカの内戦を“最前線”で目撃することとなる。
「緊迫しているがロードトリップ映画でもある」とガーランド監督がいうように、戦場化した土地を通り抜け、ワシントンに向かう彼らの人間模様や心の動きが繊細に描かれる。そのダイナミックさと繊細さの見事なバランスが、本作を「唯一無二」のものにしている。
キルステン・ダンストは「初めて観た時は震え上がったけど、同時に心動かされた」、ケイリー・スピーニーは「監督の撮影方法がすごく賢くて画期的だった。カメラが見えないから、よりリアルに感じて没入することができた。すごい内容だし、すごい経験だった」と大絶賛。ガーランド監督は、「ただ目撃するのではなく、想像の中で体験してほしい」と語っている。
『シビル・ウォー アメリカ最後の日』は全国公開中