【50代以降に人生を変える】今の生活を変えずに始める「小さく覚悟を持つ」方法
「いくつになっても、自分次第でワクワクする人生は再スタートできます」と話すのは「はっちゃん」さん。50代から会社員として働きながら大学に入学、その後最短で卒業し、早期退職をしてフリーランスへと大転身した経験を持つ女性です。その著書『50代から人生でやりたかったこと「全回収」 名著30冊から学んで実践した、今日からできるライフハック』(KADOKAWA)は、人生にやり残したことがあるすべての方に向けた1冊。人生のゴールデンタイムを迎えた今、心に置き去りにしてきた昔の夢や目標を、一つ残らずすべて実現させるための具体的なライフハックが詰まっています。人生100年時代、あなたの経験と時間を最大限に活かし、残りの人生を最高に楽しく、幸せなものに変えていきましょう。
※本記事ははっちゃん(著)による書籍『50代から人生でやりたかったこと「全回収」 名著30冊から学んで実践した、今日からできるライフハック』から一部抜粋・編集しました。
【ステップ1】小さく覚悟を持つ
覚悟に大きい、小さいがあるのか? と聞かれそうですが(笑)、なにかやり始めるときは一定の覚悟を持って行動するかと思います。
例えば、「いつか会社を辞めて、昔やりたかった仕事を始めたい」という目標を立てたとします。そのことこそ、昔どこかへ置き去りにしてきた人生の宿題であり、どうしても一度はやってみたい気持ちが強いものだとします。
ただ、会社を辞めたら毎月の定期収入が途絶えます。副業として始められるものであれば始めて、会社員としての収入を超えたら退職するのはいいと思います。ダメなのは、転職することでそれが叶うとしても、いきなり退職願を出すこと。合っているか合っていないかもわからないのに、先に退路を断つのは危険です。
「え? 覚悟って退路を断つことじゃないの?」と思われがちですが、そんなに急に追い込まないでください(笑)。会社なんていつでも辞められます。まずは、自分にとって合う・合わないを確認してからでも遅くはありません。もし、始められるのであれば、副業で試してみるくらいの小さい一歩でいいのです。
最初の覚悟というのは、合わなかったらすぐ元に戻れるくらいの小ささで大丈夫。
「人生全回収」は、好きでやりたくて仕方がないことを思い出して取り戻す行動です。会社を辞めて、昔やりたかった仕事をしたいと思ったとき、いきなり退路を断ってしまったら「お金を稼がなくてはならない」と焦りませんか? その状態で本当に楽しめるでしょうか? 好きでやりたかったことが楽しめないほど悲しいことはありません。
仕事ではない場合でも同じです。まずは今の環境を変えずに飛び込むことを決めましょう。
なにかを始めるときは「スモールステップ」くらいのほうが長続きします。そして小さく覚悟を持つのは、プレッシャーをそれほど感じずに「習慣化」することが狙いです。小さく覚悟を持つとは具体的には「やり続ける」覚悟は持ちつつも、すでに最初に「全調え」を経ての今なので、現時点でなにかを手放すわけではありません。
ただ「好き」と「幸せ」にフォーカスした、「回収したいこと」を叶えるために行動し続けることを決めるだけ。シンプルに「やる」と決める。それだけです。ぜひ、「好き」と「幸せ」を楽しみながら毎日行動だけは続けてください。ゼロの日をつくらないということだけ守ってひたすら前へ進むだけです。