22/7(ナナニジ)オーディション密着レポート #16――選ばれし13人 最終審査開始
秋元康が総合プロデュースするデジタル声優アイドルグループ・22/7(ナナブンノニジュウニ)。結成から8年目を迎えた彼女たちが新たなステージへ進むべく、4年ぶりに新メンバーオーディションを実施。三度目となる今回のオーディションのテーマは、「主人公募集 あなたも主人公に。」。
22/7の“声優アイドル”という特性を活かし、元AKB48・柏木由紀と実力派声優・竹達彩奈も特別審査員として参加するこのオーディションプロジェクトに、冠番組「22/7計算外season2」(毎週土曜23:00~、TOKYO MX・BS11)が密着。
12月6日(土)放送回では、オーディション最終審査本番の模様が公開。候補生たちの挑戦を、番組MCの三四郎と22/7メンバーがスタジオから見守った。さらに22/7 OFFICIAL YouTube CHANNELでは、放送では見られない未公開映像を加えた特別版が配信された。
特別審査員の柏木由紀、竹達彩奈が候補生にエール東京でのレッスンや箱根合宿など数々のステージを経て、最終審査へ駒を進めた13人の候補生たち。合格という夢を掴むため、大一番に臨む。今回放送された、主な審査内容は、自己PR、22/7総合プロデューサー・秋元康氏が歌詞を書き下ろした楽曲『あちこちに残された走り書きの意味』の個人歌唱、そしてオーディションにかける思いの独白演技。
これまで同様、最終審査でも特別審査員として柏木由紀と竹達彩奈が参加。柏木は「悔いなくパフォーマンスできることを祈りながら、応援しながら見たい」、竹達は「一つの節目を迎えるにあたって、どんな姿を見せてくれるのか、楽しみで仕方ない」と期待を寄せる。
試練を乗り越え最終審査に臨む13人の心の内最終審査1人目は、候補生随一のストイックさを持つ「りお」。彼女は完璧を求めすぎるあまり、苦手な歌唱で苦悩。しかし、合宿で講師からの「完璧は一生ない」という言葉を受け、考え方が180度変わったと語る。完璧にこだわらず全身全霊で、最終審査に挑む。「舞台上で練習してきたすべてを出し切ることが目標です」。
2人目は、いつも笑顔の高身長ガール「みれい」。彼女は常に笑顔であるがゆえに合宿では「シリアスになりきれていない」という指摘を受け、「辛いときは辛いともっと自分に向き合おう」と決心する。「泣いても笑っても今日で終わりだから、学んだことを全部出せるように、伝えられるように頑張ります」。
3人目は、ダンスや歌の高い技術を持ちながらも、合宿では大きな挫折を味わった「みさき」。悔し涙を経て一回りも二回りも成長した姿を見せるべく、最終審査にすべてを懸ける。「私はずっと表現することを学んできたので。人の心を動かしたいとずっと思っていたので、今度は私が皆さんの心を動かしたい」。
4人目は、ひたむきな頑張り屋「みくま」。未経験ながらも、合宿では「あそこで逃げたら、応援してくれるみんなに申し訳ない」と涙を流し、食らいつく負けん気の強さを見せた。「不安なところはたくさんあるし、自信もないけど、最後なので全力で頑張りたいなと思います。今の自分を見てもらおうと思います」。
5人目は、ナニワのおしゃべり娘「みや」。ダンス未経験で振りを覚えるのに苦戦し、講師からは「練習したに入らへんな」と厳しい指導を受けながらも、持ち前の根性で乗り越えてきた。「自分が普段しゃべっているような感じでしゃべって、家で練習した感じで歌って、自分がやってきたことを着々とできたらそれでいいです」。
6人目は、どこか目を引くミステリアスガール「みなみ」。合宿中は苦手なダンスを克服すべく、一人黙々と自主練に励む場面も。試練に立ち向かう強い精神力を武器に、最終審査へ挑む。「このオーディションを受けていなかったら、こんな自分じゃなかった。自分が変わるきっかけになればいいかなって思います」。
7人目は、協調性のある新体操経験者「まな」。当初は目立たない存在だったが、合宿で急成長を遂げる。さらに他の候補生を気遣って自分から声をかけるなど、周囲に気を配れる優しさも見せた。「人生を変えたくてここに来ているので、合格して新しい一歩を踏み出したいと思います」。
8人目は、しっかり者の万能ガール「のあ」。何でも器用にこなせるがゆえ、合宿では常にチームのサポート役に回ってきた。しかし今回は自分のことだけを考え、最終審査に臨む。「『こんな子が応募してくれたんだ、うれしいな』と思ってもらえる存在になりたくてこの期間を過ごしてきました。恥じない姿で最終審査に臨んで、合格したいなと思っています」。
9人目は、すべてを難なくこなす書道ガール「ありす」。合宿では演技レッスンで「丁寧すぎて感情が見えない」という指摘を受けた。感情を出すことが苦手だというが、最終審査では自分をさらけ出して合格を目指す。「22/7の楽曲の世界観に触れるたびに『この一部になれたらどんなに素敵なんだろう』と思う。その一員にどうしてもなりたい」。
10人目は、愛嬌たっぷりのムードメーカー「れん」。明るいノリでチームを盛り上げ、仲間たちをサポートし続けてきた彼女。持ち前のキャラクターで最終審査に挑む。「自分なりに頑張って練習してきたので、自信を持ってやろうという気持ちです」。
11人目は、自分の殻を破った22/7大好きっ子「りり」。かつては自分に自信が持てず殻に閉じこもっていたというが、合宿を通して新たな自分になる第一歩を踏み出した。「誰かの希望になれる存在になりたいなって思います。自分らしくないことを言っていいですか? 絶対に合格します!」。
12人目は、総合力が高いバイリンガル「じゅりあ」。優等生の彼女にも、合宿では多くの試練が降りかかった。ダンスに苦戦し、腕を痛めるアクシデントにも見舞われ、「焦っています」と本音を漏らす場面もあった。「人生で一番緊張していて。不安な気持ちもあるんですけど、その反面『楽しみだな』という気持ちもあるので、その気持ちに正直に、自分のすべてを出し切ろうと思います」。
13人目は、誰よりも強い22/7愛を持つ「いこ」。22/7が大好きなゆえに、合宿では壁にぶつかり、自分の存在に葛藤してきた。さらに最終審査直前で思わぬ事態が。「親もたぶん4次審査に通ると思っていなかったっぽくて。(反対されて)大ゲンカしました。『22/7しか頑張りたいことがないから頑張らせてほしい』と(説得した)。親にも頑張れと言われたので、頑張ります」。
月城咲舞が候補生に感謝「1人ずつハグしたい」こうして13人の候補生全員の最終審査が終了。この中から22/7新メンバーの座を掴み取るのは一体誰になるのだろうか。審査の様子をスタジオで見守った月城咲舞(22/7)は、「ここまで来るのに、やりたいこととかいろんな選択肢を切り捨てたと思うんですよ。22/7に捧げる選択をしてくれたことに感謝ですし、22/7に入ってきてくれた子1人ずつハグしていきたいなと思います(笑)」と独特の言い回しで候補生への感謝の気持ちを語った。
次回の放送で、ついに22/7の新メンバーが発表される。また、番組放送後に「22/7 OFFICIAL YouTube CHANNEL」で公開された「おまけの未公開映像」では、最終審査の歌唱と演技の様子をたっぷり収録。4カ月に渡るオーディションの集大成を、ぜひ見届けてほしい。
(おわり)
取材・文/左藤 豊
次回の「22/7計算外」は12月13日(土)放送。22/7新メンバーオーディションの合格者を発表する。
▼22/7 OFFICIAL YouTube CHANNEL
22/7 新メンバーオーディション
第十六話 選ばれし13人 最終審査開始
『ナナニジオーディション密着レポート』これまでの『オーディション密着レポート』はここからチェック!>>>
RELEASE INFORMATION
2025年12月10日(水)発売
■商品形態(全4形態)
①完全生産限定盤A / SRCL-13440~43 / 11,000円(税込)
②完全生産限定盤B / SRCL-13444~47 / 11,000円(税込)
③完全生産限定盤C / SRCL-13448~51 / 11,000円(税込)
④通常盤 / SRCL-13452 / 2,800円(税込)
22/7 3rdアルバム『ABC予想』
LIVE INFORMATION
【公演会場・日時】
会場:東京音楽大学100周年記念ホール(池袋キャンパスA館)
日程:2025年12月14日(日) 開場13:15/開演14:00
2025年12月14日(日) 開場17:15/開演18:00
【料金】
指定席:9,900円(税込)
女性エリア:9,900円(税込)
車椅子席:9,900円(税込)
【公演に関するお問合せ先】
SMLライブクリエイティブ
22/7 ANNIVERSARY LIVE 2025