これで失敗しらず!パティシエが教える「レアチーズケーキ」のレシピ
初心者さんもおいしく作れる!レアチーズケーキのレシピ
調理時間:30分
冷やし固める時間は含みません
レアチーズケーキの簡単レシピです。土台は市販のビスケットを使えばOK。材料を順に混ぜ、冷やし固めると作れます。オーブンで焼いたり生クリームを泡立てたりしないので、初心者の方でもむずかしくありませんよ。
丸型に流しますが、セルクル型や保存容器で作ってもOK。シンプルなレシピなので、好きなフルーツを添えると華やかに仕上がります。
材料(直径15cmの丸型1台分)
クリームチーズ:200g
プレーンヨーグルト(無糖):100g
グラニュー糖:60g
生クリーム:170cc
レモン果汁:20cc
粉ゼラチン:8g
冷水:大さじ3杯
コツ・ポイント
土台にクッキーを敷き詰めてしっかり押さえる
クリームチーズは常温に戻してやわらかい状態のものを使う
粉ゼラチンは冷水に振り入れてふやかす
ふやかした粉ゼラチンは弱火で溶かす
果物を入れる際は、生のパイナップルやキウイ、パパイヤなどは使わないこと。たんぱく質分解酵素を含むため固まらなくなる
下準備
・型に敷紙またはラップを敷いておく(型から外しやすくなります)
作り方
土台を作る
ビスケットはポリ袋に入れて、めん棒でたたいて細かく砕きます。
※砕き方が粗いと、土台が崩れやすくなります。
ボウルにビスケットと溶かしたバターを入れ、よく混ぜ合わせます。ビスケット全体がしんなりすればOKです。
型の底に敷き詰め、めん棒や瓶の底などで押し固めて平らにし、冷蔵庫で冷やします。
※しっかりと重さをかけて、ビスケットを押し固めてください。押し固めないと、土台が崩れやすくなります。
レアチーズ生地を作る
ボウルにクリームチーズを入れ、ゴムベラでよく練ってやわらかくします。
※クリームチーズをやわらかくすると、ほかの材料と混ざりやすくなります。
グラニュー糖を加えて、泡立て器ですり混ぜます。
ヨーグルト、半量の生クリーム、レモン果汁を順に加え、その都度よく混ぜ合わせます。
※ヨーグルトで軽さとなめらかさを、生クリームでコクを、レモン果汁で酸味を足して、味わいや食感をよくします。
鍋に残りの生クリームとふやかしたゼラチンを入れて、弱火で加熱します。ゼラチンが溶けたらすぐ火から下ろし、粗熱を取ります。
※熱しすぎるとゼラチンが固まらなくなるので、50~60℃で温めればOKです。沸騰させないようにしましょう。
ゼラチンを溶かした生クリームをクリームチーズのボウルに入れて、泡立て器でよく混ぜ合わせます。
※均一になるまで、泡立て器で全体をよく混ぜ合わせましょう。
冷蔵庫で冷やし固める
1に2を流し入れ、平らにならします。冷蔵庫で2時間以上冷やします。
型から外す
型から外し、敷紙やラップを取り除きます。軽く温めた包丁で切り分けたら、できあがりです。
※型に直接仕込んだ場合は、温めたふきんをまわりに当てて、少し溶かしてから型を外してください。
よくある質問
板ゼラチンでも作れますか?
板ゼラチンでも作れます。粉ゼラチンと同量で置き換えOK。板ゼラチンは十分ひたるくらいの冷水に浸し、ふやかしてから使用してください。
砂糖はグラニュー糖以外でも作れますか?
グラニュー糖以外の砂糖でも作れます。同量で使えますが、上白糖を使うと甘味が強くなり、三温糖やきび砂糖を使うとレアチーズの色が少し茶色っぽい仕上がりに。はちみつやメープルシロップを使う場合は、45gに減らしてください。どちらもそれぞれの風味が加わります。
ビスケットの種類によって味が変わりますか?
ビスケットの種類の違いで、味や食感が変わります。甘味や塩気が控えめな、プレーン味のビスケットやグラハムクラッカーがおすすめです。全粒粉ビスケットはナッツのような風味が加わり、バタークッキーはリッチな味わいに。いずれもクリームチーズの生地とよくマッチします。
無塩バターは有塩バターで代用可能ですか?
代用可能です。土台の塩味が強くなるので、レアチーズ生地の甘味が引き立ちます。フィリングの砂糖を少し増やしてもOKです。
レモン果汁はなくても作れますか?
レモン果汁がなくても作れますが、酸味が減るので甘味が強くなり、味わいがしつこく重めに感じられます。
チョコレートを入れたいのですが、どうすればよいですか?
チョコレート100gを溶かし、レアチーズ生地に混ぜればOKです。レモン果汁の代わりに、チョコレートを混ぜるとよいでしょう。
バターをマーガリンで代用したいのですが、可能ですか?
マーガリンで代用できます。バターと同量を使えばOK。コクが少なく、ややあっさりした仕上がりになります。
抹茶パウダーを入れても作れますか?
抹茶パウダーを入れても作れます。砂糖に抹茶パウダー大さじ1杯程度をすり混ぜて、レモン果汁を加えずに作ればOKです。
生クリームの脂肪分によって味が変わりますか?どれを選べばよいですか?
生クリームの脂肪分によって、レアチーズケーキの味わいが変わります。リッチな味わいと軽さのある、脂肪分が35%程度の生クリームを使うのがおすすめです。濃厚でリッチな味わいにしたい場合は、脂肪分40%以上の生クリームを使うとよいでしょう。
水切りヨーグルトでも作れますか?
クリームチーズの代わりに水切りヨーグルトを使って、レアチーズケーキ風に作ることは可能です。レアチーズケーキがより軽く、さっぱりとした風味に仕上がります。
果物を入れても作れますか?
レアチーズ生地に果物を入れても作れます。型に流す前に、レアチーズ生地に果物を混ぜればOK。レアチーズケーキにフレッシュな果物の風味がプラスされます。たんぱく質分解酵素を含む生のパイナップルやキウイ、パパイヤなどのフルーツを入れるとレアチーズ生地が固まらないため、加熱してから使うとよいでしょう。
デコレーションは何がおすすめですか?
フルーツやフルーツソースを添えると、華やかに仕上がります。種類を問わず、いろいろな種類との組み合わせが可能です。ホイップクリームをトッピングすると、レアチーズの酸味が引き立ちます。
ラッピングは何がおすすめですか?
箱に入れるのが、崩れにくくておすすめです。さらにリボンやタグなどで装飾すると華やか変化が付けられます。透明な箱に入れると、中身を見せつつ保護も可能です。
混ぜて冷やし固めれば完成!レアチーズケーキを作ろう
ひんやりして口当たりがなめらかな、レアチーズケーキ。ご紹介したレシピは材料を混ぜ合わせて、冷やし固めるだけ。土台は市販のビスケットを使えばよく、オーブンで焼いたりホイップクリームを泡立てたり、といった面倒な工程がないのもうれしいですね。
基本のレシピなので、フルーツを混ぜたりトッピングしたりアレンジも自由。おもてなしにも使えます。見た目よりも簡単に作れるので、ぜひ試してみてくださいね。
ライター:saki_rin0705xx