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ジーンズと同じように着用ごとに愛着と個性が湧くブーツ。|「ホープスモア」代表・福嶋紀彦さん

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ブラックに染めた革の下から、茶色い素地が“浮き出る”通称「茶芯」と呼ばれるこの現象が、なぜここまでブーツ好きを熱狂させるのか。今回は、世田谷区三宿にあるレッドウィングを中心としたユーズドのワークブーツとレザーシューズ専門店「ホープスモア」代表・福嶋紀彦さんが愛用する茶芯が美しい一足を紹介する。

RED WING|ENGINEER BOOT(PT91)

高校生のころに初めて買ったレッドウィングのエンジニアブーツがサイズアウトしてしまい自身が持つストックの中から新たに履き下ろした2代目。愛用歴はかれこれ19年になるという。

これぞ茶芯ブーツというほどに茶芯があらわになっており、そのほか革の裂けやダメージ、複数回によるソール交換など、彼が愛用したブーツの歴史がこの1足に詰まっている。

「年代表記なしのPT91、おそらく’95年か’96年のモデルです。茶芯に限らず愛着が湧くのがブーツの魅力ですよね。特に茶芯を使ったブーツは、XXや66といったヴィンテージジーンズと同じように自分ありきのエイジングが楽しめるのが魅力です。難を言えば、ここまでエイジングが進んでいたら、もうブラックのブーツとしては履けないってことくらいですかね(笑)」

「ホープスモア」代表・福嶋紀彦さん

|東京・世田谷区三宿に2010年にホープスモアをオープン。レッドウィングをはじめ、ホワイツ、ダナー、ウエスこなど、ユーズドのワークブーツとレザーシューズ専門店の代表

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