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PTAの役員、選ばれたらどうする?

たまひよONLINE

※写真はイメージです
※写真はイメージです


●10月6日は「国際ボランティア貯金の日」

この日は、日本が初めての国際協力として、途上国への技術協力のための国際組織「コロンボ・プラン」に加盟した日。
この「国際ボランティア貯金の日」は、郵政省(現在の日本郵政公社)が制定したもので、国際ボランティア貯金により世界の多くの国や地域にNGOを通じて寄付されています。

PTA活動、参加する派? しない派?


ボランティア、した方がいいとは思うけど、子育てや自分のことだけでも精一杯の毎日を送っているママ・パパにとって、参加する余裕がないのが実情かもしれません。
でも、そんな中、ママ・パパたちが“参加せねばらない”身近なボランティアというと、子どもの学校や幼稚園でのPTA活動。
仕事を持っているママ・パパや、まだ下に小さな子を抱えているママ・パパにとって「PTAの委員にされたら困るなぁ」「どんなシステムなの?」「大変そう」などなど、不安になっていることと思います。
口コミサイト『ウィメンズパーク』でも、PTAへの関心が高く、“やるべき派”“やりたくない派”のスレッドが話題になっています。

「下に幼稚園児がいて、夫は土日は仕事なので学校ボランティアは参加したことはありません。申し訳ないなぁと思うけど、小さい子を連れてお手伝いして、急に具合が悪くなったり、うろちょろするほうが担当する部署に迷惑かけるのでは?と思うので。できるようになったらお手伝いしようと思います」

「私、草むしりお手伝い、クラスで一人だった事あるからな~。学級懇談会、先生と一対一だった事もあるからな~。一人で平気な私でも、ある意味きつかった。最終的に一人でも構わないくらいやりたいボランティアなら、関わってもいいかな」

「得意分野だったり、興味ある分野のことがあればやってみたい! でも、活動日が仕事とかで参加不可能だったら無理だし…」

参加したい気持ちはあるものの、時間的制約や家庭の状況で二の足を踏んでしまうママは多いですね。
ただ、どうしても役員を決めなければならない学校がほとんど。
くじ引きで決められたり、卒業までに1回は委員をしなければならないなど、半ば強制…。

「うちの学校は子ども1人につき1回は何かしらの委員をお願いします、となっています。子どもが小学6年生では全員が委員経験者になり、強制的にくじで2回目の人を選出しました」

「親の介護もあるのに委員に…。お金を出したら委員免除なら迷わず出します」

「役員は強制力が働いているからやりたくない家庭も出て、押し付け合いになったり、あの家はずるいとかで揉めています。でも、やらなくちゃいけないものは、労働力だろうと、形を変え金銭的負担になろうと親も担うべき。親の意識を変えないと解決しないのかも」

強制となると不満の声が出てくるのは否めませんよね。
そんな一方で、

「なんだか世間ではPTAが強制的で、無駄で大変な組織のように言われていますが、実際には簡潔化しているところも多いし、無理やり強制するようなやり方も見直されている地域が多いと思っています。少なくとも私の経験上はそうです」

たとえば、

「うちの学校は委員の選出は全くナシ。あるのは本部役員だけ。あとは一年間の行事を一覧表にして全世帯に配り『手伝ってもいい行事』に丸を付けて提出。ポイントは、丸は0でもいいという点。『0だと白い目で見られるとかは本気で一切ナシで!』と、会長さん自ら大アピールし始めました。それ以来、毎年各行事のスタッフが倍近く集まりました」

「役員というシステムがなく、運動会のボランティアを募集します!とか、子どもが園で使う〇〇を作る人を募集!とか、その時の都合で気軽にできるので集まりやすいみたい」

「働いているママからは、外部に委託でもいいって言われているくらいだから、委員さんにはいくらか支給しては?とも思います。PTA会費は高くなるけど…」

実際にPTA役員を経験したママたちは、「大変だった」という声ももちろんありますが、委員に参加した方の多くは、
「子どもの様子や学校での出来事を自分の目で見ることができる。担任や他の先生、校長・教頭と話すチャンスがある。それが一番の恩恵」と。

PTA活動を学校のためと思うのではなく、わが子のためと切り替えればPTAへの考え方も少し変わってくるのかもしれませんね。
(文・井上裕紀子)

■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』(2022年1月末まで)の投稿からの抜粋です。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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