「食費が高い」には理由がある。「お金が貯まらない人」が食事作りでやりがちな“3つのNG行動”
家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。お金を貯めたいのに貯まらない人はどのような行動をしがちなのでしょう。そこで今回は、これまで1000件以上の家計相談をお引き受けしてきた経験から、お金が貯まらない人が食事作りでやりがちな行動をご紹介します。
NG1.いつも残り物がある
お金が貯まらない人のなかには、日常的におかずを作りすぎてしまう人が多く見られます。
そのため、食卓にはいつも前日の残り物が1品2品と並んでしまい、今日のおかずもいれると、毎日かなりのボリュームになってしまうことも。
もちろん、残り物が多くても、次の日の食事の量を減らしたり、リメイクしたりして、上手に食べきることができているならむしろ食費の節約になっているはずです。
しかし、残り物を食卓に出しても、結局無理をして残り物をたいらげたり、食べきれずに捨ててしまうことになってしまう人は、残り物の多さが食費の増加の原因になっているかもしれません。
残り物を上手に活用できていないと感じる人は、作る量の見直しをするだけで食費の節約につなげられるはずですよ。
NG2.「あと1品」にお金をかけている
毎日食事の支度をしていると、「今日はおかずがあと1品足りない」と感じる日もありますよね。
そのような時に割高なお惣菜を追加で購入したり、普段使いなれない食材を買い足したりしてしのいでいる人は、食費が増えやすいものです。主菜となるおかずにもお金をかけている上に、副菜にもお金をかけていれば、自然と全体的に食費が増えてしまいますよね。
一方、冷蔵庫に余っている野菜や、買い置きしておいた食品を使って、なるべくお金をかけずにあと1品を用意できる人は、食費も少なく抑えられることが多いものですよ。
食費が高くても貯蓄ができている人なら問題ありませんが、食費の高さが貯蓄の少なさにも影響していると感じるなら、あと一品の副菜にまでお金をかけすぎていないか見直してみるのも効果的ですよ。
NG3.冷蔵庫の中身が把握しきれていない
お金が貯まらない人は、冷蔵庫の中に何が入っているのか自分でも把握しきれないほど、たくさんの食材をストックしがちなものです。
まだ残っているのに卵や牛乳を買い足してしまったり、時々いつ買ったか分からないような調味料が冷蔵庫のすみから出てきたりする人は、そもそも冷蔵庫の中身が把握できていないことで、漫然と食費が高くなっているのかもしれません。
冷蔵庫の中身を確認しない習慣がある人は、お金を貯めることも苦手な人が多い傾向にありますから、冷蔵庫の中身に気を配る習慣を身につけることも、お金が貯まりやすい習慣づくりになりますよ。
食事作りの習慣を見直そう
極端に収入が少ないわけでもないのにお金が貯まらない人は、お金の貯まりにくい行動を習慣にしていることが多いものです。
お金を貯める習慣をつけたいなら、毎日の食事作りの習慣を見直すことも大切ですよ。
あき/家計簿&家計管理アドバイザー