清水エスパルス、ヴィッセル神戸に3-2で勝利!2連覇中の王者撃破で秋葉忠宏監督「勝利の味は最高」
清水エスパルスはヴィッセル神戸に3-2で勝利し、5試合ぶりの勝ち点3を手にしました。MF乾貴士選手のアシストでFW北川航也選手が先制点を決めると、コーナーキックからDF高木践選手が2得点。中3日の相手に運動量で上回り、点を取り合う展開になりましたがリードを譲らず。終盤の相手の猛追も耐え抜きました。試合終了間際にはユース所属の18歳MF土居佑至選手がリーグ戦デビューを飾りました。2連覇中の王者を撃破し、秋葉忠宏監督は「勝利の味は最高」と喜びを語りました。
秋葉忠宏監督
―総括を。
やっぱり勝利の味は最高。2連覇中の強い相手に自分たちの力を示す、証明すると今回臨んだ。決め切る、守り切る、勝ち切るという面で交代選手を含めて全員が素晴らしいパフォーマンスをしてくれた。特に今週は点を取ろうと話してきた。きわどいクロスをどこに入れるかとやってきた中で狙い通りの先制点。トレーニングはうそをつかないなと。それだけトレーニングもゲームに近いものができている。
―サイドバックの左右を入れ替えた意図は。
まだ神戸とも試合があるので(詳しくは)・・・。神戸対策として左右を入れ替えたことは間違いない。他にもいくつか神戸用にやったことがあった。左右変わるだけで景色が変わって違和感があり、微調整も難しい。怜音も践もやってのけた。践に関しては2点取った。とんでもないポテンシャルを持っている。
北川航也選手
―勝利を振り返って。
久しぶりの勝利。勝てていない中でもたくさんのサポーターに来てもらった。やはりこの日本平はすごい力があると感じた。選手たちが前向きにトライした結果が今日につながった。
―得点シーンを振り返って。
乾選手が敵陣の深いところでうまく運んでくれたので自分は入っていくだけだった。今週やってきたゴール前の質や、誰がパワーを持って入るかというところが出たシーンだった。
高木践選手
―CKから2得点。
練習から快君がいいボールを蹴ってくれていた。航也君とかジェラ君とか祐治君が前でつぶれてくれたので、自分は当てるだけだった。いいボールが来ていたので、あそこに入れば絶対ボールは来ると思った。自分の強みであるヘディングで決められて良かった。
―次節に向けて。
(セレッソ大阪の本拠地は)地元であり、最寄り。家からスタジアムのセレッソの応援が聞こえるくらい近い。友達もみんな来てくれると聞いている。頑張りたい。
乾貴士選手
―試合を振り返って。
相手の攻撃はすごく速かった。前から来るのは分かっていたが、最初の数分間は戸惑って、思っていたよりも強度が高く、回避できずに苦しんだ。やっていると慣れてしっかりつなげた。試合をやる中で良くなっていった。
―1アシストを記録した。
高徳が結構来ると思い、足も出てくると思って股を狙って出した。ちょっと強かったけど当たって股を通ってラッキーでしたね。ニアに速いボールは今週特に練習していた中で、航也がすごくうまい合わせ方をしてくれた。
土居佑至選手
―リーグ戦デビューを振り返って。
ピッチの選手が強度の高い神戸の選手を上回っているところを見て、自分も出たいと思っていた。いつでもいける準備をしていた。自分の持ち味は少しは出せたのかなと思う。相手の体の強さを肌で実感できたのは非常にいい経験。びびらずにバチバチ行けたところもあった。
―経験をどう生かすか。
今はユースが中心。チームに帰っても自分が中心になってもっと質の高い、レベルの高いプレーを見せて成長していきたい。