冷凍野菜はオクラがおすすめ?冷凍オクラとキャベツの和風コールスロー
日々の天気や街のトレンド、おいしいゴハンに大人の悩み、社会の仕組み・・・1日イチ「へぇ~」なトピックスを。
新進気鋭のコラムニスト、ジェーン・スーが、生活情報や人生の知恵をナイスなミュージックと共に綴る番組。
ゲストは、料理研究家の浜内千波さんです!
浜内さんには、いつもは旬の食材を使った簡単料理や季節のレシピを教えていただいています。
今回のテーマは・・・冷凍野菜!
浜内:いま、野菜が高騰していて、スーパーで手に取る時に躊躇する方もいると思います。そんな中、冷凍野菜は価格が安定しているのでおすすめです!ブランチング(野菜や果物などを短時間加熱して冷やす調理法)がされている事。使い勝手が良いなどがあげられます。
東京オリンピックでは冷凍野菜を使用する事で市場に影響を与えず食事を提供したことがきっかけで皆さんに普及率が上がった。特にコロナ禍の時を含め右肩上がりに大きく成長している、またドラッグストアーのシェアーも重ねて売り上げを伸ばしています。特に子育て層が利用率が高いというデータがあります。やはり生産時が多い時に収穫生産されるため、価格が安定しているんですね。
Q:冷凍野菜、さまざまな種類が販売されていますが、野菜の種類によって、使いやすさや調理の仕方などは変わる?
浜内:昔から安定して売れている冷凍食材といえば、枝豆、ポテト、ブロッコリー、ほうれん草が参入してきています。
これは私の主観ですが、食物繊維が多いものは再生変化があまりみられないのですが、水分が多い食材は水っぽくなりやすい為、栄養も逃げやすくなり、水気をしっかり絞ると筋っぽくなりやすいと感じますね。
冷凍野菜は、解凍すると細胞が壊れて水分とともに栄養も出ていってしまうホウレンソウは栄養が出てしまうのでイマイチなんです。
新しい食材として注目なのがオクラなんですよ~オクラは。ねばねばの力水溶性食物繊維が豊富である事、β-カロテン、ビタミンE,ミネラルが豊富なんです!
Q:どのように調理するのがおすすめですか?
浜内:自然解凍がよいですが、急いでいるときはレンチンでもOK!冷凍のママ使いたい分だけすぐに使える所…例大根おろしと混ぜるとオクラは、水溶性の食物繊維なので大根おろし汁を抱えてくれる所。水っぽいものを吸収してくれるところが利点でしょうか。いつものおくらと同じように使っていただければと思います。
まずは、大根おろしと混ぜて醤油をかけただけのもの、食べてみてください!
スー・小笠原:本当に水が出ない!
オクラとキャベツの和風コールスロー
浜内:コールスローは水が出やすいんですが、大根おろしと同じく、水分をオクラが吸ってくれて、食べやすくまとまりやすくしてくれます。半日経ってもベチャベチャにならないんです!
材料
・キャベツ 200g
・冷凍きざみオクラ 30g
・塩 少々
・梅干し 1粒
・マヨネーズ 大さじ2
・鰹節 2g
・いりごま 適宜
作り方
・きざみオクラは自然解凍。または、後ろの記載通りにレンジ解凍しておく。
・キャベツを小さめにちぎり、塩をして軽く揉む。
・少ししんなりしたら、オクラ、種をとって叩いた梅干し、マヨネーズ、いりごま、鰹節を混ぜて完成です。
スー・小笠原:余計な汁が出ない!
Q:ほうれん草は栄養が出やすいということでしたが、解凍せずに鍋やフラインパンに入れれば回避できますか?
浜内:鍋ならOK!ほか汁物、シチュー、グラタンなどならOK!ただ、炒め物やおひたしだと水が出てしまうので調理しづらくなったり、栄養が出てしまったりします。
浜内千波さん
・徳島県出身。
・1980年から料理教室を主宰。
・いかに家庭で手軽に美味しい料理を作れるかを、40年以上 伝え続けている、まさに“家庭料理のプロ”!
・番組月曜日の月1レギュラーで、おもに旬の食材を使った簡単料理や季節のレシピを教えていただいています。
(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)