グランコーヨー(株) 善意銀行に画用紙寄贈 「マッチングに感謝」
教育機関向けの事務用品の販売などを手掛ける新桜ケ丘の「グランコーヨー株式会社」(大庭公善代表取締役)がこのほど、画用紙などを保土ケ谷区社会福祉協議会(堀功生会長)の善意銀行に寄贈した。
在庫品を有効活用
寄贈された画用紙などは、世の中の移り変わりにより新たなトレンドが生まれることでモデルチェンジを余儀なくされた在庫品。SDGsに積極的に取り組む同社の大庭社長は2022年にも車いすやクッションマットなどを善意銀行に寄贈しており、今回が2度目。商談時にサンプル品として有効活用できなくなった商品は廃棄せざるを得ないといい、「地域で有効に活用することが可能な善意銀行への寄贈を決めた」と話す。
2月14日に今井地域ケアプラザ(遠藤亮介所長)で行われた贈呈式では堀会長から大庭社長へ感謝状が手渡された。
式の中で大庭社長は「商品販売以外で誰かに喜んでもらえる方法があるとしたら何かを考えた。また、東日本大震災発生後に被災地に教材を寄付しようと被災地に赴いた経験があるが、現地では既に全国各地から多くの品が集まっていて役に立つことができなかった」と自身の経験を語った上で、「しっかりマッチングしてくださる社協さんがいるからこそ、欲しい人の所に必要な物品が行き渡ると感じている」と述べた。
これを受け、堀会長は「ご寄付いただいた文房用品は地域ケアプラザなどで大いに活用させていただいている。今後も地域の福祉活動にご協力いただけるようよろしくお願いしたい」と話した。また、遠藤所長は「デイサービスで脳トレを目的に画用紙を使った貼り絵をやっているが、それらの活動の中で活用させていただいている」と説明した。
寄贈品は、区内の各地域ケアプラザのほか、高齢者や障害者施設などで有効活用される予定だ。