<義母トラブル>お片付けが好きな私「意地悪な義母も捨ててしまおうか」相手の反応は?【まんが】
私はユウコ。4歳と2歳の子どものママです。夫、カズキの実家は車で2時間ほどの距離にあり、月に1度は顔を出すようにしています。 カズキは実家でのんびりできて嬉しそうですが、私は義実家への帰省がとても憂鬱なのです。なぜかと言うと……。
義母はひどい嫁いびりをするわけではありませんが、言動の端々から私が嫌いなことが伝わってきます。結婚した当初からあまりよく思われていないことは分かっていました。でもこう毎回チクリチクリと意地悪をされると、さすがに気が滅入ってきます。 (はあ~……早く家に帰りたいな……)
(はあ~、また嫌味か……) そう言われてムッとしましたが、今回のお土産を選んだのは私ではなく夫のカズキです。なので、「カズキさんが選んだお土産、お義母さん嫌いだって」
私にたいして嫌味を言いたいのでしょうが、嘘をついてまで「嫁を貶めよう」という姿勢に腹が立ちます。(はあ~っ、本当にイライラする。家に帰ったらアレをして気持ちを切り替えよう……)
義実家から帰った次の日、さっそく私は「大好きなある作業」に取りかかりました。
元々、もったいなくて捨てられない性格の私でしたが、いらないものを思い切って捨てることを覚えてからは生活が一変。 私の場合ではありますが、ものが減ったことで家事も育児もとても捗るようになりました。「気に掛けなくてはいけないもの」が減ることで、こんなにも毎日が快適になるなんて……。 義母だけでなく実母にまで「殺風景な部屋」と言われてしまっているけれど、このスッキリした自宅が私のオアシスなのです。
お土産に限らず義実家で私のふるまいにも、ちょいちょい嫌味を混ぜてくる義母です。 義母がカズキを溺愛しているのは分かりますが、だからと言ってこの先ずっと嫌味を言われ続けなければならないのでしょうか。来月もまた義実家に帰省することが決まっているし、早くも憂鬱な気分になってきました。 そのとき、ふと収納棚の隅に置かれている加湿器に目が留まりました。 「そうだ、これ冬場も案外使わないのよね。乾燥が気になったら洗濯物を部屋干しすれば済むし。手入れも面倒だしこの機会に手放し……」 そこで私は閃きました。(そうだ! この手は使えるかも! あの義母も……)
そしてまた義実家へ帰省する日がやってきました。義母から嫌味を言われるのがイヤなので、今回のお土産もカズキに選んでもらいました。
興奮する義母に対して私は冷静に言いました。 「……お義母さん。私、お片付けが趣味なんです」
淡々と話す私の言葉に義母の顔はこわばっていきます。 従順だと思っていた嫁からのまさかの反撃。義母はたじろぎながら頭を下げはじめました。そして涙ながらにこう続けたのです。 「……ごめんなさい……。どうしてもあなたを認めたくなかったの。カズキをあなたに盗られたような気がして……大事に育ててきた息子だから。でも。孫たちに会えなくなるのは勘弁してちょうだい……。これから気を付けるから」 嗚咽をこらえながらそう言う義母に私は言いました。 「お義母さんがカズキさんと子どもたちを大事に思っているのと同じように、カズキさんと子どもたちも私のことを大事に思ってくれているんです。私のことを認めなくても構いません。でも私を貶めることで、家族の気持ちを踏みにじることはやめていただけませんか」
その後、義母の私への嫌味攻撃はいともあっさりなくなりました。息子の機嫌を損ねたら孫に会えなくなる。けど嫁は他人だから傷つけてもいい――。義母はそう考えていたのでしょうか。何なら嫁抜きで息子や孫に会えたら最高! ぐらいの軽い気持ちで嫌味を言っていた可能性もあります。でも嫁の私にだって感情があります。イヤなものはイヤですし、ストレスを感じる付き合いなら捨てたくもなります。 これから義母とどのような付き合いをしていくのかはまだ分かりません。でももしまた義母が嫌味を言うようなことがあったら……そのときは今度こそ“お片付け”しようと思います。