戦後80年 「戦争と平和 考える契機に」 相澤さんが公開講座
緑区生涯学級「横浜線ものがたり」運営委員会が主催する連続講座「戦後80年戦争遺跡を巡る─緑区と近隣域では戦争で何が起きていたのか?─」の1回目が、4月12日に緑区市民活動支援センターで開催された。
この日は地域史研究家の相澤雅雄さんを講師に招いての講座「緑区と周辺域の戦争を記録する─私の聞書ノート─」。会場には約60人が詰めかけ、講演に耳を傾けた。
相澤さんは、横浜市北部での空襲の記録や、地下足袋配給の通知文などの写真を載せた自作の資料をもとに戦時下の生活を紹介した。また、昭和50年代に緑区内で戦争を体験した人たちから聞き取りを行い、記録してきた内容を発表。それによると区内にも爆弾や焼夷弾が落ちていたという。
相澤さんは「今年は戦後80年。戦争を思い起こし、これからの平和を願う機会になれば」と締めくくっていた。