12年ぶり新人大会制す 清流高校女子サッカー
「第31回神奈川県高等学校女子サッカー新人大会」の決勝戦が9日、保土ケ谷公園サッカー場で行われ、県立藤沢清流高校(大鋸)の女子サッカー部が12年ぶり3度目の優勝に輝いた。
県の高校女子サッカーにおける3大大会(新人大会・総体・選手権大会)の一つである同大会。今年度は19校がエントリーした。清流高校は2012年度の優勝以来、頂点を逃してきた。
準決勝では、全国制覇の経験もある星槎国際湘南と対決。先制されるが追いつき、突き放されても追いすがり、延長で貴重な1点をもぎ取り、3対2で勝利した。チームを率いる渋谷俊和監督も「あの試合が本当に大きかった」と振り返る。勢いをそのままに臨んだ桐蔭学園との決勝戦では、素早く先制し堅実な守備で追撃を最小限に抑え2対1で栄光を掴んだ。主将の小川歩菜さん(2年)は「初めての優勝でうれしいと同時にホッとしました」と笑顔をみせる。新人大会の優勝により、4月のインターハイ(総体)県予選では第1シードでの参戦となる。
県の女子サッカー大会では、選手層が厚く設備が整う私立高校の活躍が目覚ましい。そんな中、選手の個性を見極め「育てて勝つ」をモットーにする同校。小川主将は「総体も優勝」と目標を掲げる。