日本人監督として史上初の快挙!ゆりやんレトリィバァ初監督映画『禍禍女』海外映画祭で“4冠”達成
芸人ほか多方面で活躍するゆりやんレトリィバァが、初映画監督を務める『禍禍女(まがまがおんな)』が、2026年2月6日(金)より公開される。
11月19日(水)、台湾で「第62回台北金馬映画祭」(現地時間:11月6日~11月23日)の授賞式が行われ、ゆりやんレトリィバァ監督映画『禍禍女』が、NETPAC 賞を受賞した。台北金馬映画祭での同賞の受賞は、日本人監督としては史上初の快挙となる。
日本人監督として史上初の快挙!
台北金馬映画祭は、これまでに大島渚監督、黒沢清監督、岩井俊二監督、是枝裕和監督など数々の巨匠たちの作品が上映されてきた映画祭。その中でもこの「NETPAC コンペティション」NETPAC 賞は、アジア映画の発展と国際的理解を促進するために設立された国際団体 NETPAC(Network for the Promotion of Asian Cinema) が、選定するアジア映画部門で、アジア地域の新鋭監督や注目作を対象に、もっとも優れた作品に贈られる栄誉。台北金馬映画祭においても毎年選出され、アジア地域の映画の中で、最も優れた芸術性・独創性・文化的意義を示した作品に贈られるもので、アジア映画を国際的に評価する重要な指標として、世界の映画界で高い信頼を得ている賞だ。
そんな名誉ある賞を、『禍禍女(英題:Mag Mag)』で映画監督デビューを遂げたゆりやんレトリィバァが受賞した。同映画祭では日本人監督による受賞は史上初の快挙となる。
今回のNETPACコンペティションには、アジア各国から選ばれた10名の映画監督が選出。その中から、3人の国際審査員により、ゆりやんレトリィバァ監督の『禍禍女』が高く評価され、見事受賞となった。授賞式のスピーチでは、ゆりやん監督が歓喜の涙を見せ、会場は称賛の拍手に包まれました。さらに今回の授賞式では、プレゼンターを務めたのは同映画祭の主席で、世界的な撮影監督・李屏賓(リー・ピンビン)氏。ホウ・シャオシェン、トラン・アン・ユン、ウォン・カーウァイなどアジアを代表する巨匠たちと数多くの名作を生み出し、2022年からは金馬影展執行委員会の委員長として映画界を牽引する存在だ。
ゆりやん監督は、李屏賓氏から直接、賞状を手渡されるという特別な瞬間に、深い感激をあらわにした。セレモニー後には李屏賓氏との記念撮影も実現し、国際映画祭ならではの象徴的なショットとなった。
この度は本当にありがとうございました!台湾のみなさまにも『禍禍女』を楽しんでいただき本当に嬉しいです。さらには、このような賞を頂けたことは非常に光栄です!本当にありがとうございます!日本での公開を前に世界中の映画祭に参加させていただいて、改めて、全てのキャスト、スタッフ、この映画に携わってくださったみなさま、そしてご覧くださったみなさまの全員のパワーで『禍禍女』は生まれていくのだと実感いたします。本当にありがとうございます!引き続きみなさまに映画『禍禍女』を楽しんでいただけるように頑張ります!日本公開は2026年2月6日です!どうぞお楽しみにしていてください!……LOVE
(ゆりやんレトリィバァ)『禍禍女』は、大胆で新鮮、そして常識にとらわれない手法で、日本映画の伝統に新たな息吹を与え、観客の予想を次々と裏切る展開を生み出した点が高く評価されました。また、現代社会のテーマとエンターテイメント性を巧みに融合させた点もこの作品の大きな魅力となっています。
(映画祭審査員)
『禍禍女』は2026年2月6日(金)より全国公開