「食材高騰から家計を守る!」野生のセリ採りのススメ【埼玉・荒川】
最近、食材の高騰が我が家の家計を圧迫しております。ならば採りに行こう、ということで出かけてきました。日差しが暖かい日曜日、30分でコンビニ中袋を身近で美味しい野草「セリ」で満タンにした収穫をレポートします。
我が家の救世主「セリ」
急激な円安、不安定な世界情勢、温暖化による気候変動等々。様々な要因が重なり物価の上昇に歯止めがかかりません。そんな中、家計に直接打撃を与えている代表が食料品の高騰。肉や穀物等を中心とした輸入品、不作とそれに伴う買い付け競争が原因とされている米の高騰が特に目立っていますが、ここへきて一部の野菜も天候不良が原因で高騰しています。
更に追い打ちをかけるように、昨年の3月までは我が家の二人の子供達は公立の学校に通っていたのですが、昨年春、とうとう長女が私立の学校(大学)へ通うこととなり、しがないサラリーマン家庭の我が家の家計のやりくりは突如として深刻な状況に陥ってしまいました。
というわけで、筆者の妻に対する「釣りに行ってくる」という短い一言に、今までと違った躊躇が生まれるように。そこで現れた救世主がセリ!「ちょっと採ってくる」「どうぞ」。たくさん採ろうと思います!
近年セリが取り放題!
セリとは言わずと知れた「春の七草」の一つで、野菜としても栽培され、色々な料理に使える多年草。筆者が住む埼玉県では、田んぼの畔や耕作放棄地といった湿地を中心によく生えているのですが、どこも激戦で、出足が遅いと先に誰かに採られてしまうポイントばかり。なので、筆者秘蔵のポイントは車で30分から1時間の範囲の数か所に限られていました。
しかしここ数年、急激にライバルが少なくなり、というよりいなくなり、気づけば車で1時間以内どころか、自転車でも行けるポイントまで出現。しかも採り放題!
更に今年はキャベツ同様、スーパーの野菜売り場では結構な高値をつけています。そんな高級食材?を採りに行かない手はありません!※見分け等は過去記事で詳しく説明しています。ドクゼリなど似た毒草もあるので注意。
ポイントの紹介
筆者の良く行くポイントは、見沼田んぼ周辺を流れる見沼代用水付近、芝川付近と、荒川や入間川の河川敷が主なのですが、今回はガソリンの高騰も考慮し、自宅から6キロ、自転車で30分の距離に位置する荒川河川敷(戸田市)に行ってきました。
ここは道満グリーンパークという公園があり、有料ですが駐車場もある便利なポイントの一つ。特にヘラブナ釣り場脇の土手(の下の方)は鬱蒼としていて、セリの好ポイント。2月こそまだ背丈が短いので見つけにくいのですが、3月後半になると20センチ近くに成長するので見つけやすいかと思います。
<尾崎大祐/TSURINEWSライター>