門司の新名物?「じーも」たい焼き誕生 7月オープンの「ソイエビス」に行ってみた【北九州市門司区】
門司区のご当地キャラクター「じーも」の形をした“たい焼き”を販売する「SOY YEBIS(ソイエビス)」が7月29日、門司駅前にグランドオープンしたと聞いて実際に訪問してきました。
門司区の新名物? 「じーも」たい焼き
「たい焼き」といえば、筆者が子どもの頃は回転焼き屋やたこやき屋と並ぶ人気ぶりで、小学校の校区に1軒や2軒、個人で営むたい焼き屋さんがあったものです。「たい焼き」が主人公の童謡があった時代でもあり、庶民の生活になじんだ食べ物でした。
店先で、たい焼きが焼けるのを心躍らせて見ていたのを懐かしく思い出します。今回、新たにオープンした「SOY YEBIS」も、入口左手のガラス窓越しにたい焼きが焼ける様子を見ることができます。
同店はテイクアウトのみ。入口を入ってすぐ、左手にあるガラスのショーケースに11種類のたい焼き名が掲示されていました。
この日は特別にカウンター内から焼き型を見せていただきました。
今回の店舗開店のために特注した「じーも」型の焼き型は、東京から取り寄せたものだそう。門司区のご当地キャラクターである「じーも」の愛らしい雰囲気がしっかり表現されていました。所説あるようですが、一説には「たい焼き」の発祥は東京とも言われているそうなので、たい焼き界の文化伝承も感じます。
こだわりの「じーも」たい焼きを紹介!
取材当日は平日の夕方でしたが、途切れることなくお客さんが訪れ、焼き上がるとすぐに売れていく人気ぶりです。
1番人気は黒あん。老若男女問わず、まずは黒あんを注文。たい焼きの「あん」の定番ですね。
訪問時はオープン記念で「黒あん・白あん・ヴィーガン」の3種類セットが500円で販売されていました。手に持つと、あんこの重みを感じます。焼き戻していただきましたが、外はカリっと、中はもちもち食感で、あんこたっぷり!
ヴィーガンたい焼きは、大豆粉、米粉、片栗粉、きび砂糖、きなこ、大豆油を原材料としていて、きなこの風味がよく、もちもち食感でした。ヴィーガンたい焼きは、事前に注文をすると、中にお好みのあんをいれることもできるそうです。
今の季節にぴったりな、アイスクリームをサンドしたものも販売されていて、店舗前ののぼりを見た、ちびっこたちが、「アイス食べたい~」という場面も。
「SOY YEBIS」の想い 家族そろって同じものを食べてほしい
「SOY YEBIS」代表の山下さんに「たい焼き」に込めた思いを伺いました。
山下さんはカメラマンとして30年以上の実績があり、子どもの写真を専門に撮影されていたとのこと。その中で「アレルギーを持つ子どもにも家族そろって同じものを食べてもらえたら」との思いで、できるだけ身体に優しい素材を使った「たい焼き」を作られているそうです。
焼き型は共有なので、現状は「小麦粉の完全除去」まではいたってないそうですが、「ヴィーガンたい焼きは小麦粉を使用していないので、グルテンを気にされている方にも美味しく食べていただきたい」と想いを伝えてくれました。
商品の包装に原材料がわかるQRコードが記載しているので、どんな材料を使っているのか、きちんとわかるのもありがたいなと感じた筆者です。
「SOY YEBIS」のこれからのこと
「たい焼き」は日本古来、縁起の良い食べ物として親しまれていたもの。縁起の良い「たい焼き」と、門司区のご当地キャラクター「じーも」を恵比寿様に変身させて合わせることで、より縁起のよい「たい焼き」になりました。
ちなみに「じーも」をモチーフにしたグッズは様々ありますが、食べ物としての商品は同店が初!とのこと(行政に申請が必要で同店は許可済)。
山下さんは「門司区民の皆さんに愛される商品になることを目指し、門司区民の皆さんには全員に1度は食べていただきたいですね。そして、お子さんのお誕生日や、様々なお祝いの席に同店の『じーも』たい焼きが登場する機会があると嬉しいです」と、今後の展望を聞かせてくれました。
黒あん1個と好みのたい焼きが4個選べる「5個セット」(1200円)は1つずつ購入するよりも少しお得なほか、箱入りとなっているので手土産にもできそうです。
縁起物の「たい焼き」と、門司区の人気キャラクターのコラボ商品。贈って嬉しい、もらって嬉しい縁起物。門司の新名物として喜ばれそうですね。
詳細はSOY YEBISのインスタグラムで確認できます。
<SOY YEBIS>
■住所/門司区中町1-30
■営業時間/12:00~19:00
■定休日/月曜日
■駐車場/店舗前に有料駐車場あり(20分まで無料)
※最新の情報は同店のInstagramに掲載しています
※2024年8月20日現在の情報です
(ライター・kohalu.7)