46歳、ライターの《リアル貯金額》。旅行に行きたい。通帳を分ければ貯まりますか?【FPが解説】
読者から寄せられたリアルな総資産額を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【46歳 女性】
【貯金額】46歳、女性の場合
プロフィール
46歳、女性
業務委託のライター、年収50万円
夫(48歳、公務員)と子2人(16歳高校生・13歳中学生)の4人暮らし
【相談内容】通帳を分けて管理する方法はアリですか?
「つつましい暮らしが習慣になっているので、今の貯金額に満足しています。貯金用・引き出し用・旅行用など、目的ごとに通帳を分けることで目標をもって貯めたいのですが、この方法で貯金は増えるでしょうか?」
現在の資産額の水準は?
質問者さんと同年代である40代2人以上世帯の貯金額は、平均が889万円・中央値が220万円です。
質問者さんの資産額は500万円で、これは平均貯金額の約56%、中央値の約2.3倍となります。
*……参考:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和5年」
通帳を増やす前に!簡単&便利な貯金管理のアイデア
通帳を目的別に分けるデメリット
質問者さんは、目的別に通帳を分けて貯金を管理したいのですね。
通帳を分けて管理すると金額がわかりやすくなりモチベーションが保てるようになる一方で、「管理が煩雑になる」「それぞれの口座に定期的に振り分ける手間がかかる」などのデメリットもあります。
簡単に始められる「2つの口座管理」
まずは「貯金用」「引き出し用」の2つに分ける方法を試してみてください。
旅行用は「貯金用」に含めて、必要なタイミングで引き出すようにすれば十分です。
給与が振り込まれる口座から毎月一定額を「貯金用」の口座へ移し、それ以外の支出は「引き出し用」だけで管理します。
これだけでも、管理がグッと簡単になりますよ。
パソコンやアプリでの「内訳管理」も便利
通帳を分けるのが難しい場合は、パソコンの表計算ソフトで「貯金の内訳」を記録する方法もおすすめです。
また、銀行によっては、口座を1つしか持っていなくても、専用のアプリ上で仮想的な目的別口座を作れるサービスも登場しています。
さらに簡単に貯金を管理できるでしょう。
まとめ
・質問者さんの貯金額は、平均貯金額の約56%、中央値の約2.3倍です。
・通帳を増やすことで、管理が煩雑になったり振り分ける手間がかかったりなどのデメリットが発生します。
・銀行口座は「貯金用」「引き出し用」の2つに絞る、または表計算ソフトや銀行の目的別口座サービスを使うなどして、ストレスフリーに貯金管理しましょう。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。