Yahoo! JAPAN

「数十年ぶりの名作続編」が続々ヒット!『グラディエーター』『トップガン』『ビートルジュース』が新旧ファンを魅了する理由

映画評論・情報サイト BANGER!!!

「数十年ぶりの名作続編」が続々ヒット!『グラディエーター』『トップガン』『ビートルジュース』が新旧ファンを魅了する理由

あの『グラディエーター』が24年ぶりに復活!

人類の歴史上 最大級の栄華を誇った大帝国・古代ローマを舞台に、苛烈を極める皇帝の後継者争いの陰謀に巻き込まれ奴隷へと落とされた元大将軍が復讐を誓い、剣闘士(グラディエーター)としてコロセウムで極限の闘いに挑む――。

映画『グラディエーター』(2000年)の魅力は、他に類を見ないほど徹底された映像美と、ラッセル・クロウ、ホアキン・フェニックス、リチャード・ハリスら名優たちによる演技合戦、そしてすべてを飲み込むほどの大スケールで描かれる情熱的なバトルシーンだ。一瞬たりとも目の離せない完成度に、第73回アカデミー賞では作品賞・主演男優賞を含む5部門受賞(12部門ノミネート)を果たした、名匠リドリー・スコット監督のフィルモグラフィを代表する伝説の名作である。

PrimeVideo『グラディエーター (字幕版)』© 2000 DreamWorks LLC and Universal Studios. All Rights Reserved.

新たなる伝説の幕開け『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』

そんな歴史大作叙事詩の“その後”を、最新技術によってさらにグレードアップした圧倒的な迫力で描いたのが、11月15日(金)より公開となる『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』。監督のリドリー・スコットは、1作目の『グラディエーター』を含めて過去3度のアカデミー賞ノミネートを誇る、控えめに言っても映画史にその名を刻む“生けるレジェンド”の一人だ。

『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』©2024 PARAMOUNT PICTURES.

なおアカデミー賞作品賞受賞作の続編が同じ監督によって制作されるのは、フランシス・フォード・コッポラ監督による『ゴッドファーザー』(1972年)の続編、『ゴッドファーザー PART II』(1974年)以来のこと。本作がアカデミー賞作品賞を受賞すれば約50年、半世紀ぶりのシリーズ2作連続受賞となり、この超絶的快挙への期待が早くも集中している。

メイキング写真
『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』©2024 PARAMOUNT PICTURES.

新旧ファンの心を掴む“伝説の続編”映画を厳選ピックアップ!

ここ数年ハリウッドでは、映画史に名を刻み現在まで脈々と語り継がれ、伝説と化した名作映画の続編が次々と制作・公開されている。前作を劇場でリアルタイム鑑賞した世代にとってはエモーショナルな映画体験および再発見の機会となるのはもちろん、技術が革新的に進歩したことによって当時は不可能だった表現が盛り込まれ、初めてシリーズに出会った若い世代も熱狂させるクオリティを実現している。

『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』©2024 PARAMOUNT PICTURES.

ということで今回は『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』の公開を記念し、“伝説の続編”と名高い映画を一挙ご紹介。日本でも記録的ヒットを記録したアツい人間ドラマから、気鋭監督がカルト大作にケジメをつけたSF、世界的なバズりに業界人も驚いたダークコメディなど、今すぐサクッと鑑賞できる作品ばかりだ。

「数十年ぶりの続編映画」がとにかく面白い!

『ブレードランナー 2049』(2017年)

未来都市に潜む真実、人間とは何かを問うSFの金字塔『ブレードランナー』の正当な続編。2049年のロサンゼルスを舞台に、ライアン・ゴズリング演じる特務刑事=ブレードランナー〈K〉が、30年の時を経て封印された謎を解き明かす――。

PrimeVideo『ブレードランナー 2049 (吹替版)』© 2017 Alcon Entertainment LLC. All Rights Reserved.

前作で描かれた人造人間=レプリカントの「人間性」を問う哲学的テーマがさらに深まり、圧巻のビジュアルと音楽が観る者を壮麗な未来世界へと誘っていく意欲作。また、前作とのつながりを感じさせるキーキャラクターたちの登場も必見で、ハリソン・フォード演じる元ブレードランナー、デッカードも再び重要な役割を果たし、未来の可能性と人間の本質に迫っていく。

前作の監督であるリドリー・スコット製作総指揮のもと監督のバトンを受け継いだのは、のちに『DUNE/デューン 砂の惑星』シリーズ(2021年~)を手掛けることになるドゥニ・ヴィルヌーヴ。すさまじいプレッシャーに応え、第90回アカデミー賞で5部門にノミネートされ撮影賞・視覚効果賞の2部門を受賞し前作の評価を超えてみせた。

『トップガン マーヴェリック』(2022年)

天空を駆ける熱き友情の物語! 全世界が熱狂したアクション超大作『トップガン』の続編。トム・クルーズ演じる主人公ピート・“マーヴェリック”・ミッチェルが再びスクリーンに登場し、社会現象レベルのヒットを巻き起こした。

本作は、長年の経験を活かして新しい世代のパイロットたちを育成する使命を背負いながら、マーヴェリック自身も新たな試練に立ち向かう様子を描いている。IMAXカメラをコックピットに6台搭載して撮影した衝撃の空中アクションシーンはもちろんのこと、前作から続くエモーショナルな人間関係が織り成す物語は観る者の心を揺さぶる。

北米歴代興行収入では5位という成績を残し、日本でも4か月越えのロングラン上映で、2010年以降に公開された実写映画No.1という記録を樹立。まさに令和を代表する至極の1本、未見のままではいられない!

『ビートルジュース ビートルジュース』(2024年)

ハロウィン史上最大のお騒がせホラー! カルト的人気を誇る『ビートルジュース』が36年ぶりに、まさかのオリジナルスタッフ・キャストによって復活した奇跡の続編。

前作から引き続いてビートルジュースを演じるのは、初代バットマン映画俳優にして実録ドラマ作品にも引っ張りだこの名優マイケル・キートン。ビートルジュースはその名前を3回呼ぶと死後の世界から現れる、お調子者の“人間怖がらせ屋”だ。死後の世界から楽しい人間界への移住を夢見るビートルジュースは、数十年にわたり恋している人間のリディア(ウィノナ・ライダー)との無謀すぎる結婚のため、死後の世界にさらわれたリディアの娘・アストリッド(ジェナ・オルテガ)の救出に奔走するが……。

鬼才ティム・バートンが監督を続投したことだけでも大ニュースだが、ほぼCGを使わないポップでダークな世界観は、相変わらずのバートン節が全開。公開後3日で興行収入1.4億円突破、洋画初登場No.1を記録しているカオスでポップなホラーコメディは、今年のハロウィンシーズンにもピッタリだ。

『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』

11月15日(金)より全国の劇場で公開

陰謀渦巻くローマで再び英雄が立ち上がる! 伝説の歴史スペクタクル超大作『グラディエーター』の続編がついに日本公開。

『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』©2024 PARAMOUNT PICTURES.

ローマ帝国が栄華を誇った時代――。前作、激しい闘いの末に剣闘士マキシマス(ラッセル・クロウ)が皇帝コモドゥス(ホアキン・フェニックス)に勝利したことで、ローマは大きな転換点を迎えたかに思われた。しかし十数年後、次なる暴君の圧政によって、市民は苦しい生活を強いられていた。

そんな中、将軍アカシウス(ペドロ・パスカル)率いるローマ帝国軍の侵攻によって愛する妻を殺された主人公・ルシアス(ポール・メスカル)は奴隷として売られ、グラディエーター《剣闘士》となる。復讐心を胸にコロセウム《円形闘技場》での闘いに身を投じるルシアスは、果たして復讐を遂げることができるのか――。

『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』©2024 PARAMOUNT PICTURES.

いまだ多くの映画ファンに「生涯の一本」として挙げられることも多い『グラディエーター』。そんな伝説の十数年後を描く『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』では、前作の主人公であるマキシマスの息子ルシアスが、陰謀渦巻くコロセウムで英雄へと成長していく姿が描かれる。

『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』©2024 PARAMOUNT PICTURES.

そんな続編の公開に合わせ、10月11日(金)から10月24日(木)までの期間、全国の劇場で『グラディエーター 4Kデジタルリマスター』が再上映中。前作を大スクリーンで味わい、立て続けに続編を鑑賞するという贅沢ツアーのチャンスをお見逃しなく!

『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』は2024年11月15日(金)より全国公開

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 人類共存の実現が、ある芸術家に託された時代があった!【人類の都 なぜ「理想都市」は闇に葬られたのか】

    NHK出版デジタルマガジン
  2. 実りの秋に旬のフルーツをフレッシュジュースで 山口市「フルーツJ」

    山口さん
  3. 今季全58発、最長は森林に消えた「145m」 大谷翔平・本塁打データベスト3【飛距離編】

    SPAIA
  4. 1位指名は投手偏重の日本ハム 今年も競合覚悟で「ナンバー1」に入札か【球団別ドラフト指名傾向】

    SPAIA
  5. 運動が苦手でもOK。座りながらできる「ぷよぷよ太もも」を引き締めるエクササイズ

    4MEEE
  6. 赤ちゃんが生まれたら、犬たちが…突然の妹誕生で見せた反応に思わず涙が出ると303万再生「なんか泣けた」「とんでもなく可愛い…」と絶賛

    わんちゃんホンポ
  7. 家族で行きたい♪ 奈良の味覚狩りスポットまとめ【2024年版】

    奈良のタウン情報ぱーぷる
  8. 便利なコンビニワインの“罠”。ファミマPB初のニュージーランドワインは「絶対買い!」なワケ

    コクハク
  9. 更年期は洗濯物が増える!「汗とともに去りたい」と心がチクチクしたら…【日日更年期好日 #2】

    コクハク
  10. 花業界の革命児「雑草」に注目! 秋冬の散歩で見つけたい“おしゃれ雑草”テッパン6種

    コクハク