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「Pooch Dog Rescue」によって新たな家族にめぐり会えた保護犬たち

いぬのきもちWEB

Nさん家が迎えたチワワのぬっくん(推定14才/右)とオハナちゃん(推定11才/左)。シニアでも超元気!

ここでは、犬と、犬を取り巻く社会がもっと幸せで素敵なものになるように活動している方々をレポートします。

今回は、神奈川県逗子市を拠点に、地元に密着した犬の保護活動を行っている「Pooch Dog Rescue」の取り組みについて紹介します。

譲渡先の飼い主さんとの絆を大切にし、これからも目の前の一頭を確実に幸せにしていきたい


2012年の設立当初から「Pooch Dog Rescue」の代表を務める吉川 愛さん。2014年にはNPO法人を取得。現在は逗子市でペットホテルを営みながら保護犬の預かり、譲渡を手がけている


今年で設立12年目を迎えるPooch Dog Rescue(以下Pooch)では、数多くの保護犬たちを幸せな家庭へと送り出していきました。神奈川県のNさん夫妻は、2020年にPoochの譲渡会で出会ったチワワのぬっくんを家族に迎えました。飼育放棄されたぬっくんは、当初全身が皮膚病に侵されていましたが手厚く医療をかけた結果、見違える姿に。

「その後、2023年に吉川さんがもう1頭のチワワを紹介してくれました。譲渡会でオハナをひとめ見て気に入ったので即トライアルすることに。今では2頭と2〜3カ月に一度は遠方まで旅行に行ったりして楽しく暮らしています」とNさん。
Poochで預かりボランティアとして問題行動のある保護犬のトレーニングを行った経験もある、神奈川県在住のEさんは、2頭の保護犬をPoochから迎えました。2018年に関東の愛護センターからPoochが引き取った12才のはこべちゃんは5年後にその命を全う。その後、Poochから闘犬の血が入ったドビーくんを紹介してもらいました。

「わが家には愛犬4頭がいるのですが、そのうちの1頭とドビーはうり二つだったんです。現在は5頭となり、近い将来キャンピングカーにみんなを乗せて、北海道周遊旅行に行く計画を立てています(笑)」とEさん。

昨年亡くなったEさん家のはこべちゃん(推定17才)。Poochから迎えたあと、よく旅行にも行ったそう
ボランティアスタッフのEさんが迎えたドビーくん(推定8カ月)。人が大好きでフレンドリーだそう


最後に吉川さんは、「これからもPoochの保護犬を迎えてくれた飼い主さんの気持ちに寄り添いながら、数ではなく一頭ずつ確実な譲渡を目指して活動を続けていけたら」と語ってくれました。

出典/「いぬのきもち」2024年8月号『犬のために何ができるのだろうか』
写真/犬丸美絵
写真提供/Pooch Dog Rescue
取材・文/袴 もな
※保護犬の情報は2024年6月7日現在のものです。

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