泉大津でのライトゲームで60cm級シーバス2尾【大阪湾】小型のキビレも連発
連日の大阪湾奥釣行である。昨日は南港へ。今日は泉大津へ。狙いはメバル、なのだが、おそらくもう反応は薄くなっているだろうと思っていた。海水温的にもメバルの活性が下がり始める頃だ。しかしまあ何か釣れないわけはないだろう。二日連続の雨の中、シーバスとキビレと戯れた釣行をレポート!
泉大津でライトゲーム釣行
釣行日は、5月12日。中潮周りで、20時頃に満潮を迎える。雨さえ降っていなければ、そして私の体力さえ持続すれば、上げ潮・下げ潮で二回ほど時合いがありそうなものだ。とはいえ、こっちは昨日も雨に濡れて3時間のメバリングを敢行している。どこまで体力が持つか、やってみなければわからない。
一応メバル狙いで、メバリングタックル1本できた。とはいえ私にとってメバリングタックルは「何でも来いや」という意味と同義で、青物でもこない限り何でも釣ってみせる自信がある。
シーバス、チヌが来るのは当たり前だと思って、リーダーだって太いものを準備してきた。メバリングというよりはライトゲーム〜ミドルゲームに近いセッティングだ。まあ、まずは様子見から。シンキングタイプのミノーで少し深いレンジを探っていく。
ツンツンくるアタリはキビレ
いきなりツンツンツンツン、やたら突いてくるヤツらがいる。こいつらがみんなメバルならヒャッホーだが、そううまくいかない。銀チャリコと言いたいレベルのキビレたち。30cm程度を3枚キャッチ。
しかしこいつらがチヌよりも先に反応し始めたのは、季節の変わり目を思わせるものである。というのも、ノッコミというチヌの産卵パターンならば、絶対に優先して本チヌが食ってくるからだ。
この春も事実ずっとそうだった。それが、今日はキビレが先。どうやらチヌのノッコミは終了間近、なのかな。
メバリングタックルで釣っても、大きめのカサゴ程度にも劣る引き味の小さなキビレくん。しかしこれだって釣果の賑わいである。この時点で早々にボウズを脱したことから、次の釣りに集中できる。
シーバス60cm弱が2尾
あちこちでシーバスがばしゃばしゃやっているのが見える。この日は曇天で、おまけに今年はバチ抜けを一切見ないので、まあ小魚でも追っているのだろう。足元に投げるとどうしてもキビレになってしまうので、ちょっとオープン気味に投げて、キワまで持ってくる引き方にかえる。
イメージとしては、オープンで魚にルアーを見つけてもらい、キワで、「追い詰めた!ここだ!」と食わせるわけだ。
この作戦が奏功して、まずは1尾シーバスをキャッチした。60cm弱だが、さすがにメバリングロッドだとグングンに竿を曲げてくれる。実に楽しいターゲットだ。
ルアーローテーション。途中、いくつかメバルのアタリが出て、「うあっ」「ああ…」とノセきれないのに嘆息を吐く。と、再びでかいヤツが食いついた。頭を左右にばかみたいに振りやがる。こいつ、シーバスだよな。
もしかしてデカいチヌかも。チヌだったら年無し確定の水圧だったが、やっぱり上がってきたのはシーバスだった。こいつも60cm弱。
ハリが曲がるトラブル多発
キビレ3枚、シーバス2つ、まあいいか。ここで納竿として、帰途についた。それにしても、今日はやたらとハリをやられた日だった。
メバル用のプラグを使って釣っているのだが、キビレやシーバスのような魚をかけると、かかりどころ・かかり方によっては、ハリを曲げられてしまう。プライヤーで引き抜くと、折れたものもあった。トレブルフックを買い足さなければならない。
このあたりにメバリングロッドを使った「ミドルゲーム」のむずかしさがある。流用のルアーでやるので、ハリが魚に負けてしまうのだ。それでバラしたりはしないのだが、交換用フックは釣り場でも必要かもしれない。今後、この弱点の克服か誤魔化し方をもう少し考えるとしよう。
<井上海生/TSURINEWSライター>