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【2025年】使いやすい電卓のおすすめランキング。家庭用の人気商品を専門家と徹底比較

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【2025年】使いやすい電卓のおすすめランキング。家庭用の人気商品を専門家と徹底比較

数百円から数万円のものまで、数多くの製品がある電卓。実は電卓ごとに打ちやすさやキーの配置、液晶の見やすさは大きく変わるんです。そこで今回は、使いやすくて手ごろな価格の電卓を人気ブランドの中から専門家と「家電批評」がピックアップし、徹底比較! あなたにぴったりの一台で、計算のストレスを減らしましょう。

電卓のメリットとは?

電卓は、デジタル化が進む現代でも依然として重要な計算ツール。スマートフォンの電卓アプリもありますが、専用の電卓には独自のメリットがあります。

まず、物理的なキーによる確実な入力感により、誤操作を防ぎながらスピーディーに計算できる点が特徴。また、液晶画面が常に表示されているため、計算途中の数値を確認しながら作業を進められます。電池持ちも良く、太陽電池併用タイプなら電池切れの心配もほぼありません。

また、家計簿の計算や仕事での簡単な集計など、日常生活のさまざまな場面で活躍。現代でも、十分に使える製品なんです。

電卓の選び方は?

普段使いに適した電卓を選ぶ際に注意すべきポイントを紹介。価格だけでなく、使いやすさを左右する要素を理解しておくことが重要です。

選び方①:打鍵感

キーを押したときの感触は、計算作業の効率に大きく影響します。軽やかで心地よい打鍵感があると、長時間使っても疲れにくく、正確な入力が可能。一方、キーが重すぎると指が疲れやすく、軽すぎると誤入力の原因となってしまいます。

特に重要なのは、キーの端を押しても確実に入力される構造かどうか。キーの中央部分だけでなく、端の部分を押しても垂直にキー入力ができる設計なら、ブラインドタッチでも安心して使えます。

また、キーから指を離す前に次のキーを押しても、入力を受け付ける早打ち機能を搭載していると、素早い連続入力も可能です。

選び方②:キーの工夫

キーの見やすさと配置は、使い勝手に直結する要素。文字色とキーの色のコントラストが高く、数字がはっきり見えることが基本条件となります。白地にグレー文字、黒地に白文字など、視認性の高い組み合わせを選びましょう

また、機能別に異なるキー成型を採用した製品もあり、フラットキー、凹型傾斜キー、凸型ラウンドキーなど、用途に応じて形状を変えることで、心地よいクリック感と入力ミスの軽減を両立しています。

選び方③:液晶の見やすさ

計算結果を確認する液晶画面の見やすさは、ミスを防ぐために欠かせません。大きなディスプレイを搭載し、コントラストが高く、文字が太くはっきり表示される製品がおすすめです。

また、入力した数値を画面に表示する際、タイムラグなく表示するものがベスト。機種によってはほんの一瞬ですが、画面が消えるものがあり、数字の見にくさにつながる場合もあるので要注意です。

そのほか、画面に傾斜がついているかも重要なポイント。チルト式で角度調整できるタイプなら、使用環境に合わせて最適な見やすさに設定できます。「万」や「千」などの日本人に馴染みのある単位表示に対応していると、大きな数値の計算時により便利に使えるでしょう。

選び方④:静音性

家庭や職場で使う際、キーの打鍵音は意外に気になるもの。とくに夜間や静かな環境では、音が響かない設計が重要です。シリコンラバーなどの衝撃吸収材を使用し、静音設計を採用した製品なら、周囲を気にせず計算作業に集中できるでしょう。

電卓の検証方法は?

今回の検証では、普段使いに最適な電卓を見つけるため、「打鍵感」「キーの工夫」「液晶の見やすさ」「静音性」の4項目を中心に評価を実施。それぞれを点数化し、コストパフォーマンスも含めて総合的に判定しました。

打鍵感(20点満点)では、キーの軽やかさ、安心感のある構造、早打ち対応の有無を評価。キーの工夫(10点満点)では、文字の見やすさ、色分け、デザイン性をチェックしています。液晶の見やすさ(15点満点)では、画面サイズ、コントラスト、傾斜機能を、静音性(5点満点)では実際の打鍵音レベルを測定しています。これらの性能を、文具プランナーの福島槙子さんと検証しました。

また、基本性能に加え、価格とのバランスを考慮したコストパフォーマンス評価を編集部で行い、普段使いに最適な電卓をランキング形式で紹介します。

【1位】キヤノン「HS-1220TUB」

HS-1220TUB イメージ

キヤノン
HS-1220TUB

実勢価格: 2,264円〜

総合評価: 4.65

打鍵感: 4.75
キーの工夫: 4.00
液晶の見やすさ: 5.00
静音性: 5.00
コスパ: 4.50

すべての項目で高得点を獲得した最優秀モデル

キヤノン「HS-1220TUB」は、今回検証したすべての項目で高い評価を獲得した、まさに理想的な普段使い用の電卓。2000円程度という手頃な価格ながら、プロ仕様に匹敵する使いやすさを実現しています。

最大の特徴は、ボタンが大きく軽やかな打ち心地を実現していること。端の部分を押しても垂直にキー入力ができる安心構造により、ブラインドタッチでも確実な入力が可能です。素早いキー入力にも対応し、効率的な計算作業をサポートします。

キー配置にも工夫が凝らされ、フラットキー、凹型傾斜キー、凸型ラウンドキーを機能別に使い分けることで、心地よいクリック感と入力ミスの少なさを両立。数字の視認性も良好で、日常的な使用において不満を感じることはありません。

静音性も優秀で、静音キーボードのような感触でした。家庭でも職場でも、周囲を気にせず使える点は大きなメリットといえるでしょう。

おすすめポイントボタンが大きく軽やかな打ち心地キーごとに形状が異なり心地よいクリック感大画面表示で文字が見やすい音キーボードのような感触がっかりポイントキー配色がわずかに見にくい

幅: 126mm
奥行: 23mm
高さ: 175mm
重量: 179g(約)
型番: HS-1220TUB

文具プランナー 福島槙子 氏のコメント

「キーがとても打ちやすいです。液晶も大きくてコントラストが高く、なめらかな表示がポイントです。」

キーによって異なる形状

フラットキー、凹型傾斜キー、凸型ラウンドキーと、3タイプのキーを組み合わせることで、誤入力を減らしつつ快適に入力できます。静音性も優れており、オフィスや家庭の静かな環境でも安心して使用可能。

特大ディスプレイで数字も見やすい

液晶は特大ディスプレイを採用しており、コントラストも高くて見やすいのが魅力。数字も太く表示されるので、一目で確認できます。

【2位】カシオ「WM-320MT」

WM-320MT イメージ

カシオ
WM-320MT

実勢価格: 2,321円〜

総合評価: 3.46

打鍵感: 3.00
キーの工夫: 3.50
液晶の見やすさ: 4.30
静音性: 3.00
コスパ: 3.50

防水防塵仕様で屋外や現場作業にも最適

カシオ「WM-320MT」は、一般的な使用環境を超えた厳しい条件下でも安心して使えるタフな電卓。2000円台で、防水防塵機能と優れた基本性能を両立している貴重な存在といえるでしょう。

最大の特徴は、IP54相当の防水防塵性能を備えていること。本体からキーパッドを外して水洗いができる構造により、汚れやすい環境でも清潔に保てます。建設現場や屋外での作業、食品を扱う現場など、水や埃が気になる環境での使用に最適です。

基本性能も充実しており、ボタンは大きく軽やかな打ち心地を実現。凹凸キーの採用により確実な入力感があり、早打ち機能(2キーロールオーバー)にも対応しています。連続した数値入力でもストレスなく作業を進められるでしょう。

唯一の弱点は、数字以外のキーがベースと同系色でやや見にくいこと。デザイン的な配慮は感じられますが、機能性を重視するなら他の選択肢も検討する価値があります。しかし、耐久性と基本性能のバランスを考えれば、過酷な環境で電卓を使う方には間違いなくおすすめできる製品です。

おすすめポイント防塵防水性能で分離して水洗い可能タフなつくりコントラストのある数字が大画面表示大画面表示で文字が見やすいがっかりポイントキーの文字色が同系色でやや見にくい

幅: 108.5mm
奥行: 33.4mm
高さ: 168.5mm
重量: 175g(約)
型番: WD-320MT

文具プランナー 福島槙子 氏のコメント

「防水防塵、また頑丈なつくりをしているので、とくに現場(屋外)で使うのに向いています」

キー部分は取り外して水洗い可能

本体からキーパッドを外して水洗いが可能。防水防塵設計なので、屋外で使う人に最適なモデルです。建築現場や市場など、汚れやすい場所でも安心して使用できます。

【2位】カシオ「MW-12GT-N」

MW-12GT-N イメージ

カシオ
MW-12GT-N

実勢価格: 1,437円〜

総合評価: 3.50

打鍵感: 3.00
キーの工夫: 2.50
液晶の見やすさ: 4.00
静音性: 3.00
コスパ: 5.00

手頃な価格で基本機能を網羅した優等生

カシオ「MW-12GT-N」は、2000円を大きく割り込む手頃な価格で必要十分な機能を搭載した、まさに電卓の定番といえるモデル。派手な特徴はないものの、すべての項目で合格点を獲得し、不自由なく使える安心感があります。

打鍵感は良好で、ボタンは大きく軽やかな打ち心地を実現。凹凸キーの採用により確実な入力感があり、早打ち機能(2キーロールオーバー)にも対応しています。長時間の使用でも疲れにくく、効率的な計算作業をサポートします。

静音性は普通レベルで、家庭や一般的なオフィス環境では問題なく使用可能。

気になる点は、数字の文字色が黒、キーがグレーという組み合わせで、やや視認性に劣る点です。明るい環境では問題ありませんが、薄暗い場所では数字が読み取りにくい場合があります。

しかし、この価格帯でこれだけの機能と品質を実現している点は魅力。初めて電卓を購入する方や、基本的な電卓能があれば十分という方におすすめです。

おすすめポイントボタンが大きく軽やかな打ち心地大画面表示で文字が見やすい求めやすい価格がっかりポイントキーの文字色が同系色でやや見にくい

幅: 103mm
奥行: 28.8mm
高さ: 145mm
重量: 120g(約)
型番: MW-12GT-N

文具プランナー 福島槙子 氏のコメント

「キーの表示以外は問題なく、定番の電卓で慣れれば使いやすいです」

シンプルながらも使いやすさを追求したモデル

シンプルでクセのない設計が愛される定番モデル。軽やかな打鍵感を備え、連続して入力しても操作がスムーズ。凹凸のあるキーは押しやすく、誤入力を防ぎながら快適に利用できます。

【4位】シャープ「EL-S762K-X」

EL-S762K-X イメージ

シャープ
EL-S762K-X

実勢価格: 3,059円〜

総合評価: 3.31

打鍵感: 4.75
キーの工夫: 4.00
液晶の見やすさ: 2.30
静音性: 3.00
コスパ: 2.50

チルト式の角度調整が便利な中堅モデル

シャープ「EL-S762K-X」は3000円超えという、やや価格が高めな電卓。ただし打鍵感とキーの視認性において高い評価を獲得しており、使いやすさを重視する方におすすめできる製品です。

打鍵感は優秀で、ボタンが大きく、非常に軽やかな打ち心地を実現。凹凸キーの採用により確実な入力感があり、早打ち機能(2キーロールオーバー)にも対応しています。

また、チルト式で傾きを調整できる液晶画面も便利な機能。使用環境や好みに応じて最適な角度に設定でき、どの視点からでも細かく見やすさを保てます。

ただし、大きな弱点もありました。個体差の可能性もありますが、検証中、ボタンを押すたびに一瞬ディスプレイが消えてチラつく現象が発生し、見にくく感じる場面がありました。この表示の不安定さは、集中して計算作業を行う際にはストレスとなるおそれがあります。

さらに、静音性においても、端っこを押すとややうるさいという弱点が存在。許せる範囲ではありますが、完全な静音性を求める方には向いていません。

おすすめポイントボタンが大きく、非常に軽やかな打ち心地キーと文字の配色がはっきりして見やすいチルト式液晶画面で角度を好みに変更できるがっかりポイントボタンを押すたびに一瞬ディスプレイが消えて視認性に欠けるミドルクラスの機能にしては価格が高め

幅: 112mm
奥行: 25.5mm
高さ: 185mm
重量: 172g(約)
型番: EL-S762K-X

文具プランナー 福島槙子 氏のコメント

「サイズが大きく入力しやすい。またキーの配色がくっきりして文字が見やすいです」

視認性の高いキー配置で打鍵感も見事

数字キーと演算キーが色違いのグレーで、文字色が白く太く表示されているため、視認性が高く、入力ミスを減らせます。打鍵感も適度な反発力があり、軽快なタッチで入力可能です。

【5位】ナカバヤシ「ECD-4102TLG」

ECD-4102TLG イメージ

ナカバヤシ
ECD-4102TLG

実勢価格: 980円〜

総合評価: 2.96

打鍵感: 2.50
キーの工夫: 2.50
液晶の見やすさ: 3.30
静音性: 3.00
コスパ: 3.50

調整しやすいチルト式でどんな角度でも画面が見やすい

ナカバヤシ「ECD-4102TLG」は、最安で1000円を切る価格ででチルト式角度調整機能を搭載したユニークな特徴を持つ電卓。画面の見やすさにこだわる方への選択肢となる製品です。

最大の特徴は、チルト式で傾きを調整できる液晶画面。使用環境や個人の好みに応じて最適な角度に設定でき、長時間の作業でも疲労を軽減できます。デスクの高さや椅子の位置など、さまざまな条件に対応できる柔軟性は、ほかの製品にはない魅力といえるでしょう。

しかし、基本的な使い勝手においては改善の余地が存在。キーを押した時の反発が重めで、長時間の使用では指が疲れやすくなる恐れがあります。

キー配置にも特殊な部分があり、ACキーの位置が左上にあるという一般的でない配置を採用。他の電卓に慣れている方には違和感を覚える可能性があります。慣れれば問題ありませんが、初期の使い始めには注意が必要です。

それでも、角度調整機能の利便性や基本的な電卓能は十分に備えており、特定のニーズには応えられる製品。デスクワークで長時間電卓を使用し、画面角度にこだわりたい方には検討する価値があります。

おすすめポイントチルト式液晶画面で角度を好みに変更できるがっかりポイントキーを押したときの反発が重く疲れやすい液晶画面がやや小さいキー配置にやや違和感を感じる

幅: 134mm
奥行: 35mm
高さ: 184mm
重量: 208g(約)
型番: ECD-4102T-LG

文具プランナー 福島槙子 氏のコメント

「液晶画面の角度を調整できるのはいいけれど、本体サイズの割に画面が小さいのはもったいないですね」

本格的な角度調整機能を搭載

ディスプレイの角度を自由に調整できるチルト機能を採用し、机の高さや照明の当たり具合に合わせて、見やすい位置に設定できます。液晶のサイズがやや小さめなので、この機能はうれしいポイント。

【6位】カシオ「JT-200T」

JT-200T イメージ

カシオ
JT-200T

実勢価格: 2,573円〜

総合評価: 2.56

打鍵感: 2.00
キーの工夫: 1.50
液晶の見やすさ: 3.30
静音性: 4.00
コスパ: 2.00

機能面もしっかり配慮したデザイン重視モデル

カシオ「JT-200T」は、2,830円という価格でデザイン性と機能性のバランスを追求した電卓。見た目の美しさを重視しながらも、基本的な使い勝手をしっかり確保している点が好感を持てます。

デザイン面では、白地にグレー文字という上品な配色を採用。奇抜な色を避けており、オフィスや家庭のインテリアに自然に馴染みます。太陽光パネルも上部に見にくく配置されており、デザイン全体の統一感を損なわない配慮が感じられるでしょう。

一方で、特大ディスプレイを採用しており、画面サイズの大きさは魅力のひとつ。開閉式スタンドで傾きも調整可能で、見やすい角度に設定できます。

静音性も良好で、比較的静かなレベルを実現。家庭での使用はもちろん、静かなオフィス環境でも周囲を気にせず使用できるはずです。

しかし、いくつかの弱点も存在。最も気になるのは、ボタンを押すたびに一瞬ディスプレイが消えてチラチラする現象です。画面が大きくて見やすいにも関わらず、この表示の不安定さが使い勝手を損なっています。

また、デザイン重視の結果、AC以外のキーがすべて同じ色になっており、機能的な見にくさが発生。美しさと使いやすさのバランスにおいて、やや美しさを優先しすぎた感は否めません。

それでも、デザイン性の高さは他の製品にはない魅力。インテリアとしての価値も考慮すれば、見た目を重視する方には十分におすすめできる製品といえるでしょう。

おすすめポイント秀逸なデザインが唯一無二大画面表示で文字が見やすいがっかりポイントボタンを押すたびに一瞬ディスプレイが消えるAC以外のキーがすべて同じ色になっていて視認性に欠ける

幅: 107mm
奥行: 26.1mm
高さ: 178mm
重量: 175g(約)
型番: JT-200T-GN

文具プランナー 福島槙子 氏のコメント

「画面が大きくて見やすいですが、表示がチラチラして一瞬見にくくなるのが残念です」

所有欲が満たされるオシャレな電卓

太陽光パネルを上部にさりげなく配置するなど、デザイン面の工夫が随所に確認できます。実用性と見た目を両立させたい人にとっては魅力的。機能性だけでなく、デスクに置いたときの雰囲気も重視したい方におすすめです。

【7位】無印良品「KK-1154MS」

電卓 12桁(KK-1154MS) イメージ

無印良品
電卓 12桁(KK-1154MS)

実勢価格: 1,290円〜

総合評価: 2.40

打鍵感: 2.00
キーの工夫: 1.00
液晶の見やすさ: 2.00
静音性: 3.00
コスパ: 4.00

ミニマルデザインが魅力的なライフスタイル重視モデル

無印良品「KK-1154MS」は、1,290円という手頃な価格で、同ブランドらしいミニマルデザインを実現した電卓。機能よりもデザインやライフスタイルとの調和を重視する方に適した製品といえるでしょう。

最大の魅力は、無印良品らしいシンプルで洗練されたデザイン。白を基調とした清潔感のある外観は、どんなインテリアにも自然に馴染みます。

一方で、開閉式スタンドで傾きを調整できる機能も搭載しており、基本的な使い勝手は確保されています。

また、打鍵感は軽やかで、長時間使っても疲れにくいです。ただし早打ち機能や凹凸キーなど、他の製品に散見された特殊な機能や工夫は感じられませんでした。

表示される数字がやや細い点やすべてのキーが同じ色という点は、視認性の低下に関わる可能性があります。

総合的に見ると、可もなく不可もない安定した品質を持っています。デザインだけで選ぶなら十分に魅力的な選択肢であり、無印良品のブランドイメージを重視する方には満足できる製品です。

おすすめポイント無印良品らしいミニマルデザインお求めやすい価格がっかりポイント液晶画面の文字が細く視認性に欠けるすべてのキーが白地にグレー文字で見にくい打鍵感に工夫なし

幅: 104.5mm
奥行: 11.5mm
高さ: 173mm
重量: 165g(約
型番: 37355538

文具プランナー 福島槙子 氏のコメント

「取り立てて特徴はありませんが、デザインが好みであれば選んでもよいでしょう」

無印良品らしいシンプルなデザイン

ごちゃごちゃしたものが苦手な人や、デスク周りをすっきりとさせたい人にぴったり。キーが色分けされていないため、慣れるまでは入力に少し注意が必要となります。

【8位】Asmix「C1258」

C1258 イメージ

Asmix/アスカ
C1258

実勢価格: 1,780円〜

総合評価: 1.05

打鍵感: 1.25
キーの工夫: 1.00
液晶の見やすさ: 1.00
静音性: 1.00
コスパ: 1.00

途中式表示機能付きのユニークなモデル

Asmix「C1258」は、2,260円という価格で途中式表示機能を搭載した、他にはないユニークな特徴を持つ電卓。計算過程を確認したい特殊なニーズには応えられるものの、基本性能においては課題が多い製品です。

最大の特徴は、途中式が表示される機能。計算の過程を画面で確認でき、複雑な計算でも間違いを見つけやすくなります。学習用途や、計算過程の記録が必要な業務においては価値のある機能といえるでしょう。

しかし、基本性能においては多くの問題が存在。キー間の幅は広いものの、キー自体が小さく、打ちやすくはありません。早打ちには対応しているものの、快適性の面では大きく劣ります。

魅力である途中式表示も、実際に使ってみるとドット文字で見にくく、計算式が長くなるとすべて表示できないという制限があります。そのうえ、演算結果の表示も小さく見にくく、せっかくの特徴的な機能が十分に活かされていません。静音性も低く、カチャカチャとうるさいです。

基本的な電卓として使うには不満が多く、途中式表示機能にとくに価値を感じない限りは、他の選択肢を検討することをおすすめします。

おすすめポイント途中式表示機能搭載がっかりポイントキーが小さく打ちにくいすべて同じキー配色で見にくい液晶画面が小さく、ドット文字も見づらさを感じるカチャカチャと騒音がするコスパは高くない

幅: 124mm
奥行: 35mm
高さ: 178mm
重量: 200g(約)
型番: C1258BK

文具プランナー 福島槙子 氏のコメント

「打ちにくく、表示も微妙で静音性も他機種と比較するとうるさめです」

演算結果後も計算式を確認できる

計算式を途中まで表示できる機能を備えており、演算の過程を確認可能。複雑な計算や、桁数の多い計算をする際に、どこで間違えたかを確認できるのは便利です。

コラム:電卓の疑問を解決!

ここまでおすすめ製品を紹介してきましたが、そもそも電卓のこと、よく知らないという人も多いのでは。ここでは電卓に関する疑問を「家電批評」編集部が解決します!

Q.電卓の桁数はどこまで必要?

A. 家庭用なら10桁でも十分ですが、仕事や簿記の勉強で大きな金額を扱う場合は12桁あると安心です。

Q.電卓の電源はソーラー?電池?

A. 多くのモデルが、光が当たる場所ではソーラーで、暗い場所では内蔵電池で動く「ツインパワー方式」を採用しています。電池交換の手間はほとんどありません。

Q.メーカーによって違いはどれくらいあるの?

A.メーカーによってキー配列が異なることも少なくありません。たとえば今回検証した中だと、カシオとシャープは「00」キーの位置が違いました。基本的には、これまで使ってきた電卓に近いキー配列を選ぶと使いにくさを感じにくいでしょう。

まとめ:迷ったらキヤノン「HS-1220TUB」で間違いなし!

ミドルクラス電卓のランキングを発表しました。

普段使いや軽い仕事用に最適な電卓を探している方には、キヤノン「HS-1220TUB」をおすすめします。2000円台という手ごろな価格ながら、すべての評価項目で高得点を獲得したバランスの取れた製品です。

軽やかで確実な打鍵感は、長時間の使用でも疲労を感じさせません。キーの端を押しても垂直に入力される安心構造により、ブラインドタッチでも正確な操作が可能。機能別に3タイプのキー成型を採用することで、心地よいクリック感と入力ミスの防止を両立しています。

また、特大ディスプレイはコントラストが高く、なめらかな表示でチラつきもなく、万や千などの単位表示で日本人にとって使いやすい仕様となっているのもポイント。

そのうえ、静音性も「だいぶ静か。静音のキーボードのような感触」と評価できるレベルで、家庭でも職場でも周囲を気にせず使用可能。デザインもキーがやや色分けしにくい程度の軽微な問題はあるものの、普段使いには全く支障のない上質な配色を実現しています。

総合的に見て、価格以上の価値を提供する優秀な電卓といえるでしょう。

一方、デザイン性を重視する方には、カシオ「JT-200T」も魅力的な選択肢。上質なデザインを実現し、太陽光パネルが目立たない配慮やインテリアに馴染む配色など、細部に至るまで美しさにこだわった製品。実用性だけでなくデザイン性も重視したい場合におすすめです。

電卓選びにおいて重要なのは、自分の使用環境と用途を明確にすること。今回のランキングを参考に、あなたにとって最適な一台を見つけてください。

電卓の売れ筋ランキングもチェック!

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