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劇団おぼんろ主宰の末原拓馬、ひとり芝居『カスタネット』を10/27に1日限定で上演

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末原拓馬ひとり芝居 『カスタネット』

2024年10月27日(日)赤坂サカス広場 特設紫テントにて、末原拓馬がひとり芝居『カスタネット』を上演する。この度、コメントが届いた。

路上独り芝居からキャリアをはじめ、劇団おぼんろ主宰として国内外で高い評価を得てきた末原拓馬が、自身の集大成とも言える『カスタネット』を上演。

本作は、憎しみから生まれた兵器、愛から生まれた奇跡。戦火の中で生まれた愛と祈りの物語。世界に復讐を誓う盗人ドブロクは、花瓶に言葉を吹き込み兵器とする作戦を王に持ちかけ死罪を免れようとする。国中に66の花瓶を配り歩く中で最後に出会ったのは、孤児の少女カスタネットだった……。

なお、本公演は中堅・若手の演劇関係者と老舗劇団が「テント芝居」を通じて交流する企画、赤坂舞台芸術祭2024『紫テント×crossing』(10月24日(木)~10月27日(日)開催)のひとつとして上演される。

特設紫テント

末原拓馬 コメント

何年も前にこの物語を描き上げた時、すぐに、この物語を広めていくことはきっと僕のライフワークになっていくだろうと思いました。今回で4回目の再演。命ある限りは演じ続けていきたいと思いますし、あとは、僕以外の語り部を増やしたり、文字や音楽、あらゆる姿に形を変えて世界中に広がって生き続けてくれたらなと思っています。そしていつか、この物語が古典と呼ばれますようにと願うのです。僕自身は、これから日本国内の各地を巡るのと、海外公演の準備を始めています。

僕の最初の演劇キャリアは、路上での独り芝居でした。毎日、昼も夜も都会の街に出て、喧騒の中で道ゆく人に声を張り上げました。ザクッとした自分の将来の予感として、芝居道具を詰め込んだトランク一つだけ抱えて、独り芝居をしながら世界中を旅する人、みたいなものがありました。

父を亡くしてからしばらくし、生意気にも余生なんてことを考えるようになった僕は、やっぱり、独り芝居が日常の一部である生き方をして生きたいと気付いたのです。今回たまたま、演劇祭参加へのお誘いをいただき、軽はずみにお受けしました。さほど悩んだわけでもなく、「あ、これが独り芝居ライフ再始動のきっかけって思し召しなのね」と感じたのです。

今回はたった1日きりの公演ではありますが、後にも先にも一度きりしか体験し得ない時間になると思います。その日の出会いを大切に、そしていつまでも覚えている時間にしようと心に決めて臨みます。どうか、この機会にご参加いただき、想像力を使って一緒に「物語り」という遊びをお楽しみいただけたらと思います。僕はもう、開場時から場内をフラフラしていようと思っていますので、気軽に話しかけてもらえたら嬉しいです。

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