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合計年収2000万円のパワーカップルが直面。レス問題回避に失敗した46歳女の不安

コクハク

誰にも言えない(写真:iStock)

 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

【冷酷と激情のあいだ〜女性編~】

46歳、順調交際のウラで抱える悩み

誰にも言えない(写真:iStock)

 交際2年半になる2歳年上の恋人・カズトさん(仮名)と順調な日々を過ごしていると、周囲には宣言をしている46歳の明美さん(仮名)。

 しかし本当は、まわりに言いたくても言えない事情を抱え、その悩みは日増しに大きくなっていると言います。

「私たちは結婚をしないまま、このまま老後まで一緒に過ごせたらいいね〜という選択をしています。

 過去には同棲も考えましたが、一緒にいる時間が長くなるとお互いの嫌なところが目につきやすくなるだろうからってことで、話し合ってやめました。

 今は、付き合って2年半ほどになりますね。いつまでも新鮮な気持ちでいられるよう、交際を始めた当初と同じペースでのデートを心がけているんですよ。だけど…」

贅沢デートも楽しんだのに(写真:iStock)

 ふたりは都会のおしゃれなパワーカップルに憧れていて、それぞれが年収1000万円前後を稼ぐことから、経済的な不満は一切なく、贅沢なデートも頻繁に楽しんでいるとのこと。

 何かあればお互いが支え合うルールも設けていて、常に相手の状況に理解を示しあって、これまでは乗り越えてきたと話します。

 そんな明美さんの不満とは?

深刻なレス問題

「他人」と思うようになってきた(写真:iStock)

「簡単に言うと、レス問題ですね。

 レスにならないようにって、ふたりで入念にリスクヘッジをして、同棲もせずに月に数回のデートを続けてきていたのに、ここへきて闇深いレス関係に突入です。

 親しい同僚にチラッと話をしてみたところ『付き合って2年半なら、誰でもレスになるんじゃない?』と軽く返されてしまいましたが、私にとっては大きな問題なんです。

 年齢的に子どもが欲しいとは思っていませんが、体を重ねない関係を続けていくことには、強い不安があるんですよ…。

 ほら、私たちは同棲もしていないし、ましてや結婚をしているわけではないですから。

 口約束で『老後まで一緒にいよう』と言っているだけなので、体のつながりがなくなってしまうと、気持ちまで離れていく気がしてならないんです」

 現状では、カズトさんとの関係に、大きな亀裂は入っていないとのこと。

 しかしレスが進んでいくにつれて、これまでは「一心同体」のような想いで接していた恋人に対して、どこか「他人」という認識が強まってきたと明美さんは悲しそうに話します。

何のための自立した関係だったのか

すごく大事だったんだ(写真:iStock)

「体の関係って、たぶん世間で言われている以上に、すごく大事なんでしょうね。

 でも、レスの解消方法がわからない。

 今となっては、カズトに対して、どう接したらいいのかわからなくなってしまいました。

 たぶん彼から見たら、私は以前よりもよそよそしいって、思われているんじゃないかな。

 これじゃあ、何のために綿密に計画を立てて自立した関係を築いてきたのか、わからなくなっちゃいそうです。

 こうならないために、デートの頻度や内容も細かく決めて、新鮮な気持ちを保てるルールをつくっていたのに…!

彼が何を考えているのかわからない

何をどうしたらいいの?(写真:iStock)

 それに、カズトが今のレスの関係に納得しているのかわからないから、余計に不安なんですよ。心のつながりまで消えてしまうのは、絶対に避けたいですね。

 なんとかしないといけないって焦っていますが、何をどうしたらいいのか、さっぱりわかりません。

 レスにならないよう必死で対策をしてきたのに、私たちの対策のいったいどこがいけなかったのでしょうね…」

  ◇  ◇  ◇

 順調だと思っていた関係に「レス問題」がじわりと影を落としていることに対して、対処法がわからず悩み続けていると明美さん。

 では、恋人であるカズトさんは現状をどう受け止めているのでしょうか。次回に続きます。

(並木まき/ライター・エディター)

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