夏限定! 老舗和菓子店の自家製シロップがぜいたくなフルーツかき氷【昌栄堂 一笑庵】焼きたて団子にはスイカ味も!!
厳しい暑さが続く中、こまめな休憩や水分の補給は単なるリフレッシュ以上の価値があります。
とはいえ、どうせ休憩するなら、おいしく充実したものにしたいですよね。
富山県魚津市にある和菓子店「昌栄堂 一笑庵(しょうえいどう いっしょうあん)」は、店内のイートインスぺースで焼きたての団子やお菓子を味わうことができる店。おいしい和菓子と涼を求めて多くの客が訪れますが、ぜいたくにフルーツを利用したかき氷など、夏限定のメニューが登場しているんだとか。
店内でできたての団子や菓子が食べられる和菓子店
「昌栄堂」は富山県黒部市に本店を構え、1954(昭和29)年に創業した老舗の和洋菓子店。
駅の土産物店や県内のスーパーマーケットなどにも商品を卸す、県東部ではなじみのある菓子店です。
その支店として16年前から魚津市で営むのが「一笑庵」。
広い店内にはどら焼きや最中、カステラなどたくさんの商品が並んでいて、夏の時期には涼しげに泳ぐ鮎の姿を表現した和菓子「若あゆ」や水菓子なども揃います。
黒部の本店にはない、「一笑庵」だけのサービスとなるのがカフェ。
魚津の加積りんごを使ったりんごパイをできたてのよりおいしい状態でドリンクと一緒に楽しんでもらいたいと、2022年にスタートしました。
「できたてのお菓子を楽しむお客さんの姿を見られることも、よろこびのひとつです」
3代目店主の松田賢悟さんが胸を張ります。
名物は自分で焼いて食べる「焼き団子」 夏限定のあんが登場
カフェメニューで人気なのが、焼き団子セット。小さな七輪で団子を好みの加減に焼いて、アツアツを食べることができます。
3種類のあんは季節によって味が変わります。
今は夏バージョンが登場しているのですがーー
通常のつぶあんと抹茶あん、そして、夏限定スイカ味のあんです。
さわやかなスイカの風味は、この季節ならでは。
種はチョコチップで表現されていて、団子と一緒に食べると甘酸っぱい和菓子の風味に洋の要素が加わって斬新な味わいを楽しめます。
実はこのスイカ味のあんは、昌栄堂の名物商品「すいか最中」にも使われている店自慢のあんこを団子用にアレンジしたもの。
団子セットには最中がついてくるので、はさんで食べてもおいしく味わえます。
夏だけのカフェメニュー 無添加シロップのかき氷
カフェメニューに夏限定で登場しているのが、かき氷です。
黒部の名水を使用した、ふわふわの氷が自慢です。
シロップはどれも自家製で無添加。
定番のいちごをはじめ、トマトや小松菜などの野菜をミックスした味もあります。
基本のシロップが550円で、アイスや練乳などのトッピングを55円で追加することもできます。
ぜいたくすぎる! フレッシュな桃を1玉使用
そんな「一笑庵」のかき氷の中でも特別なのが、フレッシュな果物を使用したかき氷。
大玉の桃をまるごと使用した「桃氷」は迫力があり、見ているだけでぜいたくな気分に浸れそうなゴージャスさ。外側だけでなく、氷に隠れた中にもたっぷりと桃が入っています。
これで、ひとつ1100円。
かき氷としては高い!と感じるかもしれませんが、同じように桃をたっぷり使ったパフェと比べるとむしろリーズナブルに感じられませんか?
桃は、黒部市のグリーン森下から仕入れている地元産。
完熟させてから収穫するため、糖度が高く甘~い果肉が特徴です。
シロップは桃のおいしさがぎゅっと濃縮されています。
「そのまま食べるよりもおいしく!」をコンセプトに、生のフルーツと砂糖のみを使って、火入れはしません。風味、色味、おいしさを損なわないよう、丁寧に作られているのだそう。
その桃のシロップと果肉が溶け出した氷と混ざり合うことで味が変化し、かき氷ならではのおいしさが味わえます。
例年はお盆くらいまでの提供でしたが、2025年は8月いっぱいまで販売期間を延長するとのこと!
短い間にも桃の品種が変わっていくそうなので、1シーズンに何度食べても味の違いを楽しめるかもしれません。
かき氷シロップをアレンジしたオリジナルドリンクも
自家製のかき氷シロップをアレンジした、さわやかなドリンクメニューも人気です。
店のオススメはバタフライピー。紫のジュースにレモン汁を注ぐと、鮮やかなピンクに色が変化します。
目の前で色が変化するので、小さな子供と一緒に楽しむのもよさそう。
夏ならでは今だけのおいしさです。
出典:KNBテレビ「いっちゃんKNB」
2025年7月31日放送
記事編集:nan-nan編集部
【昌栄堂 一笑庵】
住所 富山県魚津市友道1398-10
営業時間 9:00~18:00
【カフェ】11:00~16:30(L.O. 16:00)
定休日 水曜