真似したい79歳の技!お総菜を手早く・おいしく作る「人気スーパーの技をどうぞ盗んで」【ラクカジ】
北海道恵庭市で人気のスーパー。新鮮な魚を使った総菜やボリュームたっぷりのお弁当が人気です。今回は、人気スーパーのお総菜作りの達人から、大量のお総菜を手早くおいしく調理するテクニックを紹介します。
恵庭市にあるスーパー「うおはん」。うおとつく名前の通り、鮮魚に強いスーパーで、新鮮な魚が安く買えると大人気。
この日は「お店やってるんで仕入れで。魚は本当に安いです」という飲食店の店主や「カニを見たら、種類もいっぱいあるし、値打ちかなと思って」という名古屋からの旅行客もいました。
そんな「うおはん」でひそかに人気なのが、お総菜コーナー。
新鮮な魚を使ったお総菜から、ボリュームたっぷりのお弁当までずらっと並んでいますが、ほとんどが手作りなんです。
中心になって調理しているのが、伊庭一枝さん、なんと79歳。
調理の仕事一筋。うおはんでは、20年以上前からお総菜を作り続けていて、みんなからママと呼ばれ、親しまれています。
そんなお総菜作りの達人、伊庭さんに密着して大量のお総菜を手早く美味しく調理するテクニックを学びました!
出勤すると、早速魚の煮付けから調理開始。
3台の鍋を駆使して、さばいたばかりの新鮮な魚をどんどん煮ていきます。高野豆腐、ニンジン、里芋も一緒に。
ここでポイント、落しブタにはクッキングシートを使います。
やわらかいシートが煮汁と具材に沿って早く味が染み込み、煮くずれが防げるんです。またアクや油だけを吸着するので、煮汁が減りにくく、そのまま捨てられるので、洗い物も減らせます。
20分から30分ほど煮た魚の煮つけ、その日刺身にした残りの部分をぜいたくに使っているので新鮮。
鮮魚コーナーに並ぶ魚を食べたいけれど、どう調理していいかわからないし面倒くさいという方には、達人ママの焼き魚や煮魚がおすすめです。
続いてもお得意の煮物。水分が出にくい根菜類はすぐに火にかけられるように、あらかじめ切って鍋に入れておくんだそうです。
「ママのはやっぱり煮物がおいしいよ。やっぱり熟練の味付けだよね」という伊庭さんの煮物は、うおはんスタッフからの人気No.1。
この日作っていたのは、「ゴボウと竹の子の味噌煮」。
味噌煮だけど、しょうゆも入るのかなと思いきや…。
間違えてしまったみたい。あとで隠し味に味噌を入れました。
「あがっちゃってるな…あはは」と笑う達人ママ。このゆるさこそが「家庭の味」なのかもしれません。
具材がごろっと大きいのが特徴。
やさしい煮物に仕上がっていました。
続いては2品同時に調理。
まずは、フライパンでひき肉を炒めて味付けを。
そして、ひき肉だけをすくい上げたら、三色丼の具に。
フライパンに水溶き片栗粉を入れれば、揚げ出し豆腐の餡に早変わり。
一つの鍋で、三色丼用の肉そぼろと揚げ出し豆腐を仕上げる時短技です。
続いては、焼肉弁当を作るそう。何やら肉のパックをひっくり返して、そのままお肉をラップの方に移動。トレイには、小麦粉が。
トレイを器がわりにして小麦粉をまぶせば、洗い物が一つも出ないんです。
数ある弁当の中で、すぐ売れてしまうという人気商品が「玉子焼き弁当」。
ふわふわでジュワッと分厚い卵焼き。甘めの味付けで、ネギなどの具がたっぷり。しいたけのうま味がきいています。
作り方を見てみると…めずらしくはかりを使う達人。なぜ卵焼きだけそんなに量るのか聞いてみると「大きさが違うと嫌だから」との答え。味も全然違ってくるのだそう。
どんな隠し味が入るのかと思いきや、味付けは、砂糖と塩だけととってもシンプル。
分量さえしっかり量れば、焼き方は簡単。
フライパンで大きなオムレツを作る感じです。
形を作るのは焼いた後。巻きすで巻いて整えていきます。一気に大量の卵焼きが完成。
長年培った時短ワザの数々。なんと4時間で約20品の総菜を作っていました。
うおはん
住所:恵庭市住吉町1丁目5-1
*みんテレ7月10日OAのものです
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)