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3事業にグッドデザイン賞 地域に根差す事例が高評価

タウンニュース

鈴廣かまぼこ食の資源循環モデル「うみからだいち」

2024年度のグッドデザイン賞がこのほど発表され、小田原市と足柄下郡地域では鈴廣かまぼこ(株)(小田原市)と湯河原町の交流拠点「駅前の居場所」を手掛けた(株)手塚建築研究所(東京都)、箱根遊船(株)(箱根町)が受賞した。

鈴廣かまぼこはかまぼこ製造を起点とした循環型社会への取り組みとして、09年から同社が行う食の資源循環モデル「うみからだいち」で受賞。かまぼこ製造で出た魚の骨や皮を肥料に活用し、その肥料で育った農産物を自社経営レストラン等で使う取り組みが「多角的な面でのバランスで人や企業、その地域でなくては作り得ないことを実現」と評価された。同社は「今後も自然環境と向き合いながら食の資源循環につながる取り組みを進めたい」と話す。

「駅前の居場所」は、湯河原町が多世代の交流拠点や子どもたちの見守りを行う場として開所している施設(事業主体/ユガラボ)。審査委員から「包摂的地域社会に対する建築の回答事例」と評価を得た。同研究所の手塚貴晴さんと由比さんは「受賞を機に観光で湯河原を訪れるきっかけになれば」と喜びを語る。

箱根遊船は建造から40年が経過した船体を「湖に浮かぶ緑の公園」としてリノベーションした「箱根遊船SORAKAZE」で、デザイン等を手掛けた(株)イチバンセンと共に受賞。環境に配慮し自然と風景に調和したデザインで、回遊性が高くエンターテインメント性に富んだ点が高評価を受けた。野出直輝代表取締役社長は「新たな箱根の観光スポットとして一層のおもてなしを提供したい」とコメントした。

湯河原町の交流拠点「駅前の居場所」
箱根遊船「SORAKAZE」

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