荒木先生がイノゲート大阪に降臨！THE FOUNTAIN BOY除幕式レポート！

7/29(月) 11:00配信

7/31にオープンするイノゲート大阪。開業に合わせて、大阪駅西側エリアにアート作品を展示するプロジェクト「WARP」がスタートします！

このWARPの一環で、ジョジョの奇妙な冒険の作者として知られる荒木飛呂彦先生のパブリックアート作品が公開されます！

今回は7/29に行われた除幕式の様子をレポート！

公開された作品「THE FOUNTAIN BOY」を詳しくご紹介します！

WARPとは？

荒木先生のアートが展示されるのは、WARPというアートプロジェクトの一環です。

WARPは、WEST ART PROJECTの略。大阪の人に日常的なアート体験の場を提供することを目的にしたプロジェクトです！

大阪駅の歴史と現在をつなぐ「時空の移動」「創造性の飛躍」という２つの異なるWARPの意味がこめられていますよ。

WARPの除幕式には、JR西日本の長谷川一明社長と、ジョジョの奇妙な冒険の荒木飛呂彦先生が登壇されました。

除幕式

それでは早速、除幕式の様子をお届けします！

長谷川社長と荒木先生が幕を引きます！

いよいよ除幕！

いよいよ除幕！ドキドキしますね！

司会の「WARP！本日公開です！」の掛け声で一気に幕が引かれました！

お二人が幕を引っ張ると・・・

お、これは・・・！？

おおおお！！

出ました！カッコいい！！！

THE FOUNTAIN BOY

こちらが、今回の作品「THE FOUNTAIN BOY」。噴水小僧をテーマにした、ステンドグラス作品です。

原画

ちなみに除幕式には複製原画も準備されていました。この複製原画は除幕式のためだけに用意された特別なものらしいです。

荒木先生のコメント

荒木先生へのインタビューも実施されました。動画と、本文の書きおこしをしましたので、お好きな方をご覧ください！

動画

全文書き起こし

Q.依頼があった際の率直なご感想は？

依頼があったときは、昔ここに噴水小僧というモニュメントがあって、いま博物館で眠っている。
それを新しい形で復活させたいとというお話が、「再生させる」というので、すごくいいな、素晴らしいなと思って。
そして、パブリックという事も。
漫画家なのにあまりパブリックな仕事がなくて。貢献できるという事で、本当に光栄だと思いました。それで一生懸命を描かせていただきました。

Q.今回のアート作品に登場するものについて。スタンドがアート作品に登場する理由は？

まず、噴水小僧の像の写真を見たときに「ローマ時代の噴水の伝統っていうのがあるんだな」っていう。そういう像なんですよ。
ローマの噴水っていうのもこういうパブリックなイメージというか、公共のためにあった噴水っていうのは、世界的な伝統がありますので。まず、噴水ですよね。それを描こうと思いました。
そして、噴水というのは循環していたり、自然現象的。蒸発して、天から降って来てということで。
スタンドっていうのも、自然の力を絵にしているんですよ。見えないパワーを。そういう意味でも、噴水の中に絶対必要だなと思い、何体か散らばらせていただきました。

Q.スタンドですが、７体います。選んだ理由は？

大体、強い順！パワーが強い順番です。
あと、噴水なんで。雨を降らせるスタンド。今連載中の９部に「ノーヴェンバー・レイン」っているんですよね。それが雨で、噴水を降らしているっていう、そういう意味です。
あとは強い順、パワーですよ。
通行する人、通過する人たちの癒しであり、希望であり、これからの幸運へのパワーっていう意味ですね。
待ち合わせの時に、なんかいいことが起きますようにって、そういう願いで描かせていただきました。

Q.スタンドの下に描かれている真ん中の少年が、噴水小僧ですか？

そうですね。（噴水小僧の）写真を見たときに、くるくるっていう髪の毛で、お盆のようなものを持ってるんです。
そういう意味と、あとは雨とか水をこう受け取ってるようなポージングです。

Q.制作していく中で難しかった点は？

漫画って四角い紙に描いてるんですよね。で、今回は円に、丸い形にしてくれって言われて。
でも逆に円の方が無限のイメージがありますので、そういう形こういう形の絵もあるんだなと。
で、そういうときに構図がやっぱり難しい。どこに配置するかとか、それが難しかったです。
こういう円の絵なんて本当あんまり描きません。