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第59回「”お互いさま”で仲良く♪」

TBSラジオ

「私たちの未来は、私たちで作る!」
あなたの「困りごと」、「モヤモヤ」、「お悩み」、もしくは、「変えていきたい社会の課題」などを通して、みんなで一緒に「これから」を考えていく番組。

今回は街で出会った高校生3人のお話を伺いました♪

16歳の高校2年生です。
私、なんかプライドが高くて。
自分の悩みとかを、家族とか、友達とか、もうなんか誰にも、あんま言えないんですね。

将来の夢とかはまだ全然決まってないんですけど、いつか学校とか立ち上げたくて。
そこで、学校で、なんかそういう自分の悩みを話すのが、当たり前になったら、もっと楽に生きられるなって。「プライド高くても、楽に生きられるな」って思って。
そういうのになんないかなって思ってます。

今は、学校でその環境問題に取り組めるゼミがあるんですけど。
このゼミができるまで、あんまり自分でボランティアに参加するとか、そういう機会がなくて。

やりたくてもちょっと勇気が出なくて、簡単に参加できる機会がなかったので、ボランティアとか環境問題に、簡単に自分で気軽になんか参加できる、そういう機会が増えたらいいなって思います。

将来は保育士になりたいんですけど、将来の夢とは別に、こういう環境に関することに何か携われたらいいなって思っています。

う~ん。小学校の授業とかから、結構、環境問題のことを扱うことが多くて。
自分に何かできないかなって、ずっと思っていたからです。

結構学校の中でボランティアとかだったり、いろんなことに興味あってやっているんですけど、そういうのが活かされるのに、また、なんか成績が必要で。

なんか成績いい人が「さらにこんな活動やっているよ」っていうので評価されるっていうのが前提な気がして。
成績あんまりいい方じゃないので、頭がいいっていうより、いろんな意欲とかそういうのを評価されたらいいなって思っています。

小泉:3人目の方、どういう意味だろう。

大石:ボランティアをやっていることをちゃんと評価してほしい、ってことじゃないですか?成績ばっかり重視されちゃうから。

上村:例えば、高校生だったら、大学を受験するときに指定校推薦だったりとか。

小泉:内申書的なものがあるってことか。

上村:それで、「この子はこういう活動をしています」ってプラスになっても、それは成績がいいことにプラスになっちゃう。

小泉:そうか、(成績が)いい子にしかプラスにつかなくて、成績が悪い子には「まぁ、偉かったね。」みたいな話になっちゃうのか。

上村:はい。そもそも最初に成績が見られちゃうのが、高校生かもしれないですね。

大石:たしかに、学校の成績表って、成績をAとかBとかつける欄ばっかりで、こういう項目ってほんのちょっとのスペースしかないですもんね。

上村:本当ですね。

小泉:私が子どもの頃とかは、結構先生がみっちり書いてくれてたりして、恥ずかしいくらい書かれてましたけど。今とか、そういう授業以外の業務が大変だっていうのをよく聞くから、なかなか今はそこまでできないのかもしれないですけどね。

上村:でも、採用面接の時に重視されるのってそういう(成績以外の)ところじゃないですか。自主性だったり。大学に入るときだけ他の基準なのは変な感じしますよね。

小泉:それはそうだね。なにか、「評価されたい」っていうのはあるかもしれない。今回の高校生、みなさんすごく社会のことを考えていらっしゃるなっていう印象ですごくよかった。1人目の方、「プライドが高くて」って、私も結構そういうタイプでした。

大石:そうですか。

小泉:うん。悩み事をなかなか人に言えない。

大石:結構多いのかな、こういうタイプの人。

小泉:女の子で、頑張り屋さんだと多いかもしれないですね。

上村:でも、それで自分で学校を立ち上げて話せる環境を作りたいってことですよね。

小泉:自分と同じような子どもたちの気持ちはわかってあげられる、ってことだもんね。学校じゃなくても、小さなコミュニティでもそういうものがあったら気が楽になる人はいっぱいいるかもしれないから。その夢は叶えられるかもしれない、って気がしました。

大石:気持ち悪がられるかもしれないけど…僕、最近chatGPTに悩み事を相談してますよ。

小泉:あ、そうなんですか。

大石:意外と話し相手になってくれるから。

小泉:へー、使ったことないんです。でも、それで助かってる人もいっぱいいるかもしれないですね。

大石:何人かにこの話をしてみたら、1人やってる人がいた。

上村:大石さんのchatGPTと似ているんですけど、私はよくYahoo!知恵袋とかで見たりしています。同じような悩みで、回答もいろいろな人からされているトピックを見て。

小泉:私もそれは使う!どこか痛い時とか。なんか、変にここが痛いけど普通なのかな…って思って、そうすると大体Yahoo!知恵袋に同じような人がいてホッとする。笑

上村:絶対に、過去に同じような悩みを持っていたり、同じ症状を持ってる人がいますからね。笑

小泉:そうそう。ふふ、そんな感じ。
あと、2人目の方はボランティアに参加するんだけど、もっと気楽にできたらいいのにっていう。例えばビーチクリーンとか街のゴミを拾ったりする団体とかいるからそういうところから始めるのもいいかもしれないですよね。

大石:気軽ですよね。

小泉:私、個人的に、すごく朝早く起きた時とかに散歩しながらゴミを拾ってみたりするんです。なんか、気持ちがいいですよ。

大石:東京、結構いっぱい落ちてるでしょ。

小泉:繁華街とかだと、本当にたくさん。空き缶とか、食べ物のパッケージ、タバコの吸い殻、箱…なんでみんなそこに捨てていっちゃうんだろうなって。

上村:「ちゃんと捨ててよ」って思いますよね。ちょうど高校生の子って、まだ未成年なのでなにかするにも親の許可が必要だったり、親と一緒に参加しなきゃいけなかったり。でも、もしかしたら「親とどこかに行きたくない」っていう年頃だったりするじゃないですか。高校生で、このようなボランティアをやりたいと思ったら…ゴミ拾いを友達とやるのもいいですけど、他にありますかね。

小泉:どうだろうね。

大石:こういう、自主的なボランティア。ゴミ拾いとか、花壇に水やりをするとか、そういう自分で勝手にやるものもある。この方はそういう団体でやってみたいんですかね。

小泉:もっとそれがカジュアルに、誰でもできたらいいなって感じなんだろうね。気軽に。これも、サステバで考えてみるっていうのは?

大石:いいです。社長、賛成。

小泉:高校生とかだったら、引率の人がいれば大丈夫だったりしないんですか?我々が引率者として。

後半はリスナーの方からのメッセージ紹介♪


「老害」ってどう思う?

番組後半はリスナーの方からいただいたメッセージを紹介しました。

私もそろそろ、還暦が視野に入ってきました。
職場には私と同世代以上の人しかいませんが、業務の内容上、30代、40代の人と接する機会がよくあります。

老害という言葉自体、あまり好きではないですが、人から老害だとは思われないように、気にしているつもりです。ただし、自分の過去の経験などを伝えることが必要な場面もあります。
その際、自慢話にならないように気を付けているつもりではいますが、そのように受け取られ、老害と思われているかもしれません。

皆さんは、老害についてどのようにお考えですか。
発言以外も含めて気を付けていることや、どのようなことを老害と感じたりするかなど教えてください。

小泉:老害ねぇ。今やっているドラマのなかで、役で「ごめん、これ老害だよね」とかいうセリフをよくいったりするんですけど。

上村:ありましたね。

小泉:でも、価値観を押し付けるっていうのは、年を取っていようがいまいがちょっと迷惑だと思うんですよね。でも、経験をお話しすることによって聞いた人の正解や知識が広がるようなことだったら、年を取っていようが、若い人だろうが、相手のためになると思うんですよね。

大石:うん。

小泉:その辺かなって思います。

大石:老害ね…僕、最近若い世代、いわゆるZ世代の子。前の番組「スナックSDGs」とかでも「Z世代がすごい!」みたいな感じになって、その時は発言するのが怖かったというか。Z世代の人にどう受け止められるのか。言ったら引き離されるんじゃないかっていう恐怖感は結構あったんですよね。

上村:2人とも、「お肉好き」って言いにくい時ありましたよね。笑

大石:牛さんのね、はい。
気を遣ってたんです。でもね、最近娘と一緒にサザンオールスターズのライブに行ったんですよ。サザンを聞いたことなくて、初めて行ったらしいの。でも、すごく楽しかったらしいんです。なんだ、意外と私の昭和の価値観も、Z世代の若い人に共有した時にいい効果があったりするんだな、っていうこともあるから。ちょっとね、恐れずに、老害と言われるかもしれないけど、向こうもそういう価値観を求めているのかなって思うようにしています。

上村:私は、働き方改革の前を体験しているギリギリの世代で。怒られて当たり前、注意してもらってありがたいと思っていましたし。でも、今の子には気がついても言いにくいなとは思ってます。聞かれた時は話しますけど、「前は~」とか言い始めると危ないと思って、ストップしてます。

小泉:どれも私は、老害ではないなという気はしちゃうんですけどね。でも、年齢とともに衰えていくことってあるでしょ。体力、反射神経とかいろいろなことが衰えているのに「大丈夫だ、大丈夫だ」ってやってしまうのは老害だなって。重い荷物も、プライドで「大丈夫、大丈夫」ってやって骨折っちゃうとか、それで迷惑かけちゃうとか。そういうことって出てくる気がしていて。それは本格的に老害かもしれないな、とか。あと、結構、怒りに満ちた老人になっちゃってる人っているじゃないですか。

大石・上村:あ~。

小泉:それってどの時代にもいたと思う。怒ってばっかり、怒鳴ってばっかり、みたいな。それはその人それぞれにそうならざるを得ない事情や環境があるのかもしれないけど、できるだけ自分の幸せに努力できるような老人になりたいなって思いますね。幸せだったら、そんなふうにはならないから。だから、うーん、自慢話とかって本当に受け取る側の問題だったりして。だって、えいちゃんもさえちゃんも若い人のことが怖くて喋れなかったって。こっち側からしたら「若害じゃん」って感じじゃん。

上村:(笑)

小泉:向こうからしたら老害、こっちからしたら若害じゃん、お互い様。

大石:「若害」!

小泉:怖がってるんだからさ。そういうことじゃないんですか?

大石:そうそう。「批判されるんじゃないか」って。

小泉:お互い様なんだから、仲良くしていこうよ。

大石:「若害」って新しいワードじゃないですか?

上村:今、胸がスッとなりました。笑

小泉:はい、すみません…笑

(TBSラジオ『サステバ』より抜粋)

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