川崎大空襲の記録展示 5月16日から 中原市民館
川崎中原の空襲・戦災を記録する会(中島邦雄会長)が主催する「中原空襲展」が5月16日(金)から21日(水)まで、中原市民館1階ギャラリーで開催される。午前10時から午後6時(最終日は5時まで。19日(月)は休館)。入場無料。
戦後80年を迎えた今年。1945年4月15日に見舞われ、10万人以上の罹災(りさい)者を出した川崎大空襲からも80年が経過する。その戦火の記憶を問い続けることを目的に、毎年同展は開催され、今回で14回目。
今年も、川崎大空襲の概要、聞き取り調査で判明した焼夷(しょうい)弾が落ちた場所や火災の発生場所など被災状況がわかる当時の中原区の地図を使った資料、戦時下における子どもたちの暮らしぶり、学童疎開の様子などをまとめた資料が展示されるほか、同会が記録してきた川崎大空襲の証言者のビデオも会場内で上映される。
また今回は、戦後80年を迎えることから、空襲にいたるまでの日本の20年、中原平和公園から見る戦後80年、民間空襲被害者救済法について考え、まとめた展示を新たに企画している。
中島会長は「戦後80年を迎えた年、また戦前が始まっているように思われる。そのとき、この地であった空襲を記憶に留め、平和を願いたい」と話している。
詳細の問い合わせは、同会の対馬さん【メール】ma24zart999@yahoo.co.jp。