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上越市産棚田米の商品名「棚の極」に  PRロゴマークも決定 制作者は愛媛県の高田さん 

上越タウンジャーナル

新潟県上越市の棚田で栽培・収穫される「上越市棚田米」の商品名が2025年11月、「棚の極」に決まった。合わせてロゴマークも発表され、今後は市産の棚田米PR活動に広く活用される。

同市は棚田米の知名度向上を図ろうと、今夏、商品名とロゴマークを募集。全国32都道府県、10代〜80代から201作品の応募があり、同市棚田米販売促進会議12人で審査を行った結果、愛媛県松山市の高田研吾さん(49)の作品が選ばれた。

《画像:201作品から選ばれた上越産棚田米の商品名とロゴマーク》

同市は全国4位の水稲作付面積を誇り、豊かな雪解け水で育まれた全国有数の良食味米の産地。平野部では大規模な水田が広がる一方、市内の耕地面積の約4割は棚田を有する中山間地域となっている。農水省の「つなぐ棚田遺産」には正善寺や角間(中ノ俣集落)など、市内七つの棚田が選ばれており、合計面積374.2ha(2023年調査)は全国1位の規模を誇る。

市はこれまでも「日本一の棚田で豊かな雪解け水に育まれた至高の棚田米」をキャッチコピーにPR動画を作成し、市ホームページで公開するなど、棚田米の知名度向上に取り組んできた。

今回選ばれたロゴマークは、棚田の静けさと調和をモチーフに、雪解け水が一枚一枚の棚田へと流れ込み、四季が織りなす風景を映し出す様子を表現。商品名は「シンプルながら力強い名称」で、「格と品質」をアピールしたという。審査では「米袋をはじめとする様々な媒体への展開がしやすい作品」などと高く評価され、多くの支持を集めた。

今後は各農家が米袋デザインに採用したり、商品にステッカーを貼って販売したりするほか、ノベルティなどのデザインなどにも活用される予定だ。

上越市棚田米PR動画 - 上越市ホームページ( https://www.city.joetsu.niigata.jp/soshiki/tyuusannkannnougyou/tanadamaidouga.html )

 

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