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【宝塚市 グルメ】山本に去年オープンした『ikichan』のウリは、“お好み焼き”と“手焙煎コーヒー”?!

宝塚コミパ通信

美味しいお好み焼きの食後には、店主こだわりの手焙煎珈琲も楽しめる山本の『ikichan』

昨年11月、山本にオープン!

(お店SNSより)

関西スーパー荒牧店のお向かい、長尾通りを挟んだ山本エリアに昨年新しいお店がオープンしていました。お店の名前は『ikichan(イキチャン)』です。何のお店でしょうか?

お店の入口テントには店名の上に…

「お好み焼き・珈琲」の文字…お好み焼きと珈琲、飲食店としてはあまり見かけない組み合わせのように思えます。そして店名の左右にはビールとコテらしきイラスト…お好み焼きとビール(アルコール)なら、なんとなくわかる気もするのですが…珈琲?

ということで、その謎を探るべくお店へお邪魔することにしました!元気で明るい女性店主さんが「いらっしゃいませ~!」と声をかけてくださいます。

店内は手前にカウンター席、奥にテーブル席もあるようですよ。

カウンター席について、まずはお好み焼きをいただくことにします。豚玉やいか玉などの定番に焼きそばもあるようですね。プラス容器代でテイクアウトもできるようです。

自家製牛しぐれ入りを3種の味で

その中に気になるメニューが…「牛しぐれ玉」? お伺いしてみると甘辛く炊いた自家製の牛しぐれ煮を入れたオリジナルのお好み焼きなんだそう!これは美味しそうです!

すると「これはそのまま食べてもいいし、ポン酢で食べるのも美味しいし、ソースもけっこう合うんだけど、どうします~?」と究極の質問が。

わ~~困った、どうしよう?と悩んでいると「じゃあ、ハーフ&ハーフにしましょか?」とナイス提案をしてくださいました。まるでピザみたいですが、お好み焼きのトッピングをハーフ&ハーフにしてくださるなんて、粋なサービスですね~!

「うちはお客さんのリクエストでメニューが変わることもあるし、できることなら対応しますよ~」とのこと。ありがたい!

やってきました、牛しぐれ玉のお好み焼き(1,180円)。トッピングはお願いした通りのハーフ&ハーフになっています。不思議なビジュアルですが、両方味わえるのは嬉しいですね。

まずは何もつけずにそのままいただいてみました。

キャベツのやさしい甘みの中に、甘辛い牛しぐれが隠れていましたよ!これは相性バッチリ、合いますね!確かにこのままシンプルに食べると牛しぐれの甘辛さもあってシンプルに美味しさを堪能できます。

うっかりそのまま食べ進めそうになりましたが、せっかくなのでポン酢でも。こちらはポン酢の爽やかさが加わって、あっさりといただけますね。これもイケる~!

そしてソース&マヨネーズに鰹節&青のり。こちらはTHE粉もん!という感じの、安定の美味しさ。牛しぐれの味はもちろん感じますが、プラス・ソースの美味しさで、これまたパクパクといけてしまいます。

ソースは甘めのものに、少し酸味のあるものを独自の分量でブレンドしているんだそう。複雑な味わいも楽しめるんですね~。

何度もの試作を重ね、試行錯誤のうえの試食会などから辿り着いたお好み焼き。生地がふわっとしているのは、お好み焼き粉ではなくたこやき粉を使用しているからだとこっそり教えてくださいました。そんな秘密が!

1枚のお好み焼きで3種類の味を楽しめて、大満足でした♪

“手焙煎”のコーヒーとは一体?

アルコールメニューもあり、お好み焼きのほかにこだわりの日替わり一品料理なども出されていますが、ここまでは普通に美味しいお好み焼き屋さんのレポートです。

さて、食後には気になっていたコーヒーの謎を解かねば!ですよね。 メニューを見てみると「手焙煎珈琲」とあります。

焙煎というのはコーヒーの生豆を焼く工程のことですが、一般的にコーヒーショップなどでは一度に大量の豆を焙煎できる大型の焙煎機などを使用されている場合が多いものです。

一方この「手焙煎」は、一度に飲む分だけ、など少量ずつを手作業で焙煎するスタイルのことだそう。趣味で自宅焙煎などされるコーヒー好きの方や、こだわりのあるコーヒーショップなど、最近取り入れられているシーンも少しずつですが増えてきているようです。

店主さんは以前からコーヒーが好きで手焙煎を習い始めたとき、「こんなにコーヒーの味が違うのか!」と衝撃を受けたそう。味の違いは豆の新鮮さだそうで、こちらのお店で新鮮な豆を常時提供するには、手焙煎が最適なんだとか。

“手焙煎”の実録レポ―ト!

特別に厨房へお邪魔して手焙煎を見せていただきました。

この蓋のない急須のような器具が焙煎器なんだそう。

ここに店主さんこだわりコロンビアの生豆を入れ、火にかけます。

こまめに揺らしながら焙煎、暫くすると焙煎器から煙が出て豆が焼かれるいい匂いが漂ってきます。

数分後、焙煎された豆をお皿へ…え!そこから出てくるんですね!予想していたところではなかったのでかなり驚きました。一気に焙煎されたコーヒーの香りがたちこめます。

大型焙煎機とは違って焼き方にも多少のムラができますが、これが手焙煎のいいところということでしょうか。これをミルにかけて粉砕し、コーヒーの粉にしていきます。

そして一杯一杯、丁寧にハンドドリップで淹れてくださいます。この頃には店内がコーヒーのいい香りに包まれました。

素敵なカップソーサーでサーブしてくださいました。手焙煎珈琲(500円)です。

いただくと、とても美味しい~~!コーヒーの奥深いコクもありながら、同時にスッキリとした喉越し。焙煎したばかりなので香ばしさも感じます。

「豆が新鮮だからだと思います。新鮮な状態で飲んでいただくには、やはり少量ずつ焙煎できる手焙煎がうちの店だと合ってるんですよね。お時間は少しいただくことになりますけど、美味しい一杯を飲んでいただきたいので」とのこと。

美味しい3種の味が楽しめたお好み焼き、食後にこだわりの手焙煎珈琲。お店の看板に偽りなし!で納得もできて、大満足でした。

帰りにはチラシもいただきました~ありがとうございます!

以上、宝塚の情報を発信する宝塚コミパ通信KAでした!

ikichan
兵庫県宝塚市山本南1-20-12
0797-80-8866
16:00~23:00
木曜日休
駐車場なし
現金のほか、PayPay、楽天ペイも可

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