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明石出身・平祐奈がドラマ「FOGDOG」メンバーを兵庫で案内したい場所とは?【独占】

anna(アンナ)

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ドラマ『FOGDOG』は、読売テレビとBABEL LABELとの初タッグによって生まれた、オリジナル刑事ドラマ作品。抜群の記憶力を持つ休職中の警察官・狗飼錐(いぬかいきり)と、暴力沙汰で捜査一課を追われた刑事・猿渡響(さるわたりひびき)がバディを組み、長期未解決事件に挑む物語。annaでは、狗飼錐を演じる主演の平祐奈さんにインタビュー。ドラマの見どころや、平さんの地元・兵庫について聞きました。

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キャストの意向が反映された脚本・演出草笛光子さんからの言葉大好きな明石焼きをみんなで食べたい!丸山隆平さんを人間国宝に認定してほしい!

キャストの意向が反映された脚本・演出

未解決事件を捜査していく刑事ドラマということですが。

脚本を読んで、すごくおもしろそうだなと思いました。「私、天才になれるんだ」と思ったらうれしくて! 丸山さん扮する猿渡という最高のバディと出会い、錐が成長していくストーリーということで、こういう作品をやりたかったって思いました。

アクションをやりたいと、平さんから提案したとか?

そうなんです! アクションをやってみたいという思いがずっとあったんですけど、今回の役柄的にアクションが入ることはないかな……と思っていたんです。でも、撮影前にナカモト監督から「平さん、何かやりたいことありますか?」と聞かれて、ダメもとで「アクションやりたいです」って言ったら、急遽アクションシーンを入れてくださったんです!

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本来予定になかったのが、平さんの希望で変更されたんですね!

最初の台本には全くアクション要素はなくて、途中からどんどん当て書きのようにしてくださった印象です。たくさん話し合って、“こういう設定にしていこう”という方向性もご相談させていただきましたし、「希望をどんどん言ってください」と言ってくださったので、錐というキャラクターをすごく丁寧に作り上げることができました。

アクション以外にはどんな希望を?

監督には「めっちゃポップにしたい」とお願いしたんです。未解決事件の捜査となると、普通はすごく重めのトーンになるじゃないですか。使う言葉も難しくなっていくし、台本を読んだ時点では見づらい部分があるかもしれないと思ったんです。監督と話していく中で、「あまり重くせず、見やすいものにしたいです」とお伝えしたら、すごくおもしろく書き上げてくださったので、とてもやりやすかったです。

しかも相棒はSUPER EIGHTの丸山隆平さん。よりおもしろさが際立ちそうです。

丸山さんの出演が決まってから、セリフが全て関西弁に変わっていて(笑)。台本を読むだけで勝手に丸山さんの声で再生されたというか、演じている姿がすぐに想像できたんですよね。めっちゃぴったりじゃん!と思って。撮影に入るのがより楽しみになりました。丸山さん演じる猿渡はザ・関西人な感じでちょっと破天荒だけど、人間味のある刑事。錐と対照的なキャラクターでもあるので、バランスのいいバディになっていると感じます。

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草笛光子さんからの言葉

俳優としてどんどんキャリアを重ねていく中で、ご自身の中で変化を感じる部分は?

これは多分、いろんな役と出会ったからこそ感じるものだと思うんですけど、苦しむことを恐れなくなりました。もっと苦しみたい、大変という感情をもっともっと感じたいって思うようになりました。

きっかけがあったのでしょうか?

以前、ドラマ『結婚できない男(第2シリーズ)』で草笛光子さんと共演した時、「あなたはもっと苦しみなさい」って言われたんです。言われた当時は意味が分からなくて、「どういうことだろう?」と思っていたんですけど、最近それがやっと分かってきた気がして。普段の生活から苦しむことを知れば、その感情が役に活きてくる気がするというか。今年出演させていただいたドラマ「あなたを奪ったその日から」でいろんなものを抱えている女の子を演じて、苦しい思いや感情を表現するときに、普段から苦しむことの意味をひしひしと感じました。

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その言葉を受けてからは、日常生活でも自分の感情に意識的に向き合ってきたわけですね。役者としてご自身を追い詰める面もあるのでしょうか?

追い詰めるの、好きです(笑)。周りの皆さんはとても優しいので、自分から壁にぶつからなければいけない瞬間がいっぱいあって。お芝居を褒められても、自分でマイナス要素を探してみたりします。そうして、自分で自分を追い込むようにしていますね。

本作ではどういう追い込み方をしましたか?

錐は休職中の警察官なんですけど、人の顔が識別できないっていうのもあって、ちょっとメンタルが弱くて。仕事で失敗を繰り返して引きこもっている子なんですけど、そういう設定だけで役作りをすると、だいぶ暗くなってしまう。最初本読みをした時、私が結構暗い設定で行っちゃったんです。そしたら監督から「もっとヒロイン感を出して、明るくいてほしい」と言われて。この設定で明るく演じることが結構難しくて、最初から壁にぶつかった感覚でした。クランクインまであと数日しかない中で、どう役を作り上げるのか……、たくさん悩みましたけど、それがまた楽しかったですね。そしていざ現場に行ったら、「もっとふざけてほしい」って言われて、ふざけていいんだ!?って(笑)。結果、すごく自由奔放に演じさせていただきました。

大好きな明石焼きをみんなで食べたい!

平さんは、撮影中のルーティーンやマイルールなどはありますか?

朝起きて炭酸水に顔をつけることです。ボウルに氷と炭酸水を入れて顔をつけると、一気に目が覚めるんです。 シュワシュワってして気持ちがいいんですよ。

お肌にも良さそうですね。

きっと肌にもいい気がする! 最近は炭酸パックとかもありますし、炭酸水に顔を浸すと刺激的な感じや、毛穴にシュワシュワが入っていく感覚もあって。むくみも取れるし、やる気も出るので、一石三鳥ぐらいな感じです! いいことづくしで、すっきりと現場に向かえるので毎朝やっています。メイクさんから「炭酸水を顔にかけると目が覚めるよ」って教えていただいて。私はボールに入れて試してみようと思ってやりだしたら、ハマっちゃいました。

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平さんは兵庫県の出身ですが、実家に帰る時や関西方面に行く時に必ず訪れる場所や、食べるものはありますか?

私の実家は兵庫県明石市なのですが、魚の棚商店街には必ず行きます。そこに行って、たこや、明石焼きを食べますね。魚の棚に行けば何かしらあるので、ふらっといろんなお店に入る感じです。

おすすめのお土産はありますか?

冷凍の明石焼きがあるんですけど、それは東京の方にも喜んでもらえるし、自分でも冷凍庫にストックしています。撮影で帰りが遅くなった時、明石焼きを食べるのがちょうどいいんですよ。お腹がすいて、ちょっとしょっぱいものが食べたいっていう時に、あのふわふわの卵焼きがちょうどよくて。レンジでチンするだけなので、自分用にも、お土産用にもめっちゃおすすめです!

では、『FOGDOG』の共演者を関西へ連れて行くなら、誰を誘ってどこに案内したいですか?

キャストのみんなを連れて行きたいけどなぁ。なんならスタッフさんも連れて行きたい! 大人数で旅行したいです。明石から淡路島に行くとき、明石海峡大橋を渡れるんですよ。そこをドライブしたいです! 淡路島手前に大きな観覧車がある淡路SAに行って、食べ歩きをしても楽しいと思います。あとはみんなで明石焼きを食べに行きたいですね。

丸山隆平さんを人間国宝に認定してほしい!

バディの丸山さんとは、関西出身者同士のバイブスのようなものがあったりも?

ありますね〜。丸さんはザ・関西人で、ノリがすごくおもしろくて。何かしらギャグをやってくれるので、私がそれに乗ったり、ツッコんだりしています。やっぱり、ノリが似ているのかなって思います。関西の人と会うとわかるんですよね、「関西の匂いがする!」みたいな(笑)。笑いのツボとか、西と東でちょっと違ったりしません? テンポ感とか、ツボとか。丸さんとは近しいものを感じました。

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丸山さんとは初共演ですね。

共演は初めてなんですけど、姉が過去に2回共演していて。撮影現場へ見学に行った時に、お会いしていたんです。もうその時からすごく明るくてパワフルな人っていう印象がありました。テレビのまんまの方だなぁって。共演は今回が初めてでしたが、お姉ちゃんも知っているし最初から安心感がありました。親戚のお兄さんみたいな感じ。現場でたくさん楽しませてもらいました。ずっと現場を明るくしてくれるので、ありがたかったです。

最近「あんなぁ」って誰かに話したくなった出来事はありますか?

「あんなぁ、丸山さんってこんなおもろいねんで。人間国宝に認定したほうがいいで」って言いたいです(笑)。もちろん世間の方も丸山さんのおもしろさは知っていらっしゃると思うんですけど、本当に多才で。アイドルで、音楽もお芝居もできて、バラエティーではトークもおもしろくて、モノマネもお上手で……。一体、1人の人間の中に何人の顔を持っているんだろう?って思うくらい、すごい人だなって思いました。

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妥協を許さないお芝居への姿勢を語っていただくと共に、丸山さんとステキなバディ関係が築けていることを、笑顔で明かしてくれました。

写真/©ytv、柴田みのり 文/anna

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