【菊池市】そこはあまりに透明でなにも映らない場所~若木水源~
菊池市四町分にそう大きくはないけれど、透明度が抜群である水源があるという事で行ってまいりました。 風が気持ち良い季節、熊本市中心部から車でおよそ50分間、ドライブを楽しみながらすいすいと到着しました。
菊池市四町分にある若木水源
ナビを設定して、進みます。原植木線というわりと大きな道を進み、途中で路駐をして脇道に徒歩で入ります。邪魔にならない広さの所に車を寄せていれば問題ないかと思います。
脇道に入るとすぐに水源が現れます。
草深く、あまり光の当たらない場所です。くまもと名水100選の石碑がありますが、整備が行き届いた場所という感じではありません。
何もないように見えますが、とてもとても透明な水が流れております。
こちらも。まるでピカピカに磨かれたガラスが敷かれているようです。「映えるか」「映えないか」で言えば、完全に「映えない水源」となっておりますが、それはあまりにも透明な水ゆえの事です。
大きな岩がありました。どこからきたのでしょう、とても不思議で、その上に水神さまがいらっしゃいます。
水神様の後ろには大きな木。この木が影を作っております。 秋になりはじめていたので、セミの声もせず、流れる水の音もしません。しーんとした中、ここにいるのは自分一人なんだという実感だけがこの厳粛な場所で迫ってきて、静けさも、光も、何もかもを神秘的に感じました。
もう一度言うと、何もないかのように見えますが、そこにはあまりにも透明な水があります。
この小さな石橋などは昭和初期に作られたようです。
流れ出た水は光をたっぷりと含みながら、キラキラと流れてゆきます。水量も多くなく、鬱蒼としていることから、好き嫌いの湧かれる水源かと思いますが、
自然の中で人知れず水が湧いている風景は、秘境のようなミステリアス感があります。 季節の気持ち良い間に是非訪れてみてはいかがでしょうか。 ※地域の方々のご迷惑にならないよう、配慮をお願い致します。