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汐見運河での落とし込み釣りでキビレをキャッチ【東京】良型マハぜも好反応

TSURINEWS

キビレ(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

自宅近くの運河へクロダイとキビレを狙い、JOFI東京メンバーのミルクティさんと釣行してきた。このポイントは以前ハゼの魚影も濃かったがここ数年は壊滅状態となっていた。気になるハゼの試し釣りも併せて行ってきたのでリポートしよう。

汐見運河に無数のクロダイ

5月中旬に汐見運河の遊歩道を歩いていると、100匹以上!?のクロダイが群れをなして海面近くに泳いでいるのを発見!後日改めて汐見運河に下見に行くとやはり無数のクロダイが至る所に悠然と泳いでいるのを見つけた。

そこで、筆者の所属している「東京都釣りインストラクター連絡機構(略:JOFI東京)メンバーで俳優のミルクティ圭介さん(以下:ミルクティさん)に報告すると、「行ってみたい」とのことだった。時はかなり経過してしまったが、10月17日(木)筆者は代休を取得して2人で釣行してみることにした。

汐見運河で釣れる魚

汐見運河のポイントは、自宅のマンションから徒歩5分位で行ける場所なので、妻とは「マンション前のポイント」と呼んでいる。枝川と塩浜の間に掛かる「しおかぜ橋」から「汐枝橋」の区間の両サイドが主なポイントとなる。魚種はクロダイを始め、キビレやシーバス、マハゼ、カレイ、ボラ、赤エイなどがいるが、トビウオを見かけたとの情報やサンマも釣れた年があったという話も聞いたことがあるので驚きだ。

アクセス

アクセスは地下鉄東西線「木場駅」またはJR京葉線「潮見駅」から徒歩となるが、都営バスで「塩浜二丁目」または「枝川二丁目」の停留所からだと比較的歩かないで済むのでこちらを利用するのもお勧めだ。近隣には最大料金の設定があるコインパーキングも多数あり、日中では1200円から1500円位が相場となっている(2024年10月現在)。

上げ潮を狙う

当日は上げ潮を狙い、昼位から釣りをする作戦を立てた。午前中、釣具店でエサの磯ガニやオキアミ、青イソメを購入。磯ガニはクロダイ・キビレ用、青イソメはクロダイ・キビレとハゼ用、オキアミは漠然と万能エサとして購入。

磯ガニを購入(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

その他に疑似エサのカニ(パワークラブ)やカラス貝(メロメロカラス貝)もウエストポーチに忍ばせて準備万全で挑むことにした。

しかし、それでも本命が釣れなかった場合はハゼ釣りに変更してここ数年絶不調の当地のハゼの状況も調査したいと考えた。10月17日(木)天気は曇りだが気温は25度を超える夏日となった。

当日のタックル

・落とし込み(クロダイ・キビレ)

落とし込みタックル図(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

・脈釣り(マハゼ)

マハゼタックル図(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

ハゼ釣りからスタート

当日は昼から釣り開始の予定だったが、筆者は準備が整ったので少し早めに現地のワンドのポイントに到着。

汐見運河のワンドでハゼ釣り(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

時間もまだ早いことだし作戦を変更して、まずはこのポイントで、しばらく絶不調が続いているマハゼの試し釣りから開始(エサは青イソメ)することにした。10年位前までは盛夏には、数時間で簡単に一束(100匹)以上の釣果を得ることができたポイントなだけに、復活していることを期待しての第1投となった。ちなみにタックルは本命狙いにすぐにチェンジできるように、落とし込みのロッドとリールに仕掛けは中通しオモリを使用した脈釣りで挑んだ。

良型がヒット

最初に掛かったのは期待に反してダボハゼ。

ファーストヒットはダボハゼ(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

しかし数投目にマハゼをキャッチしてニンマリ。

数投で本命マハゼも登場(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

その後は盛夏のような入れ食いではないものの飽きない程度にマハゼがヒットしてくる。しかも12cm位がアベレージサイズで中には15cmに達するものも数匹混じるので柔らかいヘチ竿での釣りは楽しい。

マハゼのツ抜け達成!

13時頃にミルクティさんが現地に到着。早速チニングを開始。筆者はマハゼのツ抜けを目指して黙々と集中。最後に15cmのマハゼが掛かりツ抜けを達成(他ダボハゼ3匹)!

15cmの良型マハゼでツ抜け達成(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

クロダイ落とし込み釣りへ転戦

そこで、筆者もクロダイ狙いにチェンジすることにした。ハリにはエサの磯ガニを付けて落とし込みを開始。しかし、2人ともクロダイからの反応はなし。筆者は「汐枝橋」近くに移動すると鉄柱付近の海面近くにクロダイを発見。

鉄柱周りにクロダイを発見(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

ミルクティさんにもTELで報告するとこちらに移動してきて2人で「汐枝橋」の下の方まで丹念に探ったがアタリはなし。ミルクティさんは遂にチニングを諦めてハゼ狙いに変更。

カラス貝エサにアタリ!

筆者もエサを磯ガニからメロメロカラス貝にチェンジして落とし込んでみることにした。

すると「ガツガツ」としたアタリが到来。「遂にきたか!」とアワセたがフッキングせず・・・。

アタリがあったカラス貝ルアー(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

同行者がキビレキャッチ

筆者がワンドに戻りしばらくすると、この場所で既にハゼを狙っていたミルクティさんが「カイズかな?タモ良いですか?」とのこと。無事にネットインしたのは21cmの本命のキビレ!

21cmの本命キビレをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

ジグヘッドに青イソメを付けて釣ったとのことだった。青イソメはなるべく大きめに付け、クロダイやキビレならば大きいエサに掛かるし、ハゼが食うとエサがだんだん小さくなっていき最後にハゼが掛かるようになって両方狙えるとのことらしい。してやったりの釣果にご満悦のようすだった。

ジグヘッドにアオイソメで釣れた(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

筆者もキビレをキャッチ

それを聞いて筆者も、タックルはそのままでエサの青イソメを大きめに付けて、振り込んで仕掛けを入れてみることにした。するとすぐにアタリが来たのでアワセると、ハゼとは違った強い引きで釣れたのは小型(18cm)だが本命のキビレ。

筆者も小型だが本命のキビレをゲット(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

筆者はさらにそれから数投目にキビレを追釣(19cm)。ミルクティさんも良型(15cm)のマハゼを連発。

良型マハゼを連発(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

エサを付けてキャストすると無限にアタリがあると言っていた。結局、良型のマハゼを3匹キャッチ。まだまだ釣れ続きそうだったが、辺りも暗くなってきたので17時半に納竿することにした。2人とも本命を釣り上げることに成功して大満足の一日だった。

身近な都内の運河で気軽にできるクロダイ・キビレ釣りにますます魅了されてしまった。また、当地のハゼは復調の兆しを確信したので、来シーズンが今からとても楽しみだ。

<藤倉聡/TSURINEWSライター>

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