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五ケ所湾で『第1回ティップランなつきちカップ』が開催【三重】爆風の中でも良型アオリ登場

TSURINEWS

『第1回ティップランなつきちカップ』開催(提供:TSURINEWSライター・宮野伸一)

秋の五ケ所湾で開催された「第1回ティップランエギングなつきちカップ」と、翌日の爆風の中でのエギング釣行を2daysでレポート!初日は晴天の中、アオリイカを巡って熱戦が繰り広げられ、参加者たちの熱気で盛り上がりを見せました。続く2日目は風速も強まる中、キロアップを含む好釣果が連発。アングラーたちの奮闘やポイントの攻略法、釣果を振り返りつつ、ティップランエギングの魅力を存分にお届けします。

五ケ所湾ティップランエギング大会

2024年10月19日(土)、秋晴れの絶好の天候の中「第1回ティップランエギングなつきちカップin五ケ所湾」を開催させていただきました。

アングラーは総勢15名、3隻の釣船でティップランエギングを楽しみます。

・天候:晴れ時々曇り
・海況:波風少々・微風

釣船屋たにぐちチーム(提供:TSURINEWSライター・宮野伸一)

イベントスケジュール&概要

今回は、三重県南伊勢町の宿田曽(しゅくたそ)漁港からスタート。この大会には、ゲストのなつきち(森田菜月さん)も参加し、アングラーたちは「釣船屋たにぐち」、「S Fishing Guide Service」、「Lure Fishing Guide 花丸」の3隻の船に分かれて出船しました。

S Fishing Guide Serviceと花丸チーム(提供:TSURINEWSライター・宮野伸一)

競技内容は、アオリイカの釣果数を競うもので、新子サイズのアオリイカについてはリリース後にカウントするルールが設けられました。表彰は1位から3位までの入賞者に加え、各船でのトップを称える船長賞も用意。また、最も重いアオリイカを釣った人には「ビッグスクイッド賞」が授与されます。

開会式でルール説明後、各船に分かれて出船!いざ、ポイントを目指します。

開会式が終わり大会開始(提供:TSURINEWSライター・宮野伸一)

「S Fishing Guide Service」の紹介

釣り仲間の坂口さんが、遊漁船【S Fishing Guide Service】を開業しました。なつきちカップでもお世話になり、10月12日(土)の初ガイドでは見事にアオリイカを釣りあげました。

坂口さんからは、「アオリを釣りあげた瞬間のお客様の笑顔が最高で、私にとっても大きな喜びです。これからも多くの笑顔に出会えるようキャプテンとして頑張ります」との言葉をいただきました。

夢が叶う瞬間、素晴らしいですね。これからも素敵なガイド船になることを期待しています!

S Fishing Guide Service(提供:TSURINEWSライター・宮野伸一)

船中でコウイカやアオリヒット

前日の大雨で海況が心配されましたが、当日は晴天に恵まれたティップラン日和。僕は、なつきち(森田菜月さん)を含めた6名のアングラーで釣船屋たにぐちさんの智嘉丸に乗船、他の2船が沖を目指す中、湾内の浅めの定番ポイントでスタートフィッシング。

すると同船者にヒット!上がってきたのはコウイカです。他船でもコウイカが釣れているようです。

コウイカがヒット(提供:TSURINEWSライター・宮野伸一)

コウイカヒットの後すぐにアオリイカがヒット!ヒットエギはヤマシタエギ王K軍艦グリーンでした。先週の五ケ所湾でもよくヒットしたヤマシタエギ王K軍艦グリーン。この日もよくアタリました。

アオリイカも好調だった(提供:TSURINEWSライター・宮野伸一)

後半は湾外のやや水深がある有力ポイントでティップランを楽しむことにしました。10月とは思えない暑さの中、しゃくり続けていると、みよしでヒット!なかなかのサイズのアオリイカが揚がりました。

順調にアオリイカが釣れる(提供:TSURINEWSライター・宮野伸一)

なつきちが良型のアオリを手中

ふと、なつきちを見ると少ししょんぼりした表情を浮かべています。

「残り3分あるよ!まだまだ大丈夫!」

と励ましの声をかけ、船長の終了合図の直前に再びなつきちを見ると、彼女のロッドが大きく曲がっています。

さすがミラクルなっちゃん!なつきちカップの最後の一杯を、まるでドラマのように見事に決めてくれました。

終了間際に仕留めたアオリイカ(提供:TSURINEWSライター・宮野伸一)

他の2船はポツリポツリと拾い釣りの展開となり、全体的に厳しい釣果に終わりましたが、「第1回ティップランエギングなつきちカップ」は大いに盛り上がりました。

表彰式とじゃんけん大会

競技終了の12時に沖上がりし、会場を花丸カフェに移してランチを楽しみながら表彰式とじゃんけん大会で盛り上がりました。

花丸カフェでランチ(提供:TSURINEWSライター・宮野伸一)

優勝は3杯釣られた智嘉丸の岡部さん、2位は同じく智嘉丸の中瀬さん。そして3位は私…と言いたいところですが、2位以下は2杯同士でじゃんけんで決着しました!

優勝者の表彰(提供:TSURINEWSライター・宮野伸一)

主催者として3位はじゃんけん大会にまわし、見事勝利した諏訪さんに贈られました。その他にも船中トップ賞やビッグスクイッド賞など、多彩な表彰が行われました。

じゃんけん大会の様子(提供:TSURINEWSライター・宮野伸一)

初めて五ヶ所湾で主催したこのイベントも、皆様のおかげで事故なく無事に終えることができました。

ご参加いただいた皆様、各船長様、イベントスポンサー様、本当にありがとうございました。

大会翌日もティップランへ

なつきちカップの翌日も五ヶ所湾でティップランエギングを楽しみました。続いては五ヶ所湾ティップランDAY2の実釣風景や爆風ティップラン時におけるワンポイントなどをご紹介します。

・天候:曇り
・海況:強風・小波・中潮 上潮

前日の午後から強風が続き、宿でさえ風の音で目が覚めるほど。当日6時、万全の装備で出船しました。アングラーはなつきち(森田菜月さん)や沖縄の釣船「寄宮」の船長、タイソンこと末吉さんら愉快なメンバー!今回も釣船屋たにぐちさんのチャーター便です。

2日目のティップラン釣行(提供:TSURINEWSライター・宮野伸一)

釣行開始

風が強く、30gのシンカーをつけたヤマシタエギ王K軍艦グリーンでチャレンジ。船が流れる方向にキャストしても、流れが速く一瞬で底を取るのがやっと。

それでもしゃくり続け、エギを止めた瞬間、ティップが一瞬入ってヒット!ファーストヒットは僕がいただきました。ヒットエギはヤマシタエギ王K軍艦グリーン3.5号!

続いて、みよしのT.T.F.C松尾さんにもヒット!彼はクレイジーオーシャン ティップランナー響 パープル3.5号で次々とアオリイカをかけています。

良型のアオリイカが釣れた(提供:TSURINEWSライター・宮野伸一)

船中で連続ヒット

後半も爆風の中、釣りづらい状況が続きますが、松尾さんをはじめとするゲストたちは次々とヒット。

僕も負けじとエギを落とし、しゃくった瞬間に大物がかかりドラグが一瞬出る!まさに今日一のサイズ。さらに5連続ヒットで船中が盛り上がる中、焦るタイソンがヒットするも痛恨のバラシ。

沖縄流ティップランテクニック炸裂

後半、タイソンは何度もチャレンジし、ようやくヒット!ミヨシでも松尾さんがヒットし、2連続ヒットが続きます。最後にタイソンがもう1杯かけるも途中でバラシ。しかし、すぐにフォローを入れて見事に仕留める沖縄流テクニックが炸裂しました!

沖縄流テクニックで本命手中(提供:TSURINEWSライター・宮野伸一)

12時過ぎに風がさらに強まり、ストップフィッシング。僕の釣果はキロアップサイズ2杯、トップは松尾さんでキロアップ含め5杯、最終釣果は船中13杯と大満足の釣行でした。

谷口船長、そして乗船いただいた皆様、ありがとうございました。

船中トップの松尾さん(提供:TSURINEWSライター・宮野伸一)

爆風ティップランのポイント

強風の中でも、一瞬風が緩むタイミングや風向きの変化を狙ってエギを落とせば、通常のティップランエギングが可能です。また、トモやミヨシの釣座からは流れに沿ってキャストし、着底させると安定したティップランが成立します。このようなテクニックで爆風時でも心折れずに楽しめます。

五ケ所湾のティップランは今が旬

三重県、南伊勢町、五ケ所湾のティップランエギングは今が旬。日ムラはありますが10月中旬で早くもキロアップが釣れだしています。良い群れにあたれば連続ヒットもあり楽しめます。

皆さんもぜひ風光明媚な五ケ所湾でティップランエギングを楽しんでください。

五ケ所湾のティップランを楽しもう(提供:TSURINEWSライター・宮野伸一)

<宮野伸一/TSURINEWSライター>

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