ドラフト育成1位の関根学園池田捕手にソフトバンクが指名あいさつ 「強肩生かして頂を目指して」
プロ野球のドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスから育成1位で指名された新潟県上越市の関根学園高校3年、池田栞太捕手(18)が2025年10月30日、同市大貫1の同校で球団の指名あいさつを受けた。ソフトバンクのスカウトは「スローイング精度は高校生の中でもトップランク。強肩を生かしてほしい」と話した。
《画像:ソフトバンクの松本輝アマスカウト(左)、福山龍太郎アマスカウトチーフ(右)から指名あいさつを受けた池田捕手》
池田捕手は同校の西嶋俊文教頭、野球部の安川巧塁監督と共に、球団の福山龍太郎アマスカウトチーフ、担当の松本輝アマスカウトの2人と面会した。
福山アマスカウトチーフは池田捕手に対し、「YouTubeに指名の瞬間やインタビューがあり、非常にしっかりとした受け答えで好印象だった。うちには城島(健司)CBO(チーフベースボールオフィサー)をはじめ、いいキャッチャーがたくさんいて、一歩一歩前進できる環境がある。頂は高いが頑張ってください」と声を掛けた。
《画像:福山アマスカウトチーフ(右)から指名のあいさつを受けた》
池田捕手は「指名していただいたと改めて実感した。肩を評価してもらいうれしい」と話し、「一番下の年齢なので、泥臭く何が何でもという気持ちでやっていきたい。城島さんのように打てて、守れる選手になれるように、まずは支配下登録をしてもらえるよう頑張りたい」とプロでの決意を新たにしていた。
《画像:「泥臭く何が何でもという気持ちでやる」とプロでの決意を語った池田捕手》
池田捕手は両スカウトからドラフト会議当日のIDカードや同球団の王貞治会長、小久保裕紀監督、城島CBOのサインボールを受け取ると、松本アマスカウトから帽子をかぶせてもらい、報道陣の記念撮影に応じた。
福山アマスカウトチーフは、池田捕手の評価点としてフットワークの良さやスローイング精度、二塁送球タイムが1秒8というスローイングタイムを挙げた上で、人柄も評価。「高校生でしっかりとしゃべれる子は長生きし、プロで活躍する要素の一つ」とした。そして「体作りをしっかりやって、ワンランク、ツーランク上の肩の力や打撃の飛距離を付けながら、3軍で実践を積むカリキュラムを組んでいきたい」と育成方針を示した。
チームは日本シリーズで阪神に3連勝し、5年ぶり12度目の日本一に王手をかけている。日本シリーズを見ているという池田捕手は、自身も一員となる球団について「とにかく強い」と話した。
入団発表は福岡で12月8日に行われる予定。
