『グランド・イリュージョン3』予告編が米公開 ─ フォー・ホースメン完全復活、超絶トリック再び
観るものの目を欺く華麗なトリックで大人気を博した『グランド・イリュージョン』シリーズ待望の第3作となる最新作『Now You See Me: Now You Don’t(原題)』より、初の予告編映像が米公開された。
世界最高のイリュージョニスト集団、フォー・ホースメンが完全復活。予告編のノリも、2010年代の雰囲気を纏っているようだ。
「マジックの世界では、消えたものというのは再び現れるんだ」。フォー・ホースメンのリーダー、J・ダニエル・アトラスは「戻ってきたぞ!」と宣言。すると、メンバーの4人の姿がボスコという名の1人の青年に吸い込まれていく「マジックを見たい人?」
実はこの青年、フォー・ホースメンの後継者を騙って金儲けをしていたようだ。「フォー・ホースメンも鼻が高いはずだ。俺のアトラスは完璧だった」と、ボスコは仲間たちと稼いだ金を数えている。そこに現れたのは、本物のアトラスだ。「僕が評価してやろう」。
自分の名を騙って詐欺まがいのショーを行なっていたボスコたちに、アトラスはミッションを託す。「タロットによると、なぜだか君たちが必要らしいんだ」「ホースメンの他のメンバーはどうした?」「他のメンバーは死んだ」「えっ、どういうこと?」「いやいや、僕にとっては死んだも同然ってことだよ」。
何やらホースメンに頼ることができない事情のアトラスは、史上最高価値を誇るハート型のダイヤモンドを盗み出す任務にボスコたちを同行させる。ヴァンダーバーグスという名の女が長年にわたって武器商人や密売人にダイヤモンドを売り捌き、犯罪組織の資金洗浄に加担していた。この悪事を止めるため、彼女が持つハート型ダイヤモンドを盗み出すという作戦だ。
パーティー会場に忍び込んだアトラスは彼女の元からダイヤを奪ってみせると、その場は大騒動に。すると、フォー・ホースメンのオリジナル・メンバーであるジャック・ワイルダーやヘンリー・リーブス、メリット・マッキニーが続々と登場し、事態を収めていく。さらには、モーガン・フリーマンが演じるサディアス・ブラッドリーも再登場し、ホースメンとの再会を喜ぶ。
8人の新旧マジシャンチームが合流すると、彼らは国際犯罪ネットワークを食い止める任務へと挑んでいく。果たして、彼らのトリックは悪を欺くことができるのか?世界最高のイリュージョンに、観客はまたも魅了されることになる。
J・ダニエル・アトラス役のジェシー・アイゼンバーグ、メリット・マッキニー役のウディ・ハレルソン、ジャック・ワイルダー役のデイヴ・フランコ、ヘンリー・リーブス役のアイラ・フィッシャーが全員復帰。マジックの種明かしをする老マジシャン、サディアス・ブラッドリー役のモーガン・フリーマンも復帰する。
監督は『ゾンビランド』シリーズなどでアイゼンバーグと仕事を共にしたルーベン・フライシャー。新キャストとして、『名探偵ピカチュウ』(2019)のジャスティス・スミス、『バービー』(2023)のアリアナ・グリーンブラット、『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』(2024)のドミニク・セッサ、『ゴーン・ガール』(2014)のロザムンド・パイクが参戦。脚本は『アメリカン・ハッスル』(2013)のエリック・ウォーレン・シンガー、『レゴバットマン ザ・ムービー』(2017)のセス・グレアム=スミス、『ハンガー・ゲーム0』(2023)のレスリー・スミスが執筆した。
すでに第4作の製作も決定済み。第3作のルーベン・フライシャー監督が4作目も連続で手がける。「本作を監督するのは、私のキャリアの中でも特に楽しかったです。強盗映画とマジックという、僕が大好きな二つの要素の組み合わせです。素晴らしいキャストたちとの仕事も本当に魔法のようでした」と喜んでいる。
『グランド・イリュージョン3(原題:Now You See Me: Now You Don’t)』は2025年11月14日US公開予定。日本公開は未定。