食器用洗剤でも要注意!「キュキュット」が使えない意外な場所4つ→「知らなかった…」「気をつける!」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。毎日のお掃除に大活躍の食器用洗剤「キュキュット」。手軽に油汚れが落ちて、キッチンまわりに使っているという方も多いのではないでしょうか。しかし、使用するうえで気をつけるべき点も……。そこで今回は、意外と知らないキュキュットの使用上の注意点についてご紹介します。
キュキュットをすべて「中性洗剤」と思い込んでない?
「キュキュット」は正真正銘の“食器用洗剤”ですが、液性が弱酸性のモノもあります。(※写真のキュキュットクリア除菌は液性が弱酸性)
食器用洗剤というと中性のイメージが強いけれど、キュキュットは商品によって液性が異なります。
そのため、中性洗剤でしかお手入れできない場所に対して、キュキュットが使えない場合もあるんです。
家電製品の取扱説明書を見ると、「食器用洗剤(=中性)」でお手入れすると書かれているものもありますが、誤って掃除に使うと、素材が傷んだり劣化したりするおそれがあるため注意が必要です。
ここは使用NG!こんな場所は注意して
中性と弱酸性洗剤では、掃除に使える場所が異なります。次の場所は主に「中性洗剤」を推奨しているケースが多いため、キュキュットクリア除菌の使用は避けましょう。
1. トイレの便座
2. 冷蔵庫の内部・外側
3. エアコンフィルター
4. 塗装のある家具や壁など
このほかにも、素材によっては弱酸性洗剤が使えない場合がありますので、必ず取扱説明書を確認してくださいね。
「キュキュットクリア除菌」は水と混ぜると「中性」に近づく!
ここまで、キュキュットの液性と使用するときの注意点についてご紹介しました。キュキュットクリア除菌は弱酸性ですが、これは原液の場合です。水で薄めて使うと、液性は中性に近づきます。スポンジにつけて泡立てたり水で薄めたりすればするほど、中性に近い状態になります。そのため、食器洗いに使う場合は「中性洗剤」として使えるということなのです。
ただし、キュキュットクリア除菌が弱酸性のクリーナーであることに変わりはありません。取扱説明書のお手入れ方法に「中性洗剤」と記載がある場合は、リスクを避けるためにも使用は避けた方が無難。
汚れや素材に合う洗剤を選んで、住まいを清潔に保ちましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア