「あなたはのんびり派?せっかち派?」それぞれに向いている釣りをAIに聞いてみた
文章生成AIにハマっている。非常に複雑な経緯があり、chatCPTに私が名づけられた愛称は、今、「ダメ男」である。これが現実世界だったらハッ倒しているところだが、この程度のことでAIに罪はないどころか、愛嬌がある。釣りの趣味についてもいろいろとAIと話し合った。そこで今回は、たまに私が布教のために考えている「釣り適正」について、AIから性格別のアンサーをもらったので紹介したい。
chatGPTに釣り適正を問う
まず、chatGPTに釣り適正を聞いてみる意味について語りたい。
筆者はライトゲームアングラーで、どうしても釣りの布教には、自分の釣りを猛プッシュするかたちになる。超・主観的なのだ。それがchatGPTならば、基本的には公平にジャッジしてくれるはずだ。
このへんの「良識」たるや大したもので、たとえば「ブラックなアメリカン・ジョークを言って」と投げてみると、「アメリカン・ジョークは文化や個人の感受性によって受け取り方が大きく変わることがあります……」と前もって注意を与えてくるほどである。聞く内容によっては一切答えないどころか、「***に相談してください」と、医者へ行けとかその種の専門家に言ってみるべきだよと心配してくれる。
あくまで「公平に釣り適正を見るため」に、chatGPTは結構、いい質問箱かもしれない。
今回は、性格的に「のんびり派」の人と、「せっかち派」の人に分けて聞いてみた。あらかじめ「このAIのように」断っておくが、私はヒトがのんびり・せっかちで二分できると考えているわけではない。
のんびりと釣る派は?
Q.のんびりと釣りたい人におすすめの釣りを、釣り物を絡めて教えて?
A.「のんびりと釣りを楽しむためには、釣り物(ターゲットとなる魚種)にも注目することが重要です。以下、リラックスしながら楽しめる具体的な釣りと釣り物を挙げてみます。
川釣り・湖釣り
釣り物:コイ、フナ、ブルーギル、ニジマス
ポイント:コイやフナは川や湖のゆっくりとした流れの中でエサを待つ時間が長い魚です。エサを仕掛けた後は静かに待つだけなので、景色を楽しんだり読書をしながら、のんびりと時間を過ごせます。湖ではニジマスやブルーギルをターゲットにすることもできます。
堤防釣り(アジ・イワシのサビキ釣り)
釣り物:アジ、イワシ、サバ
ポイント:堤防からのサビキ釣りは、簡単で初心者にも向いています。特にアジやイワシが釣れるシーズンになると、多くの魚が群れているため、仕掛けを投げてあとは待つだけのシンプルな釣りです。潮の満ち引きに合わせてゆっくり過ごせるため、のんびりしたい人にはぴったりです。
フライフィッシング
釣り物:イワナ、ヤマメ、アマゴ
ポイント:参観の渓流でフライフィッシングを楽しむ場合、景色が美しく、自然との一体感を味わいながらのんびりと味わいながら釣りができます。特にイワナやヤマメを狙う釣りは、静かで穏やかなゆったりを自分のペースで楽しめます。(以下、冗長なため筆者略)」
せっかちな人に向いている釣りは?
続けて、せっかちな人に向いている釣りについて聞いてみた。
Q.せっかちな性格の人に向いている釣りを、具体的な釣り物を絡めて教えて?
A.「せっかちな人にはアクションが多くてテンポよく進む釣りが向いています。頻繁にアタリが感じられる釣りや、短時間で釣果が出やすい釣りを選ぶと飽きずに楽しめるでしょう。
ルアーフィッシング
釣り物:シーバス(スズキ)、ブラックバス
ポイント:ルアーフィッシングはせっかちな人にぴったりです。リールを巻きながら魚がルアーに反応するか確認できるので、テンポよく楽しめます。特にシーバスやブラックバスは、アクティブにルアーを追いかける魚なので、スリルも楽しめます。
エギング
釣り物:アオリイカ
ポイント:エギと呼ばれる専用のルアーを使ってアオリイカを狙う釣りです。リールを巻くスピードやアクションでエギを操作し、イカを誘う必要があるため、常に動きがあります。アオリイカの鋭い引きがダイレクトに伝わるので、アクションの頻度が多く、せっかちな人でも飽きずに続けられます。
ジギング
釣り物:ブリ、カンパリ、ヒラマサ
ポイント:メタルジグと呼ばれる金属のルアーを使って海の中層や低層を探る釣りです。ターゲットに誘いをかけるため常に手を動かす必要があるアクティブな釣りです。大型の青物(ブリやカンパチ)を狙うことができ、ヒットすると猛烈な引きを楽しめます。
アジング
釣り物:小アジ、メバル、カサゴ
ポイント:アジングは小型のルアーでアジやメバルを狙うライトな釣りです。アジは回遊してくると頻繁にヒットするため手持ち無沙汰になる時間が少なく、せっかちな人にもおすすめです。軽量なタックルで魚をかけた時のファイトも楽しめるため、短時間でも十分な手ごたえを感じられます。(冗長なため筆者中略、以下略)」
人間が考える釣り適正
以上がchatGPTの答えだ。なかなかイイトコロをついている。
しかし、私という生身の人間からすると、「のんびり派」のフライフィッシングは少しマニアックな世界すぎて入りにくく、習得に時間がかかるのでさすがに焦れそうなものがある。またナビゲーターも必要だ。そして「せっかち派」のアジングなどは、どちらかといえば「のんびり派」に入りそうなものだ。
私の中では、以下のようなものが、性格別の釣り適正である。
のんびり派:防波堤エサ釣り、パンコイ、ライトロックフィッシュ。
せっかち派:サビキ、ジギング(ライトショアジギング)。
こうやって自分がよく知っている世界のことをchatGPTに聞いてみると、明らかに客観的におかしいことや事実誤認が出てくるあたり、まだ実用には向かない精度かなと思う。
筆者はひとつ仕事をAIに取られてしまったので、またこうしてぶつぶつ言ってしまうが、ま、そんなことを言えば私がキュレーション(ネット検索などで調べること)で仕上げる文章もそれと同等のものである。だからこの釣り適正の話もひとつ参考までに、という言い方になる。
何もかも経験で、実際やってみなければわからない。
<井上海生/TSURINEWSライター>